ドム MS-09
装甲が厚く、ホバー移動という画期的な機動力を持つが反面、ダッシュやジャンプ性能は低い。
基本戦術は
中距離支援機体戦術を参照。支給条件は中17pt
兵種 |
中距離支援型 |
HP |
300 |
コスト |
200 |
被撃墜時の-pt |
40 |
耐ダウン値 |
高 |
着地硬直 |
大 |
オーバーヒート時の回復速度 |
遅 |
メイン武装の弾道が直線的なので、ジオンでは
サイサリス、
ゲルググキャノンと共に、ハイウェイ下や洞窟内等での頭上への配慮が不要な支援機。
ホバーはダッシュ後の硬直がなく、“スベリ”状態になる。“スベリ”を利用して遮蔽物の陰に隠れたりする事も可能。また、ブーストをオーバーヒートさせても“スベリ”状態になる為、他機体の様な極端な硬直はない。
ホバー移動がある為か、ジャンプに関しては他の機体よりブーストを多く消費してしまう。
■メイン
武器名 |
弾数 |
ダメージ |
ダウン 補正値 |
リロード 速度 |
対拠点 能力 |
備考 |
ジャイアント ・バズA |
6/単発 |
密着時 18 最長射程時 60 |
よろけ1発 低3発 中3発 高4発 |
9カウント |
△ |
射程402m 238m以下で 威力低下 |
ジャイアント ・バズB |
5/単発 |
密着時 28 最長射程時 90 |
よろけ-発 低1発 中1発 高1発 |
9カウント |
○ |
機動低下(中) 射程417m 264m以下で 威力低下 |
《ジャイアント・バズA》
1発が最大60もの大ダメージを与える威力を持ちながらもダウン値が低めな為、連続HITさせる事で更なる大ダメージを与える事が期待できるという強力な武装。
連射能力はそれ程高くないが機動力低下等のデメリットもなく、威力や誘導性を考えれば十分許容範囲。
連撃中の敵機に命中すれば1発でカット可能だが、初速が遅いので、狙って命中させるのは難しい。
上下の誘導がやや弱いので、高所からかジャンプ中に撃つと命中率が上がる。
4vs4時、5セット31発で拠点撃破が可能。(REV1.16 鉱山都市)
《ジャイアント・バズB》
機動約12.5%低下。
1発がなんと最大90ダメージという、
ガンダムのビーム・ライフルと同等の威力を持ち、直撃時は勿論のこと爆風でもダウンを奪えてダメージが発生する。
Aより弾速・誘導性が優れており、射程も15m程長い。硬直はAとほぼ変わらない。
REV1.16 以降直撃しなくても爆発するようになった。
爆発範囲も広くなり命中率がさらに高くなった
ただし、Aより装弾数が1発少なく、装備すると機動力低下-中-。
連射速度は体感で約1.5倍程遅い。その為、Aの「1発目でブーストを誘い、2,3発目をブースト硬直に当てる」というテクニックがほぼ使えない。威力こそ大きいが、自ら当てに行くという点ではAよりも難しい。正面で正対している相手にはバズBを引き付けてブーストされるだけでかわされてしまうので、自分を見ていない無警戒な相手を狙う必要がある。
また、このB装備で水中に入ると洒落にならない遅さになるので、水場のあるステージでは気を付けたい。
このB装備で6vs6~8vs8の乱戦時に援護をすると、かなり有利になる。
ただし、味方(特に格闘機)が連撃を仕掛けている時は強制ダウンになってしまうので注意しよう。
近距離機の連撃中は3撃目に命中する様に合わせて撃つのがベスト。
自軍の分が悪い時は敵をダウンさせて、体勢を立て直そう。
このB装備の場合、
ニューヤークでは破壊可能な建物がほぼ1発で壊せる。
できれば開戦直後、アンチタンクの時の為に破壊しておこう。
4vs4時、19発で拠点撃破が可能。
対MS戦がこなせて、それなりの対拠点攻撃力も持つのは何気に心強い。
中距離機全般の特徴だが、開幕から拠点を狙いに行く程の対拠点性能は持っていない。タンクと比べれば射程も短く、時間もかかる。CPU戦なら問題ないが、対人戦で最初から拠点を叩きに行くのなら素直にタンクに乗るべし。味方の負担も軽い。
本機の対拠点攻撃は相手が引き篭ってどうしようもない時や、敵拠点の耐久値が残り少ない時等に仕掛けるものと考えた方が良い。
対拠点攻撃力比較表
武器 |
4人 |
5人 |
