【宮古島旅行記/年越しは宮古島で!!】
第4話)島のグルメと三線ライブ

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中心街・平良には安くて美味しいてんぷら屋さんがあると聞いていた。その店では食事だけでなく、テイクアウトもでき、よく中高生がおやつに買いにいくというので行ってみた。

うわさのお店は「くになか食堂」。店の奥ではおばちゃんたちがせっせと揚げ物と格闘していた。店の外からもいい匂いが漂ってくる。

てんぷら100円の「くになか食堂」
てんぷら100円の「くになか食堂」

四個で100円と激安のてんぷらは、魚・イカ・野菜x2でワンセット。本土で言うてんぷらと少し違って、ここのは衣の厚いフリッターだ。揚げたてのアツアツはとても旨い。島のおやつナンバーワン!!

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また宮古島には2000円~2500円で食べ放題・飲み放題の店がたくさんある。食べ放題だけでなく、飲み放題が付いてこの値段は東京ではありえない話だ。

2000円食べ放題・飲み放題の店「花ちゃん」
2000円食べ放題・飲み放題の店「花ちゃん」

でも、オイラはそんなにたくさん飲まないから、オトーリ・カード保持者には飲む分が少ない分、特典としてもう少し割引してくれるとうれしいのだが、、、

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さて、数多ある宮古のレストランの中から、郷家(ごうや)という三線ライブの店に行ってみることにした。この店、実はどんなガイドブックにも載っている島一番の有名店だ。普段は旅行本を鵜呑みにするのは何かに負けたような気がして避けがちなのだが、今回はOゴエ旅行でもらった特典チケットがあったので、もったいないから使ってみることにした。

三線ライブ郷土レストラン「郷家」
三線ライブの郷土レストラン「郷家」

8時過ぎに店に入ると、さすが有名店ほぼ満席だ。

「すいません、今日はもうお出しできないメニューがありますがよろしいですか?」ときたが、さすがに本日のオススメ料理はあるとのことなので、よしとしよう。

席に着くと三線ライブはもう始まっていた。伸びやかな沖縄民謡の演奏の合間にトークが加わる。

「お客さんどこからですか?」とマイクを向けた先は外人客。インターナショナルに有名なのか、この店は。

日本語の質問にもかかわらず「Ohio(オハイオ)」とこの外人家族は応えた。多少の日本語が分かるということは米軍関係者であろうか?

 「はい、オハイオ州からですね。こちらのお客さんは?」

 「大阪!」

 「はい、大阪 "州" からようこそ」(ベタなギャグにも場内爆笑)

と、客席とステージが近くなってゆく。

演奏が再開され、沖縄音楽の諧調に乗って三線の音が鳴り響く。

 ♪~ ハイヤ~、ハイヤ~。  オハイオ州から、こんにちは ♪~
 ♪~ 大阪州から、こんにちは 世界中から、こんにちは ♪~

即興の歌が続き、手拍子が鳴り響く。気づくと店員さんが皆周りで踊っている。釣られて客も手拍子をしながら総立ちに。

外人も大阪人も、皆輪になり踊っている
外人も大阪人も、みんな輪になり踊っている

そしていつしか、外人家族も大阪人も、中には腰の曲がったおばあちゃんまで、手を振り、輪になって店内をぐるぐる踊り歩いているではないか。


伝説の三線ライブ郷土レストラン「郷家」。そこには不思議なパワーが渦巻いていた。

(続く)


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最終更新:2016年08月26日 22:11