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東欧シナリオ6-コンスタンティノープルNPC1(後編)

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hachu

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東欧シナリオ#6-コンスタンティノープルNPC1(後編)


本文を書いている最中、剣闘士がやたらと遣唐使に変換されます。最高の遣唐使って空海とか最澄のことでしょうか。
素直にグラディエイターにしとけばよかったかなぁ。

最後の倉庫番の話で地獄界が出てきますが、これが今後実装予定のやつと同じものかどうかはわかりません。

トレノー
職業:コンスタンティノープル馬屋管理人
位置:コンスタンティノーブル馬屋前
コンスタンティノープルにはほかの都市よりも大きな馬屋がある。ほかの都市の馬屋は個人経営で一般人のみを相手に商売をしているが、コンスタンティノープルの馬屋は軍隊に所属しており、軍隊と一般人両方を相手にしているので規模が大きいのである。
そんな大きな馬屋を一人で管理している人はトレノーという男で、彼は若かりしころかなり有名な剣闘士であったという。しかし多くの金を儲けるために彼は無理に多くの試合に出、体を酷使した挙句大怪我をして二度と剣を持つことができなくなった。その後、ほとんど廃人のような生活をしていた彼を軍隊が広い、馬屋の主人として新しい生活を始めるようになった。
今は体や顔に大きな傷があるので、長袖の服で自分の姿を隠しながら人々がじっと自分を見つめることを嫌がっているが、過去に彼が剣闘士であったときは最高の剣闘士になる夢があり、その夢に向かって走る彼の姿を見た多くの人々―特に女性にもてた有名人であった。
最高の剣闘士として夢に向かって進んだある日、彼は試合場で仕事をしている貧しい女に出会い、彼女を愛することになた。愛に落ちて自分の夢を忘れたトレノーは貧しくて不幸だと思った彼女の悲しみを拭い取って彼女を幸せにするために多くの金を稼ごうと、他の剣闘士達より2倍の試合をこなした。
トレノーは多くの金を稼ぎ、その金で愛する人に家や宝石を買って幸せにしたが、彼の体はますます傷つき、彼の愛も徐々に行き違っていった。お金に味を占めたトレノーの愛する女はより一層多くの金を要求し、トレノーも正式対決ではない大きな掛け金がかかった闇の対決に手を出すようになる。
しかし、彼の体はだめになっていき、変則的な闇の対決に耐えることができず大きな負傷を負い、彼の剣闘士人生は幕を閉じた。しかし彼の不幸はそれで終わりではなかった。彼が負傷して治療後家に帰ってきたとき、彼の愛する女は彼がこれ以上利用価値がないことを知って財産を持って逃げ出した後であり、彼はすべてのものを失って通りへ追い出されてしまった。
軍隊によって拾われて馬屋管理人をすることになったが、負傷によって醜くなった自分の姿と愛した女の裏切りによって人々を遠ざけるようになり、誰かに声をかけられても疑いの目を送って不親切な声で相手をしている。

ティナ
職業:特産品取引業者
位置:コンスタンティノーブル商人組合前
貿易をするときに必要な施設が特産品取引業者である。全ての貿易の出発点と終点は特産品取引業者を通じて行われるからである。
シルクロードを通る貿易によって多くの富をためた西端の都市コンスタンティノープルにも当然商人組合が存在し、また特産品取引業者も存在する。貿易のためにそこの商人組合を尋ねると、髪の色だけが違う美しい双子の姉妹があなたを歓迎するはずである。
コンスタンティノープルで貿易関連の仕事をしているティナとタナ姉妹はアクセサリー店のバーゼルにも劣らない人気があり、彼女のために商人をする人たちが増えてコンスタンティノープルの貿易がずっと盛んになったという話があるぐらいである。
しかし、彼女らがバーゼルよりも人気が低い理由をある人は、貿易関連の仕事の時以外には冷たく見え、見れば見るほど恐ろしくも見える顔をしているからだという。その中でも姉であるティナの姿は殆ど氷公州に近いものがある。無論そのような姿の彼女が好きな人々もいたりする。

