ジェームズ・クック

  • イギリスの探検家、船長。キャプテン・クックの愛称で知られる。

  • 世界周航に先立つ1755年(W)からのフレンチ・アンド・インディアン戦争において、
   イギリス軍がカナダに上陸する際に活躍した。
   彼が後に探検航海に抜擢されたのも、この時の活躍が理由の一つだったとか。

   乗船はエンデヴァー号
   この航海には、後に著名な博物学者・植物学者となるジョゼフ・バンクスも同乗していた。

  • 第一回世界周航は、様々な動植物の知見の他、太陽面の金星通過を観測し地球と太陽の距離を観測する目的も持っていた。
   タヒチ島にて、この観測に成功している。



   この翌年、1773年(W)1月、人類史上初めて南極圏を横断。南緯71度11分に達する。
   ただし、この時南極大陸の海岸線が大きく窪んだ辺りであったため、南極大陸発見には至らず。

   しかし、1779年(W)、ハワイ島に立ち寄った際、地元住民とのトラブルで死去。
   最初訪れた際は現地の神とみなされて歓待されたが、一度立ち去った後再び機械の故障のため戻ったところ
   今度は神聖視されず、トラブル発生の末殺害されたと見られる。


      参考文献

『想像力の地球旅行』荒俣宏

国立科学博物館「大英自然史博物館展」図録

最終更新:2017年05月22日 17:45