6人 |
7人 |
8人 |
バズA |
31発/123?cnt. |
?発/?cnt. |
?発/?cnt. |
?発/?cnt. |
?発/?cnt. |
バズB |
19発/74?cnt. |
?発/?cnt. |
?発/?cnt. |
?発/?cnt. |
?発/?cnt. |
■サブ
武器名 |
弾数 |
ダメージ |
ダウン 補正値 |
リロード 速度 |
対拠点 能力 |
備考 |
拡散 ビーム砲 |
1/単発 |
密着時10? 最長射程時10 |
よろけ?発 低?発 中?発 高?発 |
7カウント |
× |
射程100m以上? 約6カウント メインカメラ損傷 至近距離だと 1発ダウン? |
《拡散ビーム砲》
ダメージは低いが、閃光によって敵機のモニターを不調にさせ、約6カウント真っ暗にさせる効果がある。
有効射程は100m以上あり、黄ロック範囲ぎりぎりまで入る必要は無い。
こちらに対して正面から斜めを向いている敵機にしか効果がなく、真横や後ろを向いている敵機に命中しても効果はない。逆に言えばこちらを向いてさえいれば敵機が何機いても同時に閃光効果を与えられる。
格闘攻撃へのカウンターに使用しても潰す事はできないが、閃光効果だけは与える事が可能。
敵はその際によろけず、そのまま格闘で攻撃に来る。しかし閃光効果に慣れていない相手だと、大抵は1撃か2連撃目で止まる。3連撃QDを喰らうよりはマシなので、ダメージが増える前に逃げて応援を呼ぼう。
もちろん、閃光効果を与えても何事も無く3連撃QDを決める敵機もいる。過信は禁物。
この様に、リロード時間を考えると、かなり有効な使い方が期待できる。いざという時には撃っておいて損はない。
命中後に味方の近距離機の3連撃が入ったので、ダウン値はそれ程高くないと思われる。
ただし、距離によってバランサーダメージが変化する模様。近いとダウンさせ易い。
↑陸ガンに対して、正面から射程ギリギリで撃ってダウンを確認。そうでもないか?検証求む。
ダウンしない距離で撃って、連撃カットが可能かどうかは要検証。
■格闘
武器名 |
ダメージ |
ダウン 補正値 |
対拠点 能力 |
備考 |
ヒート・サーベル |
15→25 (理論値15→32) |
10 |
× |
合計威力40 2連撃まで可能 発生にクセ有 |
タックル |
20 |
10 |
× |
対格近機戦の要 使う時は引き付けて |
格闘は2
連撃まで可能。中距離機体としては、やや高い威力を持つ。
しかし、抜刀→攻撃と2度トリガーを引かねばならず、出が遅い。
トリガーを2連打すれば、即座に斬り掛かる。
抜刀さえしてしまえば中距離機体としては扱いやすい部類の格闘性能を持っているが、ホバー機体の特性が活かせない接近戦はもちろん不利。
サブ射撃に持ち替え動作がないため、抜刀しておけば格闘・タックル・射撃のどれも素早く対応できる。
接近されてしまった場合でも意外と持ち堪えられたりするので、その間に応援を呼ぼう。
■セッティング
セッティング 名 |
装甲 耐久力 |
旋回 速度 |
ダッシュ 性能 |
ダッシュ 距離 |
ジャンプ 性能 |
備考 |
機動重視5 |
-5 |
+2 |
+4 |
159m |
+4 |
HP 262 エネルギー伝達を 高効率化 |
機動重視4 |
-4 |
+1 |
+3 |
153m |
+2 |
HP 274 推力バランス調整で ダッシュ強化 |
機動重視3 |
-3 |
+1 |
+2 |
143m |
+3 |
HP 281 推力バランス調整で ジャンプ強化 |
機動重視2 |
-2 |
+1 |
+2 |
143m |
+2 |
HP 287 装甲を全面的に削り 更に軽量化 |
機動重視1 |
-1 |
+1 |
+1 |
139m |
+1 |
HP 294 装甲の一部を削って 軽量化 |
|
|
|
|
|
|
|
ノーマル |
0 |
0 (1.05) |
0 (0.82) |
134m |
0 (60) |
HP 300 支給時の状態 |
|
|
|
|
|
|
|
装甲重視1 |
+1 |
-1 |
-1 |
131m |
-1 |
HP 306 装甲間に緩衝材を 追加 |
装甲重視2 |
