【光州の熱い1日-韓国W杯観戦記】
前半:いざ決戦!

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◆プラチナチケットと化した僕のチケット


韓日W杯開幕の1年ほど前、準々決勝ならいい試合が期待できる、土曜日の試合なら休み1日で大丈夫、というだけの理由で、Nさんと僕は2002年6月22日(土)韓国光州の準々決勝を見に行くことを決めた。むろんこの時点で対戦国などわかるはずもない。

12月には組み合わせ抽選会が行われ、この時の予想ではB組からはスペイン、D組からはポルトガルが勝ち上がってくると見ていたのだが、、、 実際蓋をあけてみると地元韓国チームが破竹の勢いで快進撃。強豪を次々と連破し世界をあっと驚かせた。そして6月22日に駒を進めたのは、地元韓国とスペインであった。

この試合、当日券がないことを判っていながら、何かが起こること信じて、200人以上の地元サポーターが泊まりこみでスタジアム前に並んだという。僕らのチケットはプラチナチケットと化していたのだった。なんと言う幸運!

韓国光州W杯観戦旅行記-これがプラチナチケットだぁ!
これがプラチナチケットだぁ!



◆決戦前夜


試合前日の夕方、光州に到着した。空港からの大通りは全ての街灯にW杯の旗が掲げられ、いやがうえにも大会ムードを高めている。公園の花壇もサッカーボール模様にペイントされ世紀の大一番を今や遅しと待ち構えているようだ。

この日、光州の露店では"Be the Reds"の赤いTシャツが飛ぶように売れていた。待切れずに着ている市民も多い。夕方には早くも繁華街のあちらこちらで『テーハンミング(大韓民国)!』のかけ声がこだましだす。明日この街はいったいどうなるのだろう。期待がどんどん膨らんでいった。

韓国光州W杯観戦旅行記-国旗の売れ行きも絶好調
国旗の売れ行きも絶好調!



◆朝から街は大興奮状態!


翌朝、中心街の錦南路は閉鎖され、通りにはトレーラーに詰まれた巨大スクリーンが何台も出現した。キックオフは午後3時半だというのに、何時間も前から大勢の市民が赤いTシャツを着て、街頭応援をもう始めていたのである。韓国チームの録画ビデオが流され、そのたびにあちらこちらでの『テーハミング(大韓民国)!』の大合唱が巻き起こる。

韓国光州W杯観戦旅行記-大通りを埋め尽くす市民
大通りを埋め尽くす市民

僕らは日本を勝手に代表して韓国を応援することに決めていた。日本代表のユニフォームを着た「いんちきイナモト」Nさんと「なんちゃってナカタ」の僕が、韓国国旗のフェイスペイントで街を歩く。すると結構あちこちで『JAPAN』と呼び止められ歓迎を受け、ちょっと嬉しい。

韓国光州W杯観戦旅行記-見よ。なんちゃってナカタシャツの効果
見よ。なんちゃってナカタシャツ(後輩からの借り物です)の効果

街は赤、赤、赤でどんどん埋め尽くされていく。老いも若きも、子供も、果ては犬までも、今日は"Be the Reds"の赤シャツを着ていない人を見つける方が難しい。誰もが祖国の勝利を信じている。が、スペインが強敵であることも知っている。だからこそ余計に力がはいるのであろうか。『テーハミング(大韓民国)!』『テーハミング(大韓民国)!』 赤い大群衆が一つのことを願って得体のしれないエネルギーを生み出している。

試合前から、すさまじいばかりの熱気が韓国全土を包んでいた。。。

韓国光州W杯観戦旅行記-あちらこちらで無料フェイスペイント・サービス
あちらこちらで無料フェイスペイント・サービスも

(続く)


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最終更新:2016年08月26日 23:52