【やっぱりボラれた-ベトナム旅行記】
第8話)ベトナム料理万歳!
||ベトナム旅行記|ハノイ|フエ|ホイアン||
ベトナムは食べ物が美味しい。今日のベトナムブームを支えている一端はその食文化にあると言っても過言ではない。
●甘いCHE(チェ)の誘惑
市場や街中でCHE(チェ)という看板をよく目にする。CHEとは要するにかき氷みたいなデザートである。普段日本で、あまり甘いものは食べないのだが、歩き回って喉が乾くと、甘くて冷たいものが欲しくなる。CHEの看板を見つけるたびにいろいろな味を楽しませてもらったが、実はこのCHE、お店の数だけ、あらゆるバリエーションがあって、結構奥が深いのだ。
ポピュラーなのが、小豆や白豆、それから甘く煮た芋類のCHE。市場などではフルーツのCHEも楽しめる。それもドライフルーツとフレッシュフルーツの混ざり具合が絶妙だったりするので侮れない。得体の知れないゼリーみたいなのやら、そしてこれやあれののミックスやらetc... これらの具をガラスのコップに半分ほど入れ、その上に氷をぶっ掛け、かき混ぜて食べる、これがCHEである。無限の味と食感のバリエーションが楽しめるゾ。
ところで、CHEとはかき氷の総称と思っていたら、実はとんでもないCHEもあったのだ。暖かいCHEである。これはハノイの旧市街で見かけたのだが、黒ごま餡の入ったお餅のCHEである。これを暖かいシロップに入れていただく。刻んだ生姜が入っているのがミソで、品のいい甘味に清涼感が加わる。これはすごくいける!
でも、こうなってくるとCHEとはどう定義していいのか分らなくなってくる。かき氷もCHEだし、暖かいのもCHEだ。専門家の研究成果が待たれるところだ。
そして、CHEの店にはもうひとつ大きな魅力がある。この手の甘味店には当然女の子がたくさん集まってくるので目の保養に大変よろしい。(僕がしょっちゅうCHEの店に行ってたのは、本当はこれが理由だなんて口が裂けても言えません。)
●生ギョーザ
ベトナム料理といえば生春巻。しかし、ベトナムには生ギョーザもあるのは知らなかった。 僕はハノイの市場の屋台で初めてこれを見つけた。姿形は正にギョーザ、でも皮が透き通っていて、中からのぞく小海老の赤がとても食欲をそそる。
さっそく注文すると、おばちゃんははさみを取り出して、生ギョーザを5~6コ、ぶちぶち半分に切ってお椀に盛る。そこへたっぷりの香草を加え、タレを付けていただく。
プルっとした皮と、海老のプリプリ感、そして香草の香り。生春巻も美味しいけど、生ギョーザもイけてるよ。(でもこの料理、名前はなんて言うのだろうか?)
●ベトナムの麺
ベトナムの麺は米から作られる。ベトナム人は炊いた米よりも、麺にして米を食べるほうが多いのではと思えるくらいだ。だって、日本ならご飯が出てくるような場面に、麺の出番が多いのだから。
むろん汁ソバ類も豊富である。フォーと呼ばれる麺料理はベトナムのどこでも見かける。これをいただくときは、麺と同じくらいかそれ以上のモヤシと生ハーブを山盛り加え、ライムをかけて食べる。時々、麺を食べてるのか、サラダを食べているのか分らなくなるが、とても美味しい。日本では生ハーブが高価まので、こんな食べ方できないけど、ベトナムではその辺にいっぱい生えてるからついついバンバン入れてしまう。
こんなヘルシーなものを食べつづけてるからだろうか。ベトナムの女の子のウエストはとーても細くてきれいだ。ああベトナム料理万歳!
最終更新:2016年08月19日 00:12