本作の主役の一人。
ゴーグルにマントにドレッドという
イナズマイレブンを代表する変態。
外見はもちろん、冷徹極まりない性格と圧倒的な実力が視聴者に与えた衝撃は計り知れない。
そのカリスマ性から、
染岡さん以外でさん付けされる数少ない人物。
元は
帝国学園のキャプテンで天才ゲームメーカー。
技術・頭脳共に優秀で、「帝国に敗れた学校は破壊される」という噂(無論、事実)もあって他校からすれば恐怖以外の何物でもなかった。
実際に1・2話で他校や
雷門中と試合の際は、相手選手を動けなくなるまで痛め付けるわ、見下して
罵倒しては高笑いするわと、
名前の通り鬼の様であった。
しかし最後まで諦めない熱意と
ゴッドハンドを繰り出す
円堂に興味を持ち、また
冬海の一件や
春奈が雷門中に在学していることなどを契機に、残酷な部分と同時に徐々に素の部分が描かれていき、
地区大会決勝戦では
すっかりいい人になっていた。
土門、春奈、父親、
影山の各方面から責められプレッシャーをかけられ、悩む姿はさながら中間管理職のようであった。
実は彼がいなければ
雷門中は
文字通り全滅しており、試合前にバスのブレーキが利かないことを伝えた
土門と同じく
円堂らの命の恩人である。
全国大会初戦で
世宇子と対戦時には、負傷により
ベンチに回っていたものの、倒れていく仲間を見て参戦しようとしたら「チーム全員終了のお知らせ」という無念の敗退を喫す。
豪炎寺に
勧められ、
春奈と早く一緒に暮らしたい無念を晴らすために全国大会2回戦で雷門中に転入、青いマントと共に参戦。
大会中に選手が他校に転入して別チーム入りという事態はさすがに作中でも突っ込まれたが、試合開始前に転入手続きが終わっていればOKという
超次元特別ルールの大会なので
問題なかった。後に帝国学園の2人、佐久間と源田が真・帝国学園に入ったのは、世宇子に負けたから以上に、鬼道に見捨てられたのが大きい気がしないでもない。(佐久間「俺たちを見捨て雷門に行ったお前に何が分かる!?」)
以降、雷門の頭脳としてチームの中心人物の一人となる。
極悪非道な悪役として魅力的だった分、仲間になったことや弱体化したように見える事がよく嘆かれたが、
ゲーム1や
漫画版では、雷門入り後も相変わらずツンツンで
外道口調の鬼道さんが堪能できる。
元々世宇子を倒すために雷門に転校したので、
FF優勝後は「せめて学校は戻ったら」「帝国のみんなが待ってますよ」などとツッコミを入れられることが多く、本人も気にしていたようだ。
FF優勝後すぐに
エイリア学園の襲撃を受けたため、帰るに帰れない状態になってしまったが、
春奈も雷門にいることだし「円堂のサッカーに惚れた」という本人の発言もあり、もともと帝国に戻るつもりはなかったのかもしれない。
真・帝国学園やらで色々あったが、
佐久間曰く「雷門にいる方が自分を出せている」らしい。
三期では
日本代表に選抜され、
選考試合ではBチームキャプテンとなった。
FFIには帝国時代と同じ赤いマント姿で出場している。
また、円堂がスタメン落ちした際には代理でキャプテンを務めた。
総合力が高く、影山曰く「
最高の作品」。
チームの実力者として、パスカット等を中心に着実に活躍しているが、
二期あたりから
必殺技を多用した派手な活躍は控え目になってきた。
もともと個人での持ち技が(アニメでは)
イリュージョンボールしかないため、そのあたりもしばしば嘆かれる。
子ども向け作品であるためか「天才ゲームメーカー」としての活躍にはあまり恵まれないが、
敵の戦術を読んだり、弱点を見破ったりするのは鬼道さんであることが多い。
50話で対戦した
大海原中の音村からは、
斬新なゲームメイキング法を習得した。
58話の
カオス戦で鬼道さんが実際に使用した図は相当シュールであり、多くの視聴者の腹筋を崩壊させた。
また、
監督の
意味不明な作戦の意図を汲み、チームメイトに通訳するというのも大切なお仕事である。
二期以降、ほとんどの試合において「監督は何を考えているんだ」または「ハッ、そうか」「そういうことか」という鬼道さんのつぶやきが聞かれ、スレでは「試合中はいつもフル回転で脳トレ」などと言われている。
FFIでは
必殺タクティクスが登場し、それを破るために一戦に一回はスポットライトが当てられるようになる。よかったね鬼道さん!
