世紀王様が再降臨した疑い
世紀王様が10年ぶりに昭和特撮板のBLACKスレに降臨されたようなので
この際、真偽の程はうっちゃって掲載。デマだったとしても面白いので。
前段階の発言(これは世紀王様(疑惑)の発言ではない)
893 名前:どこの誰かは知らないけれど[] 投稿日:2011/05/22(日) 12:52:54.82 ID:xluCkwHu
仮面ライダーブラックを演じた役者さんは
特撮オタク過ぎて他の出演者から避けられており、
「いっしょに撮るのがイヤ」という理由で、
新しく撮影する予定の場面を以前のフィルムの使い回しで済まされたという伝説があります。
これは半分事実で半分デマってとこじゃないかな?
T.Hさんが新しい撮影を拒否したのは事実。
その結果以前のフィルムの使い回しで済まされたもの事実。
ブラックファンの人ならすぐにピンと来るでしょうw……
T.Hさん関連のシーンはとにかく同じシーンの使い回しだらけだったからね。
あれはケチして使い回ししてたんじゃなく、新しいシーンを撮影することができなかったから
仕方なくああするしかなかった。
さらに言えばT.Hさん撮影拒否の結果ブラックの宿敵の復活が大幅に遅れ、
人間態もなくなってしまった。
でもT.Hさんが撮影拒否した理由が特撮オタクの彼と一緒に撮るのが嫌だからってのは……
もっとまともな理由があったからだよね。T.Hさんは実質的に途中降板だったんだから。
まさか特撮オタクの彼が嫌すぎて芸能界引退となったわけではあるまい。
それでもスタッフが無理やりT.Hさんを引っ張り出して新しい撮影が何回か行われたけど、
その時も別にT.Hさんが特撮オタクの彼を避けてたという感じでもなかったよ。
まあ事情が事情だからスタッフたちも皆T.Hさんにいい感情を持ってなかったわけで、
皆と和気藹々という雰囲気で撮影はできてなかったけど。
それからあの彼が特撮オタクってのも、うーん
特撮のこと大好きだったみたいだったけどオタクって程だったかな?
傍目にはそれほどでもないように見えたが……
個人的に親しくさせてもらってたわけじゃないから分からないが。
これを受けて世紀王様(らしき人)が降臨
894 名前:どこの誰かは知らないけれど[sage] 投稿日:2011/05/23(月) 00:29:16.31 ID:XBoEHwpt
おやおや、ちらほら、私の知り合いのような人達が来てたようだw
便乗して私めもちょっと語っちゃおうかな。
周知の事実だったらごめんね。
「BLACK」は当初3部作として3年間続ける予定だったんだよ。
しかし「BLACK」の視聴率が期待してたほど上がらない。
それで例によってスポンサー(バン○ダイ)から、
「もっと幼児に受けるように路線変更しろ」との声があがったが、
「BLACK」は序盤ですでに軽い路線変更をさせられた苦い経緯もあり、
おがさ○わら監督が「絶対に嫌だ。親友同士の悲劇的宿命を描かないのなら、
この作品をやる意味がない」と頑張り、
主役の倉田てつを君も「路線変更してくだらない話にするくらいなら、
打ち切りのほうがましです」と、若いだけに怖いもの知らずだったのか、
いやあれが彼の気質だろう、非常に勇敢な発言をし、
さらに途中で降板したう○えはら氏からも援護射撃があり、
結局「BLACK」はそのままシリアス・ドラマ重視路線で突っ走って終了した。
そして、スポンサーの意向を突っぱねた「BLACK」に対する復讐ともいうべきか、
次の「RX」はスポンサー主導でやることとなった。
895 名前:どこの誰かは知らないけれど[sage] 投稿日:2011/05/23(月) 00:33:44.03 ID:XBoEHwpt
もうちょっと続けさせてね。
3部作の3作目が実現されなかったのは、例の、宮崎勤の連続幼女殺害事件が原因。
その宮崎ももうこの世にはいないんだね。時の流れを感じる。
ちなみに幻の3作目は「RX」の直接の続編でこういう話。
この世には四つの世界がある。
四つの世界にはそれぞれ王(神)がいる。
そのうちの一つ「怪魔界」はRXの手によって滅んだ。
残る世界は三つ。一つの世界には、王がいるものの、彼は世界を支配する気がない。
この王とはRXのこと。
で、このRXの世界を、残る二つの世界のうちの一つの世界の王が支配しようと企む。
しかし、彼の息子は父のやり方に反対で、密かにRXと連絡を取る。