+2 |
-1 |
-2 |
127m |
-2 |
HP 315 装甲裏面に強化リブ 装着 |
装甲重視3 |
+3 |
-2 |
-3 |
122m |
-3 |
HP 326 装甲の一部を溶接 モノブロック化 |
※()内は旋回速度(度/フレーム)、ダッシュ速度(メートル/フレーム)、ジャンプ性能(メートル)を示す
※ダッシュ距離はスベリも含む
※水中では機動力低下
《機動重視》
「機動力・火力・装甲」と、どれも高い数値を誇る。
ドムはあくまでも中距離機、接近戦ではメイン射撃が当たらなくなり、左右ロック範囲の狭さや攻撃力不足も影響し、不利なのは明らか。
この弱点を克服する為、機動5がオススメ。
「距離を保ってこその中距離機」という基本を忘れてはならない。
それさえ気を付ければ高い追撃能力が更に向上する。
《装甲重視》
元々合わせ辛い照準が旋回の悪化により更に合わせ辛くなったり、敵機から逃げ切れない場面が出てくる等、デメリット面が痛い。
■支給(コンプリートまで7200)
順番 |
武器名 |
支給パイロットポイント |
1 |
セッティング1 |
400 |
2 |
セッティング2 |
500 |
3 |
セッティング3 |
500 |
4 |
ジャイアントバズB |
700 |
5 |
セッティング4 |
700 |
6 |
セッティング5 |
700 |
7 |
セッティング6 |
1000 |
8 |
セッティング7 |
1200 |
9 |
セッティング8 |
1500 |
■その他
このドムの最大の武器は「足」。
中距離を含む支援機全般の移動速度が鈍足から並程度に設定されている中、本機のスピードは突出したものがある。
更に、
グラップルダッシュとの相性が抜群に良い。“スベリ”の速度が低くなる前に次のブーストを行う事ができる為、まるで別次元の動きを見せる。これができる様になった本機を追撃するのは至難の業となる。
つまり「接近されて破壊される」という支援機の最大の弱点を克服し、「自分の好きな間合いで戦える」機体なのである。
近付く事ができない重装甲の機体が、高威力・高誘導のバズーカを撃ち続けて来る恐怖は想像に難くない。
作戦や立ち回り、個人の戦闘スタイルによって理想のセッティングは勿論異なる。まずは色々試した上で、自分に合ったセッティングを見付けよう。
「正確な射撃」「的確な判断」「戦場を掻き乱す度胸」
これらを兼ね備えた者、若しくは目指している者に是非使いこなしてもらいたい機体である。
ニューヤークや
トリントンの様に障害物が多いマップでは微妙な存在だが、
タクラマカンの様な開けたマップにおいては、鬼神の如き強さを発揮する。
ジャブロー地上の密林にいる敵は、バズーカを避けにくい事も覚えておきたい。
バズーカBを選択した際、機動セッティングのガンダムやライトアーマーといった、突出して素速い機体が相手だと、機動力低下-中-が響いてくるかも知れない。
メイン武装は初速は遅いが、加速しながらターゲットに迫る。また、ホーミング性能が高い。
トリガーを引いてから発射されるまでに結構タイムラグがあるので、慣れないと無駄な連射をしてしまいがち。
300m以上離れて撃つと誘導性が上がる為、並の機体では歩きで回避する事は不可能に近い。
また、Aは238m、Bは264mより遠い敵に命中すると威力が増す。
その性能と威力は、HPが減って退却する敵機にとっては恐ろしいものがある。
Aは238m、Bは264mよりも近いと威力も誘導性も低下し、格闘距離だと更に低下するので有効に運用する事ができない。
よってザクバズーカやラケーテンバズと同じ様に運用しようとすると、かなり痛い目を見る事になるので注意する事。
敵に接近されない様に注意し、されたら素直に逃げるべき。
尚、至近距離では縦軸の誘導性が低い為、止むを得ず至近で発射する場合は接地して発射すれば、命中させる事自体は容易。
2006年12月20日(REV.1.02)のアップデートにより、着弾時の爆風でもダメージを与えられる様になっている。
効果範囲は狭いと思われていたが、バズBで敵が密集した状態で4機の同時ダウンが確認されたので範囲は意外と広い模様。
