ゾルゲール哲、セガガガサントラCD/青を語る

■セガガガCD記念歌 [青セガガガ/01]
今回このCDを出すにあたって、新たに作ったスペシャルトラックである。
金さんは、どんなデタラメな歌詞を書いても、ちゃんとした曲にまとめてしまうので、それに挑戦してみた(するなよ)つもりである。果たしてどんな曲になっているのであろうかと思ったら、なんかBzみたいで無用にカッコイイんだが・・・。うわー、井上喜久子さんのボツボイスまで使ってるし・・・。

■セガガガマーチ(Non-Vocal Full Version)[青セガガガ/02]
御存知「セガガガ」のテーマ曲。このゲームには野球中継やプロレス中継みたいな、無意味に元気いっぱいのマーチだ!と企画当初から思っていたので真っ先に発注した。
いきなり「セーガー」のメロディーから始まるので、社歌「若い力」よりこっちのほうがわかりやすくていいデキだと思う。

■ぷっしゅ!スタート&オプション曲ッス [青セガガガ/03]
ゲーム冒頭で流れるおなじみの曲。いい曲なのだが、バグチェックのとき何度も何度も何度も何度も聴かされたのでちょっぴりトラウマ。

■最強!!テラドライブ [青セガガガ/04]
例の「セーガー」の主題を華麗に散りばめたカッコいい曲。
実はスケジュールなどの関係でここに当初曲は入れられないはずだったのだが、金さんがわざわざ入れてくれたのだ。

■A研メドレー [青セガガガ/05]
A研のメインテーマは、金さんが最初期にイメージ用に作ってくれた曲がそのまま残っている。「ゲーム開発室がダンジョンになっている」という妙な設定を、イントロのピコピコ音がよく表現していてナイス。以下とにかく怒涛の勢いで続くメドレーのボリュームに驚け!

■.com子ちゃんのテーマ [青セガガガ/06]
ここらへんから金さんの暴走がスタート。ゲーム中30秒もないシーンなので、何かテキトーにかわいらしい曲が上がればいいや、と思ってたらコレである。
ここまでやるかフツー?誰かにケンカを売っているような悪意たっぷりのアレンジがサイコー。

■B研メドレー [青セガガガ/07]
このB研のメインとなる主題は、本来「ドグマのテーマ」のはずであった。
私の個人的な「悪のテーマは、なんかパイプオルガンでグオ~ンみたいなのじゃなきゃイヤ~ン」というワガママで差し替えてもらったのである。本編ムービーの「ドルメヒカの行く末」では、BGMとしてその片鱗が残っているので、持っている人は聴いてみよう。
また、このB研からディレクター鈴キ(鈴木)さんの趣味がかなり反映されている。

■説得はいかがッスか~(戦闘&交渉) [青セガガガ/08]
戦闘の曲は、ゲーム中もっとも何度も聴くことになるのだが、見事何度聴いても飽きない曲にまとまっていて大満足。また交渉の曲は、このクイズ番組みたいな音を聞くだけで、プレイヤーが次に何をすればいいか大体わかるという「機能性音楽」のいい見本となっている。

■ショップ de お買い物 [青セガガガ/09]
冒頭に流れるフィールド画面の曲は、さりげないが結構重要な部分である。
「セガガガ」には通常のロープレで言うフィールド移動が存在せず、各ダンジョン間を繋ぐメニュー画面の役割しかないため、プレイヤーに閉塞間を感じさせないために、ゲームで登場する場所の全景をパノラマ画面で一望できるようにするなど、いろいろ工夫しているのだが、この壮大なオーケストレーションのおかげで、ずいぶんと助かっているのだ。
また、ショップの曲については「セガのゲームでショップといえばやっぱりこれだろう。」と、私が発注するより先に、金さんがこれを書いてきたのでビックリ。

■AKIBA2025 [青セガガガ/10]
「アキバは絶対歌だ!」と無理を言って作ってもらったのだが、出来あがったら、謎の外国語バージョンの二番が加わっていて爆笑。もちろん金さんが勝手に足してきてくれたもの。