何故彼女らはその美しい顔でそのような冷酷な顔をするのだろうか?その訳はまさに彼女等の過去によるものなのだ。彼女らの母は彼女らを身篭っている間に魔女の疑いをかけられたので、逃亡しながら彼女を生んだ。結局つかまってしまった彼女等の母は火あぶりに処されたが、生まれたばかりのティナとタナは一修道女が保護してくれ、魔女の子供だと思われていたので聖堂には受け入れてもらえず、孤児院へと預けられることになった。
しかし孤児院でも呪われた双子と知られていた彼女たちには大人でさえも近づかず、同じ年の子供たちにはいじめられていた。幼い年齢で頼りになるのがお互いしかなかった姉妹は人々からの苦しみと冷たい目つきに耐えられず、ティナはタナを連れて孤児院を逃げ出し、港へ行ってヴェネチアへ行く船に密かに進入して密航した。
ヴェネチアに船が到着した後密航がばれてしまった彼女らであったが、そこでは彼女らのことを知っている人が誰もいなかったので迷子になってしまい、少女たちを可哀想に思った船のい主人が養子にした。
ヴェネチアで新しい生活を始めたティナであったが、幼い時のひどい経験から心が傷ついた彼女は人をすぐには信じることができず、タナを守る人が自分しかいないと思って成功するために歯を食いしばり努力した。
努力の結果彼女たちは20台序盤に最年少でシルクロード商人組合の管理人に選ばれたが、運命のいたずらかコンスタンティノープルの管理を任されることになった。
結局過去の痛い傷を持っているコンスタンティノープルへと帰ってきた彼女らであったが、時の流れは全てのものを忘れ去らせたのか人々か彼女らの過去を知らなかったし、都市の若い人々はむしろきれいなお嬢さんたちの就任に喚起の声を上げた。しかし彼女らがコンスタンティノープルへ来てから間もなくして彼女らの過去を思い出した人が数人表れ、その話を都市に言いふらしたが、もう国家が管理している商人組合の管理人になってしまった彼女たちに過去の話ができる人はいなかった。
そのように人々は後になってから彼女らを警戒していたが、彼女らの前では礼儀をもって接し、ティナも人々のそのような姿を知っているのか相変わらず冷たい目つきで人々の応対をしている。

シクロ
職業:旅館及び倉庫管理
位置:コンスタンティノーブル旅館前
過去に何をしていたのか、その老人の出生がどうもみすぼらしく見えるのだが、その老人の多額の金がどこから出たのかを知っている人は誰もいなかった。いつも長いローブを着てフードをかぶっているので、顔さえまともに見た人がいないぐらいである老人シクロはいつも黙々と旅館の前を守っていることで有名であった。
顔を出さないことやみすぼらしい老人が莫大な財産を持っていることについて、シクロに関する様々な噂があった。
有名な賞金首であるとか、盗賊団と内通しているとか、様々な噂が出たが、当事者は噂をまったく気にせず、人々の関心を沈黙で返すシクロに対してますます噂は大きくなっていった。
実はシクロは若かりしころ、かなり有名な冒険家であった。彼は貴族達の援助をもらって多くの遺跡を見つけ出し、そこから珍しい宝物を探し出してくるので、宝石が好きな貴族達にはかなり人気者であった。
そんなある日シクロは一貴族の呼び出しを受けてその邸宅を訪ねた。そこには彼を含めた彼と親しい冒険家達が集まっており、彼も同じ目的のために貴族に呼ばれてきたのだった。冒険家達が全員揃うと同時に貴族が集まり、貴族は冒険家達に一冊の本を見せ、その本に書かれた宝物一つを見つけてくれといった。その本には生きたまま地獄へ行くことができるという黒魔法がかかれており、貴族がほしがっている宝物はその本に紹介されている地獄の奥深くに隠されている地獄の仮面という宝物であった。その仮面の能力は貴族がページを破って別の場所に置いていたので分からなかったが、その貴族は自分の財産をなげうってでも手に入れたくなるほど大きな能力を持っている宝物に違い無いと言った。
地獄へ行くという命を懸けた冒険に多くの冒険家達は怖がって帰ってしまったが、前代未聞の冒険ができると考えたシクロと彼の友人パリネルは二人でその仕事をすることになった。
数日後全ての準備を終わらせた彼らは貴族の邸宅で本に書かれていた黒魔法を利用して地獄へ行くことに成功する。彼らの想像以上にずっと暗く恐ろしい場所であった地獄にて、彼らはあちこちにちらばった危険と悪魔の目を避けて地獄の仮面のある場所へと到着し、到着までの大変さに比べ仮面を手に取ることは意外と簡単に終わった。
地獄の仮面をパリネルのかばんに入れて道中を引き返した彼らは潜入した時よりも気が抜けて、その油断の隙に悪魔に見つかり、追い回される羽目になる。無我夢中で逃げ出した挙句帰り道を忘れてしまった彼らはもしかするとこのまま死んでしまうのではないかという恐怖に陥った。パリネルは最後の手段だと地獄の仮面を取り出し、絶対に使ってみてはいけないという貴族との約束を破って自分の顔に被った。仮面を被ると急に体が輝きながら透明になったパリネルは悪魔をも打ち倒すことができる力を手に入れ、彼らに襲い掛かる全ての悪魔を退けた後シクロを導いて出口に無事到着した。しかし、彼らがまた人間界に帰ろうとした時、パリネルの体は出口を通ることができず、仮面も取れなくなった。約束した時間になっても仮面をとることができなかったパリネルはシクロに自分のことをあきらめて先に行ってくれ、自分も必ず帰ってコンスタンティノープルでまた会おうと言った。自分の命を救った友人を仕方なく地獄へ残して人間界に帰ってきたシクロは貴族に事の顛末を話した。貴族との契約条件を破ったことも話さざるを得なかったのでシクロはコンスタンティノープルの監獄で30年過ごし、すっかり年老いてから監獄を出た。
監獄を出たシクロは地獄を通った時に手に入れた何種類かの不思議なものを売って大金を作り、その金で建物を買って旅館にし、今日もいつか必ずたずねてくることを信じている友人を待っている。
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