RXと言葉を交わし、息子は決意する、自分が父を止めることを。
こうして父と息子の戦いがはじまる。
主人公はこの息子。
演者も決まってた。「ファイブマン」のブラックの人。
ちなみに残る最後の世界は「すべてを創世した王のいる世界」。
この話ではライダーBLACKがよみがえる予定だったんだよ。
作風としても「BLACK」調で行く予定だった。
だから、これが作られなかったのは返す返すも残念だったね。
896 名前:どこの誰かは知らないけれど[sage] 投稿日:2011/05/23(月) 00:41:12.20 ID:XBoEHwpt
さらにスレ違いの余談。
「RX」最終回で、RXが50億人の無辜の民を皆殺しという、
暴君のようなオチのつけかたをしたが、
あれは無制限な(なんでもありの)強さの行き着くところはこういうことだよ、
というスタッフからの皮肉というか警告というか抵抗というか、そういうもの。
「RX」については当時、複雑な思いを抱いてたスタッフがたくさんいたんだよ。
それから最後に。
倉田くんは立派な特撮オタクだったよw
ほ○りうち君が、そんな倉田くんを気持ち悪がり、
2人の仲が悪かったってのは本当の話。
倉田くんは裏表のない、実に気持ちのいい青年で、
スタッフからはとても好かれていたがね。
ではこれで。長々と語っちゃってごめんなさいね。
898 名前:どこの誰かは知らないけれど[sage] 投稿日:2011/05/23(月) 10:36:21.86 ID:XBoEHwpt
ごめんね。聞かれもしないことをベラベラと。
うざがられるおじさんの典型だね。
でも、うざいついでにもうちょっとだけ言わせてね。
どうせ語るなら語りたかったことをできるだけ語りつくしたい。
これで本当に最後にします。
「BLACK」と「RX」と「幻の3作目」について。
こういうことを作り手が語っちゃいけないとは分かっているけど、
みなさん、もう大人だからということであえて語らせてもらうね。
「RX」については当時、スタッフたちは苦しい思いを抱いてたんだよね。
人によっては「自分が関わった作品の中で忘れ去りたい作品だよ」
と言う人もいたね。
理由はいくつもある。
たとえば、具体的にいうと、バイオライダーのゲル化とかね。
あのアイデアに賛同してたのはスポンサーだけ。
とにかくRXが際限なく強くなっていくことに危惧や反発を覚えるスタッフが多かったんだ。
RXファンの子供に「RXのどこが好き?」と訊いたとするね。
すると「強いところ!だってRXは最強だもん!」という答えが返ってくるんじゃないか?という危惧だね。
実際、RXのあのぶっちぎりの強さに惹かれてる子は多かったと思う。
子供、特に男児というのは強いものが大好きだからね。
何が言いたいのかというとね、
他を圧する凄まじい強さを持つ男が、次から次へと敵を倒していく、その様子を楽しむ番組、
それだけのものになっちゃっていないか?という反発。
子供たちに、強い者に憧れるあまり、弱いものに対する思いやりを失わせないか?という恐れ。
強いものが大好きという子の中には、たまに、弱いものを見下したり馬鹿にしたりする子がいるからね。
899 名前:どこの誰かは知らないけれど[sage] 投稿日:2011/05/23(月) 10:43:27.05 ID:XBoEHwpt
それから、RXの無制限の強さと関係するんだけど、
光太郎の性格描写についてね。
「RX」の光太郎は明らかにオカシイんだ。
それは、明るすぎるとか陽気すぎるとかという単純なことじゃない。
まずシャドームーンに対する態度。
「RX」の光太郎は、シャドームーンが生きていたことを知り、当初、ひどく動揺するね。
そして「お前とは戦いたくないよ!」と叫ぶ。ここまではいい。ごく自然だ。
しかしその後、あっさりシャドームーンをクライシスと同等の敵として認識し、
「シャドームーン、必ずお前のこともぶっ倒してやるぜ!」と闘志を燃やすんだ。
そして次に会った時、シャドームーンからの挑戦を受け、
「望むところだ!」と張り切って戦いだす。そして躊躇せずシャドームーンを倒す。
これ、オカシイんだよね。
光太郎というのはね、「BLACK」最終回のシャドームーンの「遺言」どおり、
親友殺しの罪悪感と後悔と、二度と戻れぬ日々への郷愁で生涯胸を痛め続ける男なんだよ。
それが、その親友が生きていた!生きていてくれた!という事実に直面したら、どうなる?
