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東欧シナリオ5-女性キャラクター(後篇の後編)

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hachu

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東欧シナリオ#5-女性キャラクター(後篇の後編)


13人中10~13人目
人間じゃないやつ3種。

次回からはコンスタンティノープルのNPCの紹介です。
PC紹介で出てきた人物も登場します。

ルリア
職業:天使
年齢:250
天界には数多くの天使たちが各々自分の任務を受けて暮らしており、その中で天使ズルパスは森を管理して保護する 任務を引き受けていた。
数え切れないほどの多くの森を管理するために自分が見れないような森の細かい部分の面倒を見るために自分の代わ りに森を管理する人間の姿を持った天界の戦士たちを作り、ズルパスの戦士たちは各自引き受けた森を守りながら生 涯を全うしていた。
また、自分の直属守護戦士たちを置いてそれらに自分の保護と人間界に降りている戦士たちの管理および賞罰を任せ 、戦士間での秩序を維持していた。
ルリアはそのようなズルパスの守護戦士の中の一人であった。ズルパスの南側を守護し、ヨーロッパに散らばってい る天界の戦士たちを管理することを引き受けていたルリアは、誠実さとすばやい処理能力でズルパスの信任を受けて いた。
そんなルリアに苦手なものがひとつあった。それはちょうどショーレン山脈を守る天界の戦士たちの中の一人のラヒ ルという戦士のためであった。ほかの天界の戦士たちとはすこし違う性格を持っていたこの戦士は人間たちに対する 好奇心がとても高く、人間との間で事故もたくさん起こしていたが、それでも純粋な心を持っていたのでほかの存在 たちにはおおきな被害を与えなかった。
大きな被害はなかったが、たびたび事件を起こすラヒルのためにルリアはいつもショーレン山脈の方の仕事に神経を 尖らしており、ラヒルに数十回指導をしたが、それでもラヒルはまたすぐに事件を起こしていた。
こうしてルリアの生涯は過ぎていった。
過去は人間たちが自然とともに生きていく存在だったのでズルパスは人間たちの森に大きく気を使わず天界で楽に過 ごすことができた。しかし人間たちの文明がますます発達して人間たちの間で戦争が生じてからは森の木が重要な資 源になり、人間たちは森を占領するのに血眼になり、森はますます破壊されて人間によって汚くなっていった。
ズルパスの戦士たちは人間たちを阻もうと努力したが結局は人間たちの果てしない貪欲さに勝てず、森はますます人 間の手に落ちることになる。
この事態を見守っていた天使ズルパスは人間たちによって占領された森の戦士たちを天界へ召還し、天界の戦士たち は人間界を去っていった。
戦士たちが天界へすべて帰ってきた後、守護戦士は人員点呼をした。ほかの守護天使たちの区域は全て異常がないと ズルパスに報告したが、ルリアは最終報告ができなく苛々していた。
今度はラヒルが大きな事件を起こしたのだ。ズルパスの命令に逆らって天界へ帰ってこないことは容赦が受けられな いほどの罪であり、天界の加護を受けることができなくなるラヒルは平凡な人間より弱い存在になってしまうからで あった。
ルリアはこの事態をズルパスに報告したが、戦士たちをまともに管理できなかったことに対して大きく問責にあった 。ズルパスはこのことが神に知られる前に解決しなければならないといい、一日も早くラヒルを探して天界へ連れ帰 ってくるようルリアに告げた。
ルリアはこのようにして地上に降り、ラヒルを探す旅を始めることになる。