またキャラバンの中で就寝する際に、隣が塔子だったせいか気にかけて寝ている姿が見られる。
女性には気を使っているように見える。
真・帝国学園など、
影山絡みの回では主人公のように扱われることもある。
影山と決別後もその呪縛から逃れられず、
モヒカン頭の変態に勝手にライバル視されたりと悩みは尽きない。
三期に入り、
佐久間と
源王を利用して選手生命を断ちかけた
不動がチームメイトになることに激しく反発し、未だわだかまりが残っている様子を伺わせた。
鬼道さんいわく「影山を思い出してしまう」からだそうだが、
アフロディの助っ人加入時はそれほどでもなかったので、不動の態度による部分もあるのだろう。
ファイアードラゴン戦で怪我治療のため
ベンチに下がった際に不動のプレーの意図に気づき、彼を認めてからは連携必殺技「
キラーフィールズ」を共に成功させるに至った。
FFI本選以降は
チームK戦や
オルフェウス戦など
ミスターK絡みの話が多く、
トラウマを引きずる鬼道さんがやたらとクローズアップされるため、
主役よりも主役らしいと賛否両論であった。
チームK戦で一見トラウマを克服したかのように見えたが、単に影山から
円堂に依存先を切り替えただけにも見える。
しかも何だかんだでトラウマは克服できていないようで、その後も引っ張り続けて現在に至っている。
まぁでも、そのトラウマを原動力として
必殺技を編み出したりもしたので、悪いことばかりでもないのだろう。
その後も春奈が
魔界軍団Zに拉致されるなど、鬼道さんの災難は続く。
雷門中マネージャーの
音無春奈は実妹。
飛行機
事故で両親を亡くした後はともに施設(幸い
お日さま園ではなかった模様)で育ったが、影山に才能を見出され、跡継ぎを探していた鬼道財閥に推薦されて引き取られた。
サッカーにおいて司令塔であることは、多くの系列企業を束ねることのシミュレーションであるというのがその理由らしい。
その完成ぶりは、わずか6歳にしてドレッドヘアといういでたちからも見て取れる。
なお、幼少時はゴーグルとマントは着用していない。
豪炎寺と並ぶシスコンでもあり、影山に心酔し勝利のみを求めるようになったのも、別々に暮らすことになった春奈を引き取るために養父と「FF3年連続優勝」の条件を交わしたことが理由である。
シスコンネタについて語る際には、「鬼いさん」や「鬼いちゃん」などの表記が用いられることもある。
就寝時すら外さないゴーグルは、帝国時代に「見るべきところをより深く見る」ために影山から手渡されたものである。
オルフェウス戦後に一旦外したが、「俺のトレードマーク」ということで再び装着した。
ちなみにゴーグルを付けていてもアイコンタクトは可能らしい。また、タマネギを切る時などにも有効活用されているようである。
三期EDにて
人並み外れた眼力の持ち主であることが判明、各方面で話題を呼んだが、これがゴーグルによるものどうかは不明。
なお、マントの着用経緯は未だ不明であるが、私服や制服着用時はマントを装着していないため、ユニフォームの一部のようなものかもしれない。
この人が真似していたところを見ると、やはり影山絡みである可能性もある。
映画「怪盗グルーの月泥棒」とイナズマイレブンのCMがコラボした際、鬼道さんのゴーグルは
3D映像に対応していることがわかった。
もしかしたら3D専用のゴーグルと普通のゴーグルを使い分けているのかもしれないが、普段使っているものとの違いが確認できないため、やはり普段使っているゴーグルが3D対応の可能性が高い。
いくらなんでも
超次元すぎる。そしてこれも
影山のせい。
CMは現在「劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来!」公式サイトで見られる。
問題の会話内容はこちら。
円堂「あれ?鬼道はメガネつけなかったのか?」
鬼道さん「フッ、俺のゴーグルは3D対応だ。」
ちなみに冬公開の映画イナズマイレブンも3D対応なので、もしかすると専用メガネが鬼道さんのゴーグルになるフラグかもしれない。
と思っていたら、
2010年コロコロコミック12月号に鬼道さんの3Dゴーグルがふろくについてくることがわかった。
これも
影山のせい。
公式のキャラソンでは「絶対的に、圧倒的に(試合を)支配してみせる」とか歌っていたが支配していると印象に残っているのは帝国時代の鬼道さんやトゥントゥク言ってるとき位である。
これも
影山のせい。
三期から、足を怪我するときはSEや作画等でやたらと痛そうに演出されている。大丈夫なのだろうか。
2010年3月、鬼道さんに影響されてマントを着けて試合に出ようとしてた少年が審判と監督に止められ、
その両親が「イナズマイレブンのアニメで認められてるんだから、試合でマント着ても問題ないだろ!!」と食って掛かるという事件が起きた。
超次元でない
普通のサッカーでは絡まったり首が絞まったりして危険なので、お勧めできないことは言うまでもない。
マントはセーフではなかったようだ。
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最終更新:2023年04月26日 20:39