【海鮮王国・済州を行く】
第4話)サンマ1匹巻いたらはみ出ちゃいました寿司!!

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始興(シフン)から表善(ピョソン)でバスを乗り換え、城邑(ソンウプ)の民俗村を訪れる。

城邑(ソンウプ)民俗村
城邑(ソンウプ)の民俗村

その後、西帰浦(ソギッポ)に戻ると、陽はとっぷりと暮れかけていた。

  さて今夜の晩餐は何にしようか?

そこで前日、西帰浦(ソギッポ)の市場を散策した際に気になった店の看板を思い出した。

それは巻き寿司の看板であったが、サンマ一匹を丸ごと巻いてあり、しかも尻尾と頭がはみ出てる奇想天外なシロモノであった。

サンマ一匹丸ごと寿司の看板
サンマ一匹丸ごと寿司の看板

よし、今夜はそこに挑戦だ。

市場の西外れに目当ての店を再発見。言葉が通じないのでスマホで看板の「サンマ1匹巻いたらはみ出ちゃいました寿司」を撮り、店員に「これが食べたい」と伝えると何とか通じたようであった。

小鉢一個のキムチとともに「はみ出ちゃいました寿司」がやってきた。

さてさて、このサンマ寿司。焼きサンマの身が暖かいご飯とともにゴマ油の効いた海苔で巻かれ、大変香ばしい。しかもサンマの身は丁寧に骨抜きされており、少しも硬いものを感じさせない。意外性に富んだ大変上品な味わいだ。

サンマ1匹巻いたらはみ出ちゃいました寿司
サンマ1匹巻いたらはみ出ちゃいました寿司―その身は丁寧に骨抜きされている。

しかし、巻き寿司一品とキムチ一皿だけではいかにもさびしい。もう何品か頼もう。

 「Do you have an English or Japanese menu ?」

 「Sorry No」

ありゃりゃハングル ・メニューしかないのか。これでは何が何だか分からんぞ。

しかしメニューの名前は分からないが、そこにある値段だけは分かる。サンマ寿司だけ写真付きメニューなので3千ウォン(約210円…安い!!)だと判るがのか。それ以外はハングルの料理名の羅列で、いずれも3~6万ウォン(約2~4千円)と一桁価格帯が違ってる。もう少しリーズナブルな料理はないのかい?

なにやらメニューで苦しんでいるのを察知した店員が日本語の分かる人を連れてきた。

「この店は刺身店です。生簀の魚を刺身にします。ヒラメ一匹6万ウォン(約4千円)で、他に料理たくさん付いてきます。」


なるほど、活魚一匹をさばくからこういう価格になってしまうのか。それはそれで納得できるが、よくよく回りを見渡してみるとほとんど4人以上の団体客ばかりではないか。

魚一匹さばいて、盛りだくさんの副菜がついたらとても一人で食べきれるものではない。この店は大人数で来るのが基本なのだ。例のサンマ寿司は、副菜のオプションとして用意されているに過ぎない。

 「サバの刺身はいかがですか?でも一匹さばくので3万ウォン(約2千円)です。」

そう言われても、一人で食べきれる量でないことは明白だ。

 「御免なさい。お店を間違えました。」

言葉や習慣の違う外国人なのだから許しておくれ。僕は刺身店で刺身を頼まず、3千ウォン(約210円)の巻き寿司分だけ払って出てきてしまった。国内で例えるなら、焼肉屋に入ってサンチュの葉だけ頼んで出てきたようなもので、なんともばつが悪い。

ウジョン刺身店
巻き寿司一本だけで出てきてしまったお刺身店

ともかく、海鮮王国・済州において、ソロツーリストが刺身を味わうことには非常に困難がともなうという定理が導きだされた。その対策として、己の胃袋能力を二人分以上にバージョンアップさせるか、昼メシを食わないというオプションが考えられる。しかし、そのどちらも僕には実行できそうにない。

嗚呼、お刺身食べたいよ~!!

(続く)


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