噛ませ

噛ませ(かませ)


要するに「引き立て役」の事。
響がいいためか、「噛ませ(犬)」の方が使われる事が多い。

何がしかの形で戦闘を行う作品では必須といってもいい非常に重要な役割で、相手のレベルがどれ程なのかを作中キャラにもファンにも分かる負け方をしなければならない。
当然ながら実力が伴っていなければ成立しない役割であり、特にパワーインフレが激しい作品で「噛ませ役」と言われる場合、インフレに付いて来るだけ成長し続けているという事を意味する。
そういう意味では主人公や強キャラと同レベル、或いはそれ以上である。

代表的な噛ませキャラは勿論我らが染岡さんである。
性格、外見、そして実力全てが神掛かった、正に見本となるべき噛ませ役であり、染岡さんの魅力の中でも際立っている。
試合内外で発揮されるその特性はイナズマイレブンの中でも大きなウエイトを占めているだろう。
染岡さんが噛ませられるシーンを見るためだけにイナズマイレブンを視聴する者も多い。
噛ませ具合と本来の実力を発揮する割合も絶妙であり、ここまで完成された噛ませ役を見られるのも史上稀である。

二期でもしばらくは噛ませ役として活躍したが、ワイバーンクラッシュを覚えてからは事実上脱却し、作中トップの実力を見せてくれる様になった。
展開の都合上で離脱してからは、当然他のキャラ・技が噛ませ役を演じなければならないが、まるで競い合うかの様に次々と噛ませられる者が続出した。
ポスト染岡さんという立ち位置がいかに羨望を浴びているかがよく分かる。
主に試合では噛ま瀬究極奥義ザ・タワーキャー、日常パートでは土門あたりが一応は噛ませ役の体を取っているものの、染岡さんの後釜という事を考慮すればやはりどうしても微妙であると言わざるを得ない。
ガゼルがかなり近い存在ではある。というかガゼルの人気の由来は大抵が噛ませ役としての魅力である。
実際に噛ませ役としてかなり優秀ではあったが、モミ岡さん突破力を見ればその差は明らかである。

三期からはモミアゲクラッシュした染岡さんが再び噛ませ役として活躍すると思いきや、選抜試合では一本止められ、一点決め、脱落。
噛ませ部分と本来の実力を見せた上での無理矢理な落選であるため、噛ませシーンとして評価される事はあまりない。
現在では不動が噛ませ化しつつあり、その両肩に重すぎる期待が寄せられている。
その後は吹雪が噛ませ化し、噛ませレジェンドと呼ばれるようになり、
さらにファイアードラゴン戦以降はヒロト元ハイソルジャーとなり、噛ませの系譜は受け継がれていった。

そしてついにナイツオブクィーン戦から元祖噛ませの染岡さんイナズマジャパン参加となったが、逆境を知ったことで噛ませ臭が薄くなり、
いざ試合でもパスカット、ドラゴンスレイヤーでの得点と、噛ませらしい印象が無かった。
唯一噛ませらしかったことは、エドガーエクスカリバーによってドラゴンスレイヤーをドラゴンパスとして打ち返されたくらいである。
しかしその染岡さん、ジ・エンパイア戦では仲間の士気を高め、またもパスカットしたかと思いきや、
2度もジグザグフレイムの餌食となって久々に噛ませとしての存在をしめしており、ファンを安心させていた。


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最終更新:2010年08月09日 01:03