■概要
遠距離砲撃型機体、(以降タンク)での
釣りを中心に据えた戦術である。
釣りに関しては当該ページを参考にされたし。
基本的にはタンクが単騎で砲撃地点まで進攻し、前衛全員で敵タンクを攻撃する戦術である。
主たる目的は戦闘規模の拡大とMS撃破によるコスト勝ちである。
敵味方双方のタンクに負荷をかけるため、双方の拠点撃破が難しくなる。
敵のタンク入り戦術に有利な一方で、
フルアンチに不利である。
■作戦前の意思疎通(例)
(~ルート) 拠点を叩く オトリになる ここはまかせろ 全機 ~ルート 拠点を守る よろしく
■編成段階でのMS選択
タンクは釣りを行うため、機動力、自衛力に優れるタンクが望ましい。
また、拠点撃破と釣りを両立させるなら砲撃力があっても良い。
被撃破のリスクが格段に高まるため、コストは可能な限り抑えたい。
ジム・キャノン、
ザクI後期型、
ザクキャノン、
ギガン、
ボールなどが候補だろうか。
前衛は、枚数有利で素早く敵MSを回収する攻撃力が欲しい。
高機動挌闘機がある程度の枚数いると望ましい。
戦闘人数が多くなるため、乱戦になりがちである。
乱戦に強いコスパの良い機体がいてもいいだろう。
また、範囲攻撃で敵をまとめて吹き飛ばすのも一つの策である。
一方、生存性は高いが火力に劣る近距離型機体はあまり望ましくない。
近距離を出すなら
ジム改のような高ダメージを出せる機体が良いだろう。
連邦軍編成例(6vs6)
ジム・キャノン ガンダムBRB B.D.2号機 ジムストライカー ジムストライカー(ネメシス) ヘビーガンダムC砲
ジオン軍編成例(8vs8)
ギガン B.D.2号機(NS) ドム・トローペン ザクI ザクI ゴッグ ザクII(FS) ガンダムGP02A(ビームバズ仕様)orゾック
■ルート選択
前衛は敵タンクの定番ルートに行けばよい。
敵タンクの侵攻ルートが絞れないようなステージでは不向きな戦術である。
問題はタンクの侵攻ルートである。
端的に言えば
被せるか、
被せないかである。
被せた場合には、途中まで
フルアンチに偽装して侵攻する事になる。
敵タンクの出鼻をくじきやすく、相手にタンクがいるかどうか判別しやすいのが利点である。
その一方で敵の攻撃が集中しやすく、タンク即落ちの危険も高い。
横幅の広いステージや生存能力に自信のある人向けである。
展開が混沌としやすく、敵味方全員の状況判断能力が問われやすい。
被せない場合には、単騎で侵攻することが相手にも明白となる。
拠点砲撃までの時間が早く、放置された場合に最速で拠点を割る事が出来る。
基本的に放置かアンチとのタイマンかになるので展開が読みやすい。
放置される事も多いので、
ギガンなどで使われる場合が多い。
また、拠点2落としを狙いやすい少人数戦で使用されやすい。
■相手の対応と展開
相手の対応は大きく分けて3つである。
一つは放置、もう一つはアンチの派遣、最後はフルアンチである。
放置された場合は、こちらはフリーで最速拠点落とし、敵タンクは乱戦の中で砲撃となり、砲撃環境に大きな優位を得る事ができる。
砲撃中に敵がリスタアンチをかけてくる可能性が極めて高いので、敵リスタ位置を理解し、それに備える必要がある。
また、その後は最速拠点落としからの2nd(拠点2落とし)を通常通りに行う場合が多い。
少人数戦で被せなかった場合に放置される事が多い。
アンチを派遣された場合は、両軍タンクが枚数不利となる。
こちらは自衛して釣りを長引かせるか死亡覚悟で拠点を削るかの2択になる。
拠点を強引に割るべきか、アンチをどれくらい誘導するべきか、敵アンチの枚数と攻撃力を総合的に判断して決定する。
基本的に挌闘機相手に即蒸発は望ましくなく、近距離などの低火力は無視して砲撃するのが良いと考えられる。
撃破されたら、敵アンチと逆方向にリスタして走りこんで敵アンチを引きずり回すのが基本である。
アンチを釣れば釣るほど、敵タンクとその護衛が厳しくなる。
最終的にはこちらが時間いっぱい使って拠点1落とし、敵タンクはぎりぎり2拠点落とせず、結果としてMS勝ちという展開が望ましい。
最後にフルアンチであるが、まず相手が
フルアンチ編成(タンクなし)の場合は早急に釣りタンを中断し、後退するべきである。
タンクだけ取られてコスト負けという最悪の展開だけは避ける事。
釣りタンは戦術相性的に
フルアンチに弱いため、
フルアンチを相手にした場合、即座に戦術を練り直す事。
また、常に相手の
フルアンチを警戒し、敵タンクの索敵を怠らない事。
相手にタンクがいるにもかかわらず、フルアンチを選択する場合もある。
この場合は前衛と合流、全護衛で拠点砲撃となる。
こちらはタンクが強引な砲撃に向いていないので、無理に拠点を撃つよりは落ち着いてコストリードを狙う方が良い結果を生みやすい。
敵タンクがいつの間にか抜け出して砲撃に行かないように注意する事。
いずれにせよ前衛側は敵タンクの撃破を最優先にし、同時に乱戦でコスト勝ちを狙う。
前衛側は敵タンクの索敵を怠らず、常に敵タンクの有無を確認してタンクに連絡してあげると良い。
前衛側でコストリードを生む戦術である事を自覚し、無為に時間を過ごさないように。
■対策
一般的には放置が上策とされている。
低火力機体が敵タンクを追いかけ、護衛側壊滅という事態は避けたい。
全員ができるだけ散開し、タイマンを複数作ることができれば有利になるだろう。
敵タンクはリスタした機体で処分するのが良いだろう。
鉱山都市などの放置しづらいステージでは高機動高火力の挌闘機が追いかけ、護衛側は枚数不利なので無理をしないようにする。
最終更新:2023年10月17日 21:54