【暑くて、熱い。ミャンマー・オカマ祭】
第2話)ミャンマーのガイドにハズレはない

||ミャンマー旅行記|ヤンゴン|マンダレー|タウンビョン||

バンコクから1時間のフライトでヤンゴンに着く。空港からは予約してあったイースタンホテルへ、タクシーで向かう。ホテルではGちゃんが手配していた現地代理店のガイドさんが迎えてくれた。

シュエダゴンパゴダ
最大都市ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ

このガイドさん、大変流暢な日本語を話す。僕はてっきり日本に留学経験があるのだろうと思っていたが、彼は一度も日本に行ったことはないという。なんでも日本人僧侶がボランティアで日本語を教えてくれるのだという。日本では駅前留学だが、ここミャンマーではお国柄か寺前留学が主流のようだ。

Gちゃんは、マンダレーのホテル・ガイド・車を3日分(タウンビョン祭り2日+マンダレー郊外1日)既に手配していてくれた。なんと手回しのよい人だろう!と感心するのはちょっと早い!


   彼は自分ひとり分しか手配していなかった!


ミャンマーではGちゃんに頼りきってしまうつもりでいた僕とNさんは、「マンダレーのホテル・ガイド・車 x 3日 x 客1人分」を「 x 客3人分」に変更するようガイドさんにお願いすることになった。

「客1人分」が「客3人分」になったところで、ガイドと車の値段は変わらないはず。せいぜいホテルが3人部屋の料金になるくらいだろうから、これなら総額を3人で割れば安上がりのはずだ、と僕とNさんはそろばんをはじいた。

ヤンゴンのガイドさんは夕方までにマンダレー側の担当者と確認してくるという。これがインドあたりだと「ともかく料金3倍!」と問答無用で言ってきそうだが、ここミャンマーでは、このような融通が利くのであろうか?

難癖をつけて値段を吊り上げてこないかと少し心配したが、夕方ガイドさんが提示した額は結構リーズナブルだった。(詳しい値段は忘れてしまったが一人あたり200ドルくらいだったように思う。今回Gちゃんに事情があって、「確実に日本と連絡の取れる宿=高級ホテル」がマスト条件だったため、ミャンマーにしては料金が高くついているが、この分は承知のうえ。)

こうしてこのあと3日間、ホテル・ガイド・車付きの大変楽チンな旅とあいなった。

翌朝の国内線でマンダレーに飛ぶと、空港では既に地元ガイドのソウ・ウィンさんが迎えに来てくれていた。彼も日本語を話すので、これまた楽なことこの上ない。用意されたワゴンカーに乗り込み、すぐさまマンダレーのホテルに向う。なんだかスムーズに物事が進むので、いつもの旅とちがうなぁ~。

40分ほど田舎道を飛ばし、ワゴンカーは王宮前にあるスワンホテルに到着した。今でこそ高級ホテルがあちこちにあるマンダレーだが、一昔前はここがマンダレーナンバー1のホテルだったそうだ。コロニアル調の内装に、涼しげなプール。僕は、ミャンマーでは一泊5~15ドル程のゲストハウスにしか泊まったことがなかったので、もう気分はマハラジャ。ガイドのソウ・ウィンさんも細かいことに気を使ってくれるし、、、  Gちゃんはいつもこんな優雅な旅をしているのだろうか?

「いやーガイドを付けて旅するのはミャンマーだけですよ。だってミャンマーではガイドにハズレがないですもの。ハハ八」

なるほど、ヤンゴンのガイドさんといい、マンダレーのソウ・ウィンさんといい、ミャンマーのガイドは優秀だ。バンコクあたりのインチキ自称ガイドとは比べること自体がナンセンス。

僕らはホテルで一休みして、早速タウンビョン村へと出かけることにした。

(続く)


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最終更新:2016年08月27日 18:04