よって、3機以上の敵が密集していたり、味方に格闘していたら真ん中辺りの機体を狙おう。
熟練者なら複数機を同時撃破する事も可能。
ドム小技
- ロック替え1
- 敵が2機以上いる場合、赤ロック状態で撃ち込んだ後、すかさず左手でロック送りをし、そのまま連続で別の敵に発射する。
ケースバイケースだが、複数の敵に効率良く弾をバラ撒く時に重宝する。
- ロック替え2
- 構えて弾が出るまでが遅いという点から、構えた時点で敵が遮蔽物に隠れた場合、撃っても遮蔽物に向かって飛んでいく悲しい場面に何度も遭遇した筈。
そこで構えて弾が出る前にロックを替えてしまおう。弾が出る前なら、しっかりとロックを替えた方に弾が飛んでいく。勿論、敵機にアラートは鳴る。
- 隙無射撃
- グラップルダッシュの小ジャンプ中にバズーカを発射すると、普通にグラップルダッシュをしているのと全く変わらない動きができる。
敵の近距離、格闘機に追撃されている時に、スピードを落とす事なく反撃が可能。
中距離同士の撃ち合いで動きを止めずに一方的に撃ち込める。
上記の通り、このテクニックの有効性は計り知れない。まさしく、近付く事ができない重装甲の機体が、高威力・高誘導のバズーカを撃ち続けてくる様ができ上がる。
ドム乗り初級者へのアドバイス
高威力・高誘導のジャイアントバズが非常に強力な機体ですが、ドム・トローペンと同じ様な立ち回りをしていても戦果は挙げられません。以下を参考に、本機の機体特性を活かした立ち回りを心掛けてみましょう。
ジャイバズの有効射程距離はA・238~402m、B・264~417m。青ロック状態では真っ直ぐ飛ぶだけなので、まず命中しません。基本的に赤ロックで発射しましょう。
また、ジャイバズは距離が開けば開く程、誘導性と威力が上がるので、赤ロックで敵を捕らえる事ができた場合、余裕があれば、敵との距離を確認して、300~380m辺りまでバックステップで距離を空けてから撃つと効果的です。
極力射程ギリギリから撃つ様にすれば、素晴らしい命中率を見せてくれる筈。230m前後で立ち回る事が多いザクキャや300m付近で立ち回るズゴックとは少し意識を変えた方が良いです。
更に味方がタンク編成の時は敵から300m以上離れると護衛も少なくなり、敵機に回り込まれる事が多いので、できれば出さない方が無難。大体、敵の格闘機に斬り刻まれて泣く事になります。これだけはドムではどう仕様もありません。
また、いくらジャイバズが高誘導であっても、軸を合わせないと横歩きで回避される事があります。
特にこちらからの砲撃が相手から丸見えといった状況では初心者位にしか命中しないでしょう。
よって
・基本は不意討ちor硬直取り。命中しないからといって連射はNG。
・本機の特性を活かす為にも、足を止めて砲撃するのは極力避ける。
以上の2点に留意すると命中率&生存率がグッと上がって来る筈。
上下の誘導性も期待できるので、ジャンプした状態で撃つと、敵がジャンプで回避している状態でも命中させる事ができます。
非常に強力なジャイアントバズですが、誘導性と威力が極端に低下する200m以内での戦闘は、サブ武装の貧弱さと相まって非常にキツイです。
画面右上の円状レーダーは外円と内円になっており、外周が400mを表しています。内円は200mです。ジャイアントバズの有効射程距離は、大体外円と内円の間のドーナツ状のエリアなので、内円に敵MS(水色マーカー)が入って来ない様に注意しましょう。内円に敵MSが存在する場合、友軍機(赤マーカー)のいる方向へバックダッシュして敵機を友軍機の方へ誘導しましょう。余裕がある場合、内円の敵を赤ロックした状態でレーダーの赤マーカー方向へ移動し、300~350mの距離を稼ぎ、バズで迎撃できれば良いと思います。万が一近づかれたら、正面に捉えて100mに来た所を拡散ビームで攻撃し、その隙に逃げましょう。
ホバーのおかげで他の機体に比べ通常移動速度が速いものの、ジャンプ時やダッシュ時のブースト消費量が高くなっています。それを補う為に機動セッティングがお薦め。ブースト持続時間が増える事で、敵の捕捉と有効射程の維持がし易くなり、また、200m以内に進入してきた敵からも更に逃げ易くなります。
最終更新:2008年12月01日 03:26