■C研メドレー [青セガガガ/11]
Cマンのテーマ(悲しみに暮れるとき)が最高。これが上がってきたのを聴いて、シナリオをいじったのを思い出す。我々はゲームの中でこそ瀬賀太郎だが、現実にはいつもCマンの側に、より近いのだ。
ヒロインの基本テーマもここで聴けるのだが、開発の初期に、この曲を思い浮かべつつ蒲田近辺をロケハンしながら、イメージを膨らませたことを思い出す。
「萌え」に関するデタラメな解釈に、むやみな信憑性を増しているXファイルみたいな曲、「とにかくお金がいっぱいあって慢心してるんだ!」というわけのわからない指示をわかりやすく示した大富豪層の曲もポイント高し。

■開発メドレー [青セガガガ/12]
冒頭に流れるのは会議室のテーマ、ゲーム開始直後と後半では微妙にアレンジが違ってるのだが、それを巧みに繋いでます。音の厚みが瀬賀太郎の成長を感じさせていい感じである。
ところで、メドレーといいながら開発中には流れない曲が入っていることについて、この場を借りて謝りますが、当初開発システムには「各開発室の状況の良し悪しに応じて曲調が変わる」というアイディアを私が出して、そのための曲(開発室×3、状況(良い、普通、悪い)×3、合計9曲)を発注しちゃったのね。しかしこれが実際やってみるとどうにもやかましかったので、結局6曲分作ってもらったところで、開発前半と後半で二曲、後はエンディングやイベント用の音楽に流用することにしたのだ。ノーマル~ハイテンションの変化などは実によく出来てたのだが・・・関係者の皆様ごめんなさい。

■ハッタリ UFO [青セガガガ/13]
セガロケの入り口でよく聞くPSGバリバリのアレ。よく再現されてます。最初画面で見たときは笑ったな。

■ハッタリ 木 [青セガガガ/14]
■ハッタリ しょうじゅん [青セガガガ/15]
■ハッタリ はりねずみ [青セガガガ/16]
■ハッタリ 16t [青セガガガ/17]
それぞれ、ゲーム中ではほとんどイントロ部分しか聞けないハッタリ使用時曲、実はこんな風にフルコーラスが入ってるのだ。金さん手抜きナシです。特にベンチャーズ風にアレンジされた「はりねずみ」は、あまりの自然さに妙に納得したのを覚えている。ペケペケペケ。

■D研メドレー [青セガガガ/18]
あまり目立たないかもしれないが、私はここの、超次世代機関係のバリエーションに一番腰を抜かした。普通こんだけいろんな曲書けないって。

■アレックスのバラード [青セガガガ/19]
これも最初から金さんに「書いて!」とお願いした曲。個人的にアレックスには思い入れが深かったのだ。天空魔城の二面と、ミラクルワールドの1面の曲をうまく繋いでます。この曲がアレックスといっしょに画面に流れたときはうれしかったなあ。

■二人のドリームキャスト [青セガガガ/20]
「酒場のシーンの曲」とまでは頼んだような気がするが、これもここまでやってくれるとは誰も思ってなかった。二番なんてゲーム中聞けないんだよ!ガヤなしでフルコーラスが聴けるという点では、これもこのCDならではのポイントといえる。

■ドグマ社メドレー [青セガガガ/21
彗星帝国の昔より、悪のテーマはオルガン!トッカータとフーガみたいなやつ!というわけで、いろいろ作ってもらいました。キャラごとに弦や管でバリエーションも十分。

■セガガガマーチ(Vocal Version) [青セガガガ/22]
歌入りバージョン。実はこの歌、本当は曲が先にあって、後で私がテキトーな詞をつけたのだ。一番が電車で、二番が車でセガに来るときの道案内になっている。二番で金さんが一部歌詞を読み違えているのだが、いまさら直すのが面倒くさいので、みんなで聞かなかったことにしよう。

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最終更新:2010年09月04日 18:30