メデーア
職業:悪魔
年齢:不詳
昔々のことである。
人間の文明がちょうど始まり、散らばっていた人間たちが少しずつ集まり暮らし始めていたときのことである。水が なければ暮らすことができない人間なので人間たちの文明は主に川の周辺で始まり、川で水を得て陸地で農業と狩を しながら文明は発展していった。
ヨーロッパのドナウ川の近くで生じた文明もこのような所以であり、その文明はいい環境条件のためか発展の速度が とても速かった。
ところでどのようなことかお互いがお互いを信じて頼りながら過ごしていた人間たちがお互いを信じることができず 憎み始め、いくつかの文明は戦争を起こすことまでした。
最初は何の理由もなしにただ一方が滅亡するまで争ってばかりいた。そうするうちにいくつかの文明の長老たちがそ の無意味な喧嘩に対して疑問を抱き始め、争いが起きるようになった原因を探して研究を始めるようになった。
長年の研究の結果戦争が起こった原因を見つけ出すことができた。その原因とは堕落した天使によって起きたことだ というのだ。サタナイルと呼ばれるその天使は神が自分たちより人間を愛することを妬み、人間たちを滅亡させるた めに人間の心に忍び込んでお互い殺しあうようにしたのであった。
戦争の原因を探し出した長老たちは人間の心に侵入したサタナイルの痕跡を立つことに尽力し、彼らの努力によって 戦争は終わった。
人間たちの戦争をうれしそうに眺めていたサタナイルは、つまらない人間たちによって自分の計画が頓挫すると激怒 し、直接人間界に降りて人間を滅亡させるっために動いた。
巨大な蛇に変身したサタナイルは、ドナウ川から姿を現し周辺にいる人間の村を次々と攻撃した。村はあっという間 に破壊され幾多の人間たちが死んだ。
人間は自分たちの武器が効かない巨大な蛇の攻撃に手をつけられず、村と友人を捨てて逃げ出すことに忙しかった。
目に見える村を全て壊したサタナイルは逃げ出す人間たちを一人二人と食べ始めた。サタナイルに取って食われた人 々の中で体の弱い者はそのままサタナイルの腹の中で溶けてしまったが、一部の強靭な体を持った者はサタナイルの 力を受け、サタナイルを崇拝する力強い存在に生まれ変わってサタナイルとともに人間たちを狩った。
神はそのようなサタナイルの悪事を天界から眺めていたが、その行動があまりにも度を過ぎているのでサタナイルの 行動を阻止するために人間に啓示を掲げた。
ドナウ川の近くで農業をしながら暮らしていた平凡で純粋な農夫だったメシナはある日昼寝をしている途中、神と思 われる姿を見て眠りから覚めた。夢の中で神は一本の槍のある場所を知らせ、その槍を持って南に下り人々を救援せ よと知らせた。
夢の話を妻に話し、メシナは妻と一緒に神が知らせてくれた槍がある場所へといった。船に乗ってドナウ川の真ん中 に行ったメシナ夫婦は妻を船に残し川へともぐって槍を探した。
普段同じ川の半分も潜ることができなかったメシナであったが、その日は不思議なことに長く息をとめることができ 、川底で輝く槍一本を手に入れることができた。
その槍を持って家に帰ってきたメシナは一団の人間に会い、南側にある彼らの村におびただしい数の化け物が現れた ので早く逃げてほしいという話を聞く。
メシナはこれがまさに神が自分に下した神聖な啓示であることを悟り、妻の反対を押し切り槍を持ってサタナイルが いる場所へと駆けつけた。
サタナイルがいる場所へ行ったとき、そのあたりの村は全て廃墟となってしまった後であった。生き残った人間たち は逃げることで必死であり、巨大な蛇と彼の子だと思われる存在は人間たちを攻撃して殺戮を楽しんでいた。
槍を一度も使ったことがなかったメシナではあったが神が自分を守ってくれるはずだと信じ、槍を握り締めると槍か ら発せられる光はいっそう強くなった。その光をみて勇気を持った彼は大声で叫び、サタナイルに槍を向けて駆けつ けた。駆けつけている途中数多くの邪魔があったがメシナは自分がどうやって彼らを打ち破ったか記憶がなかった。 彼が我に返ったときには自分の槍がサタナイルの体を突き通した後であり、槍に突かれたサタナイルは狂ったように 苦しんだ後地に倒れた。
サタナイルが倒れると彼の子供たちも力を失い、サタナイルの周りをさまよって彼らも苦しんでうめき声を上げた。
サタナイルの体から槍を抜き取ったメシナは、槍でサタナイルの周りに巨大な文様を描き、その文様が完成すると地 面から強烈な光を発してサタナイルと彼らの子供は石になっていき、光が消えるころにはそこに巨大な石でできた丘 が作られていた。
その後サタナイルを打ち破ったメシナは聖者として褒め称えられ、彼らの武勇伝はいつまでも伝え聞かされていった 。
メシナの武勇伝が忘れ去られるほど長い年月がたった後のこと。
世の中はまた戦争で混乱し、どこかでは異形の姿の化け物たちが現れて人々を苦しませるなど暗い機運が世の中を席 捲していった。
その暗い機運のためか、サタナイルが封印された丘に小さな割れ目が生じ、封印に小さな隙間が現れた。そしてその なかからサタナイルの子供が一人すり抜けてきた。
あまりにも長い間封印されていたメデーアは自分が封印をすり抜けられたことを変に思っていたが、少したって自分 だけがすり抜けることができた事態を把握した。サタナイルの命令に従ってメデーアは封印を解くために近くの都市 を尋ねてあるき、彼女はコンスタンティノープルに足を向ける。

