【タイ語でGO?-東北タイ・イサーンの旅】
第5話)ムクダーハーンの不思議なタワー

《タイ旅行記|ウドンターニー|ナコンパノム|ムクダーハーン|ウボンラーチャターニー》

ナコンパノムからバスでムクダーハーンという街に移動する。ここもナコーンパノムと同じくメコン河を挟んだラオス国境の街だが、こちらのほうが街としての規模が大きい。河岸には隣国ラオスはもちろん、ベトナム、中国の品々が集まるインドシナ・マーケットがある。いかがわしい漢方薬や変ちくりんな農産物も売られている活気ある市場だ。そして、聞いたことあるような、ないような、怪しげな家電ブランドの宝庫だ。SUNWAYのラジカセ、KADIO社の時計S-SHOCK、等々。。。

さて、街中をふらふらしていると、緑と土に囲まれたこの街に不釣合いな、超近代的な塔が遠くに見えた。展望台のようにも見える。僕はそちらの方に向かって歩いてみたが全然近づけない。2~3キロは先のようだ。なのに街中から見えるということは、相当大きな物体である。

ムクダーハーンの不思議なタワー
遠くに巨大な塔?

僕は3輪タクシーを捕まえ、行ってみることにした。こんな建物ならガイドブックに載っていそうなものだが、生憎、僕のガイドブックには何の記述もない。新名所発見か?

やがて物体の全容が見えてきた。こっこれは、、、忽然と表れたのは東京のド真中にあってもおかしくないほどモダンなタワーであった。周辺の緑の大地のなかで異様な違和感を放ちまくっている。高さは70Mはあろうか。巨大な展望台だ。

ムクダーハーンの不思議なタワー
不思議なタワーが出現!

だが観光施設にしてはやたら坊さんが多い。新興宗教の施設かなぁぁぁ。

入場券を買って中に入る。クーラーがギンギンに効いていて心地よい。エレベーターで最上階の展望台へ一気に上ると、メコン河を360度見渡せる素晴らしい眺望が待っていた。対岸のラオスもよーく見渡せる。

それにしても何故こんな田舎にこーんなモダンなタワーを作ったのだろう。第一資金は誰が出したのだ?ともかく19世紀にいきなり21世紀が出現したような感じだ。違和感という言葉はまさにこの展望台のためにあるといっても過言ではない。

★まったくタイ人の考えることはよくわからん!

見晴らしのよいパノラマを満喫した後、エレベーターで下に降りようとしたその時、職員が声をかけてきた。

 職員:「おまえ、この上にも行ってみろ。」
 僕 :「上? まだあるの?」
 職員:「おお、ここから行ってみろ。」

職員は螺旋階段の入り口を指差した。何か貴重な物があるに違いない。僕は期待に胸を膨らませつつ螺旋階段を登って行った。

最上階に達し、辺りを見回す。すると、そこに鎮座あそばされていたのは、、、、『仏様』であった。

タワー内のお坊様
タワーの最上階には、、、

★まことにタイ人の考えることはわかりやすい!

(続く)


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最終更新:2016年08月26日 21:53