置く・置き/偏差射撃

通常の戦闘において標的は移動していることが多いため、マシンガン等の非誘導系武装では赤ロックで攻撃しても標的の通過した空間に撃ち込んでしまう。
またバズーカやミサイル等の微誘導・弱誘導武装でも誘導が発揮される赤ロック射撃では標的側にアラートが鳴ってしまい、容易に回避されてしまう。
これに対して移動する標的の行動を予測し、その移動先に照準をずらして射撃する技術が「置き撃ち」である。
置き撃ちのバリエーションである偏差射撃(曲げ撃ち)についても本項で説明する。

REV.2.50より、一部の射撃型機体の武装は有効射程が200m超と長く、ロック可能距離が150m前後に短くなるという特性を持つようになった。
さらにロック距離外で最大威力に達する武装も多く、これらの特性は「ノーロックでの置き撃ちを推奨する」仕様と言える。

置き撃ちのやり方

「ノーロックショット」「ブラインドショット」と同じで、FCS(青ロック)を機能させずに射撃する。
ロック出来ない距離の外に弾を置いておくイメージで発射すると成功するだろう。
上記射撃型機体の武装のように、ロック距離と武装の射程の差が大きいとやりやすい。

他には近接格闘機体の一部武装や、ザクII寒冷地仕様のマシンガンでも有効。
同カテゴリー機体との1対1ではアラートを鳴らさず攻撃できる。
一部格闘機の武装は最大威力が出せるため、非常に強力。

ただし、いずれもロックをしない以上は常に自機の正面にしか射撃できない(銃口の向きが敵機側に補正されない)
そのため、標的との上下軸が合っていない(高低差がある)状況では、標的に向かって弾が飛ばないため命中しない。
広範囲の攻撃判定を持つ武装(ジム改(シャドウズ)(WR仕様)のバズーカB、ザクI(S)のザク・バズーカ等)であれば多少のフォローが効くが
それでも命中率はかなり落ちるので、ジャンプや障害物などを用いた高さの調整が重要となる。

ガンダムGP02A(ビームバズ仕様)のバズーカBは、このテクニックが有効で必須と言っても良い。
同様にゾックジム・キャノンIIヘビーガンダムのキャノンCも出来なければ性能を発揮しきれないだろう。
これらと対峙したときはレーダーで距離を見られているため、ロック外でも注意が必要である。

前線維持にマシンガンを置き撃ちで垂れ流す戦法もある。
撤退時に狭い出入口などに放っておく等、使い方によっては通常ロック撃ちよりも威嚇になる。

置き撃ちのバリエーション

例えば、ロックする範囲内の距離でも障害物があればロックが出来ない。
それを逆手に取ってレーダーを見て近付いて来る敵機を読んで射撃をする事も可能。

ビーム・ライフル機体は距離を置いて撃つこともできるので、遠めから狙う事も可能。
バズーカの場合は弾速が遅いため、その分を計算すれば同様に狙うことが出来る。

1発でよろけさせられる射撃を持つ機体は、より強力な置きクイック・ストライクができる。逃走時の牽制、切り札の1撃に使ってみよう。
撃つときに敵機のアラートを鳴らさずにしかもその後一方的に斬れる。

偏差射撃(偏差撃ち)のやり方

青ロック射撃中に旋回動作をすることで着弾点をずらして当てる。
偏差機能を持つ武装(後述)と区別して、曲げ撃ちという呼称もある。

ロック幅(FCS)が狭い機体や、発射遅延が長い武装の方が偏差射撃をしやすい。
旋回性能が高い機体は、より大きい角度を取ることが出来るため多少距離が近くても命中させる事が出来る。

わざと途中から照準をずらすことでダウン値を調整する利用法もある。(6連射型マシンガン、ニードルミサイルなど)

REV3.28現在、ガンダム6号機、ジム・コマンドライトアーマー、ゲルググ、グフ・フライトタイプ、ドム・バラッジには別途に偏差機能が付いてある武装があり、そちらは赤ロック中に旋回動作をすることでロックカーソルがずれて射撃が可能。

「第07板倉小隊」内の「エースパイロットへの道 1stシーズン」にて、偏差撃ちについて詳しい解説があるのでそちらを確認しておくと吉。
http://www.youtube.com/watch?v=kIGdt521gNI(板倉小隊公式ページにはありませんが、youtubeに動画が移されました)

置き打ち勲章

偏差射撃と置きバズーカの二種類がREV.3.15(2012年12月20日)より実装されている。
前者は中~高威力の単発式ビーム系武装、後者は射撃機のバズーカによって取得が可能。
ちなみに偏差射撃はゲルググ偏差射撃機能を利用しての取得できない(FCS作動不可という判定基準のため)
人によって取得しやすい機体・武装があるが、命中判定が比較的大きいものが多い射撃型の武装が取得しやすいだろう。

狙撃型MS、スナイパー専用の技として呼ばれる場合

狙撃型のスコープモードの時、レバー操作で照準をずらすことができるため、これを偏差撃ちと呼ぶ場合もある。
レバーを2本共動かすと照準移動のスピードが上がり、敵機の状況によって使い分ける必要がある。
熟練者でないと照準がブレて当たらないことも多く、数をこなして経験と勘を磨くしかない。

熟練スナイパーがいるなら、敵の歩き撃ちやホバー機の妨害、前線での敵連撃のカットなど、味方が楽に戦えることだろう。
スナイパーが支援しやすいよう、スナイパーの射線を意識して闘うと更に効果的。

熟練クラスになると「構えたら1秒以内に偏差射撃」「ブースト中の相手にヒット」等も当然として行う。
全国トップクラスに至ると「ジャンピングスナイプでジャンプ中の敵機を落とす」といったゴルゴ13並みのプレイヤーも存在する。

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最終更新:2015年10月22日 08:40