カイーリ
職業:淫魔
年齢:22
カイーリはヨーロッパ大陸の隅にあるやや小さな村の平凡な少女であった。
平凡なパン屋の娘であったカイーリは家業を手伝い、遠い先にはそのパン屋を受け継ぎ愛する人と一緒に自分のパン 屋を運営するのが夢であり、町の友達と楽しく過ごしてステキな青年を見ると胸がときめく素朴な姿のよく見られる 純粋な少女であった。
ひとつ珍しいことが彼女の家が村の村長の家であることであった。
ある日そんな平凡な少女カイーリの前に夢で見るような白馬に乗った王子が現れた。
白馬に乗り、高価な服と装身具で身を飾り、大きな背に彫刻のようなハンサムな顔のその男は自分を遠い国の貴族だ と名乗った彼はカイーリに一目惚れだといった。
世の中を何も知らなかったカイーリは彼の言葉を信じ、彼と愛に落ちた。運命のよう自分に近づいた人であり彼女は 幸せで阿多つぃ、彼女の幸せを友人や村人たちはうらやんだ。
純朴だった彼女の両親もその男のまっすぐな外貌と高価な服を見て男の言葉を信じた。
時がたって男を本当に愛するようになったカイーリは自分の全てのことを男に打ち明けたが、男は隠し事が多かった 。しかしそんな姿でさえもカイーリにはかわいらしく見えていた。
そのようにして数日後男はカイーリにプロポーズし、カイーリは快く受け入れた。
結婚式はカイーリの村で行われた。小さな村の結婚式であったが貴族である男の身分に似合う式を行うためにそれな りに盛大に行うよう努力した。村は祭りの雰囲気であり、村人たちは皆カイーリの結婚式を祝った。
男の両親は来なかったが国の仕事が忙しくてくることができないという男の言葉に村人たちはまったく疑わずに納得 した。
そのようにして彼らは結婚し、何ヶ月かの間幸せなときを過ごした。その数ヶ月間カイーリは今まで暮らしてきたと きの中で一番幸せな時期を過ごしていた。
そしてその年の12月になった。
カイーリの村はその地域を管理いている領主に一年に一度供え物を納めていた。毎年一月になると領主の元へと訪ね 、供え物を納めて安全の補償を受けていた。
カイーリの父が村長だったので村の供え物は全てカイーリの家に集まり、周辺の土地が肥えていたので小さな村にも かかわらず供え物の量はかなり多かった。
一月になってカイーリの父と夫は村の数人の青年たちと一緒に供え物を持って領主の元へと出発した。あちこちで発 生している戦争と盗賊たちのためにカイーリは運送中にもしものことがないか心配したが父と供え物の安全は自分が 責任を負うので安心しろという夫の姿に納得した。
父と夫が無事に帰ってくるのを毎日祈りながら過ごしたカイーリはある日、無残な悪夢から目覚めた。悪夢のために 夜明けに目覚めたカイーリはどこかで聞こえる馬の足音を怪しく思い、何事か調べようと家を出た。
夜明けの静寂を壊して駆けつけてきた人は供え物を運びにいった村の青年の一人であり、青年の乗っていた馬はカイ ーリの父の馬であった。全身から血を流しながら気を失った青年を乗せた馬はカイーリの家の前につくと立ち止まっ た。
青年の流すおびただしい量の血に驚いたカイーリは大声を出して助けを求め、しばらく後青年は治療のために家に移 された。翌日やっと気がついた青年は何が起こったのかを話し、その話を聞いたカイーリはショックを受けた。
数日前供え物を送った仲間は領主の元へと行く途中日が暮れて休む場所をさがし、カイーリの夫が近くにいい場所が あるといって案内した。彼が案内した場所は休息が取りやすい場所であったので人々はそこで野営をすることにして 準備をした。
夜になって見張りの男以外が皆眠った時間であった。闇の中で急に飛んできた矢が見張り番の首を貫通し、見張りは 声を出さずに死に絶えた。そして略奪者たちの攻撃が始まった。
眠っていた供え物を運ぶ仲間はまともに抵抗もできないまま略奪者たちの手に落ち、運良く命を拾った者たちも略奪 者たちに囲まれて危険な状況であった。
危険な状況の中、カイーリの父は婿だけでも生かして送るために彼を探したが、彼が見つからないので諦めて自分が 逃げ出すことに全力を尽くした。過去に渡り者の騎士生活をしていたカイーリの父の剣の実力は略奪者たちを一人二 人倒し、仲間の中で幾人かは彼について脱出に成功した。
