【初めてのアフリカ-セネガルの旅】
第7話)ダカールのミュージックシーン

《セネガル旅行記|ダカール|チエス|エールアフリック》

西アフリカは音楽の宝庫、とりわけダカールは充実しているという。僕はぜひともアフリカ音楽のライブを体験してみたいと思っていた。

セネガル音楽の巨人、ユッスー・ンドゥール

ダカールの街中をふらついていたときのことである。黒人の小僧からチラシを手渡された。何だろう?と思うと TOP50 という名のバーの広告であった。なんでもチラシを持っていくとドリンク1杯フリーになるそうだ。

で、早速夜に行ってみた。

入り口にはこわ持てのニーチャンたちがたむろして、手招きしていた。

 僕    :「ここはなんですか?」
 ニーチャン:「アフリカンミュージックが聞けるんだぜ。」
 僕    :「おお、そうか」

 ニーチャン:「きれいなネーチャンもいっぱいいるぞ。」
 僕    :「そっ、それは トレビアン!」

さっそく中に入ろうとすると。。。

 ニーチャン:「ノン。」
 僕    :「えっ!」

 ニーチャン:「ノン。」
 僕    :「えっ!」

 ニーチャン:「お前は駄目だ!中には入れない。」
 僕    :「どーして!」

 ニーチャン:「お前の格好では駄目だ。」

(確かに僕は短パン半袖と軽装であった。少々薄汚れていたのは否定できないが。。。)

 ニーチャン:「ここはクールなところなんだ!」

なんと、アフリカくんだりのトレンドスポットで僕は入場拒否にあってしまった。なんともトホホな話しである。情けない(泣)。

仕方なく別の適当なナイトクラブに行ってみた。でも、そこはミュージックビデオが流れているだけでライブは無し。怪しげなオネーチャンたちがドリンク驕れとうるさいので、そそくさと退散した。

次の日、宿の兄ちゃんにライブの聞けるクラブを教えてもらった。

Fouquet'sというパリの名門カフェと同じ名前のその店では23:00過ぎからライブが始まる。はじめは酔っ払いのニーチャンが一人踊り狂っていただけであったが。0:00を過ぎるとかなり盛り上がってきた。

今日のバンドはラテンチックなレパートリーが得意なようだ。映画「ブエナビスタソシアルクラブ」のバンドのようでカッコいい。1:00を過ぎる頃には着飾った現地の人でいっぱいになる。結構年配の人も多い。アフリカ人は本当にダンスと音楽が好きだ。100貫デブというより200貫デブのオバチャンたちが楽しいそうに腰を振ってたゾ。

純粋なアフリカンポップではなかったのちょっと残念だったけど、ダカールのミュージックシーンのさわりを楽しんで、ホテルに戻った。

本当は大物アフリカンミュージシャンのコンサートに行きたかったのだけど、きちんと時期を調べないとダメなようだ。ちょっぴり残念でもあった。

(続く)


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最終更新:2016年08月27日 16:22