考えてみてほしい。
少なくとも、「お前を倒してやる!」とやる気満々にはならない。
そして、もう書いたけど、最終回。
何の罪もない、クライシス皇帝の横暴に苦しめられていた50億人もの民衆ごと、
怪魔界を粉砕することに全く躊躇を見せないRX。
どう考えても、「RX」の光太郎、オカシイでしょ?
900 名前:どこの誰かは知らないけれど[sage] 投稿日:2011/05/23(月) 10:54:59.44 ID:XBoEHwpt
この光太郎の「RX」でのオカシサは、幻の3作目で生かす予定だったんだよね。
3作目の序盤で、主人公に対して光太郎が語るんだ。
「君たちが、僕たちの世界を侵略するというのなら、僕は迷わず君たちの世界を滅ぼす。
僕を悪魔だと思うのならそれでいい。僕は僕の信じる正義のために戦ってきた」
光太郎の世界の人々にとって、光太郎は正義のヒーローだ。
しかし見方を変えれば、ゴルゴムやクライシスの者にとっては悪魔そのものだ。
光太郎は続ける。
「しかし、戦いからは何も生まれない。何も得られない。
事実、僕はすべてを失い、こうして独りだ」
とね。
ああやってぶっちぎって、考えることや悩むことをやめて疾走したことの結果。
光太郎のしたことは果たして正義だったのか?正しい行いだったのか?
そういうこともやろうという話だったんだよ。
正義とは何か?悪とは何か?
これは、子供たちに番組を提供する側が、しっかり考えなくちゃいけないことなんだ。
そうそう、そういえば、し○らくら氏が、いつだったか言ってたなあ。
「シャドームーンだって正義ですよ」とね。
ちなみに、しら○くら氏は、「BLACK」という作品が大好きなんだよね。
いや、しかしネットが普及するようになってからは、
子供の頃「RX」ファンだった人たち、今も「RX」を愛し続けてる人たちの言葉を、
たくさん読めるようになった。
当時、作り手があんな複雑な思いを抱きながら作っていたということが、本当に申し訳ない気分になる。
そして、今では「RX」という作品は、あれはあれでよかったのだと思えるようにもなってきた。
ファンのみなさんのおかげだよね。
でもやはり「BLACK」の方に愛着を感じてしまうのは仕方がないw
こんなに長く書いてきたけど、誰も読んでくれてないかなw
みなさん、呆れてるかな。気分を害されてるかな。ごめんね。
こういうふうに独りよがり的なのは、当時と同じだな。
我ながら、全然反省が生かされてない。
いや、どうも失礼しました。
オリンビスに関してはほぼ既出の事項だが、RX時の光太郎に関しては若干、初出の物アリ。
白倉Pが「シャドームーンも正義だ」と言っていたという発言は(世紀王様の口から語られるのは)多分初出。
以前、世紀王様が言っていた「『シャドームーンだって正義だ』と言っていた」人は多分高寺Pなので。
最終更新:2011年05月26日 21:18