やっと命からがら逃げ出したカイーリの父はずいぶんと長い間逃げてから、怪我をして街角に立っている婿にあった 。カイーリの父は婿が生きていることを見て喜び、怪我をした彼を馬に乗せようと彼に近づいた。婿を脇に抱えて助 けるために馬から降り、婿に近づいた瞬間鋭い剣がカイーリの父の体を突きぬけた。自分の体から吹き出した血を見 て信じられないという目で婿を見たカイーリの父は婿の顔から嘲笑を見た。そして今までのこと全てを彼がやったこ とであることを悟ったがあまりにも遅かった。
村長が死んだあと、ほかの仲間たちも逃げ出すことができず、唯一村長とともに馬に乗って逃げた一人の青年たちが 略奪者たちの攻撃を逃れて脱出に成功し、村まで帰ってくることができたのであった。
カイーリの夫の裏切りによって供え物が奪われたという話が村に広がると、村人たちは供え物に対する心配のために ざわめいた。たとえ肥えた地であっても作物の大部分を供え物になってしまうので、また供え物を準備すると一年間 飢えに喘がなければならなかった。
どうすればいいかを決断することができず数日がたち、領主の下から派遣された兵士たちが村にやってきた。兵士た ちは供え物が来る時期になったのにそれがこないので、村人たちを脅すために訪ねてきたのであった。カイーリの母 は兵士たちに事情を話し、切実に善処を頼んだが、兵士たちは聞いたふりをしながらも、一週間以内に供え物を出さ なければ村を襲うという脅迫をして去っていった。
事情が切迫されると村人たちは全ての罪をカイーリの家に押し付け、カイーリの母とカイーリに何とか解決させよう とし、解決できなければ恐ろしいことになると脅した。
カイーリと彼女の母は家の全てのものを家と土地を売ったがそれでも供え物の代わりにするにはまったく足りず、村 人たちに見張られていて逃げ出すこともできずに一週間がたってしまった。
村人たちはまったく足りていない彼女たちの金を見て火のように怒り、話し合いをして彼女たちを奴隷に売って少し でも稼ぐことに決めた。カイーリと母は村人たちに泣きながら一緒に暮らしてきた情があるのにどうしてこんな仕打 ちなのかを訴えたが、自分たちの命にかかわったことなので村人たちは冷たく彼女たちを奴隷商人に売ってしまった 。
彼女たちを売った奴隷商人はカイーリをコンスタンティノープルの売春町に、彼女の母は遠くの北の異民族へと売り 、彼女らの人生は底に落ちた。
売春町で身も心も壊れてしまったカイーリに残ったものは自分を裏切った男と村人に対する恨みだけであり、いつか は脱出して復讐するという執念で日々を耐えていった。
そんなある日カイーリは夢を見た。とても美しい女が現れ、彼女に提案をし、彼女はその提案を受けて眠りから覚め た。珍しい夢だったので覚えておいたカイーリは普段どおり金をもうけるために営業の準備をしているときみ女一人 を客として受けることになった。
部屋に立ち入ったその女はコートを脱ぐと大変美しい彼女の体が現れた。全身に黒い刺青が刻まれており、赤く輝く 目をした彼女は人間ではないということがすぐわかった。
ふと彼女の姿が顔なじみのような気がしたとき、その女は体から人間の川で作られた文書一枚を取り出し、そこに署 名しなさいといった。そのときカイーリは彼女が夢で見た女で彼女がやった提案を思い出した。
自分が言うとおりにすれば彼女が願う復讐ができるようにしてくれるという彼女の提案を夢の中では漠然と受諾した が、人間ではない彼女の姿を見ると本当に彼女が自分の復讐を手伝ってくれるという確信を持ち、契約書に署名をし た。
このようにしてカイーリはサキュバスの荷受になり男たちを誘惑し、彼らの精気を抜いてサキュバスに送る対価で若 さと美しさを受けた。
そしてカイーリは今日も使うに値する男を捜してコンスタンティノープルの通りをさ迷っており、復讐の日を待って いる。
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