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始皇帝陵シナリオ3-始皇帝陵の支配者

最終更新:

hachu

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始皇帝陵シナリオ#3-始皇帝陵の支配者


長編第3章。
ここらで大体話のひと段落がつきます。
長かったシナリオ連載もあと3話で原作に追いつき、始皇帝陵編もそこで完結します。
結構長かったなー。

今まで"稜"だったのを"陵"に修正しました。漢字間違いに全然きづかなんだ(´・ω・`)


始皇帝陵の中では数多くの罠が設置してあり、陵を守る力強い兵士が彼らを阻んだが、白麗にとっては全て軽い障害物であり、彼女と仲間達は手軽く陵の地下2階まで降りた。
2階から下には降りることができず、彼女は墓の大きさに比べた浅さを嘆き、自らの力で下へと降りる道を作った。
長い間かかって誰の邪魔も受けずに修練のできる深さまで到着すると、白麗は自分と小小の部屋を作って修練を初め、守護獣達は侵入者に備えて防過通路を作って侵入が容易くないようにし、多くの罠を設置して自分らの主人を保護した。
白麗は自分の血で陣を描き、その中に座って宝貝を取り出し、自分の気を宝貝の中に吹き込んだ。すると彼女の気に応じた宝貝は明るく輝いて白麗の体に吸収され、体から白色の根のような形の数十個の気が部屋の外まで伸び、そこから大地の気を吸収して自分の力を取り戻していった。

白麗が修練を初めて数ヵ月後のこと。長安で暮らしているあるお百姓が夜遅くまで仕事をして家に帰る途中、道に迷ったときに偶然巨大な入り口を見つけ、翌日彼はそのことを軍営に届け、大々的な捜索作業によって秦始皇帝陵が数百年ぶりに人間の前に姿を現すことになる。
多くの人々が秦始皇帝の残した多くの宝物を期待して中に入っていったが、陵を守る兵や罠によって逃げ帰った。
その後軍を動員して始皇帝陵への侵入の試みが数度行われて、その度に失敗に終わるが、人間の宝物に対する欲は尽きず多くの方法で陵の宝物をつかむための試みが続いた。
そんな試みの中の一つが始皇帝陵の周辺から穴を掘り、入り口以外から侵入する方法である。この方法のために人々は陵周辺に多くのトンネルを掘り、その中のいくつはは深く、白麗が伸ばした根のある場所まで入り込んでいった。
白麗の根は触れてはいけないものであった。しかしそれが何か分からなかった人間は根の正体を知るためにさまざまな試みを行い、それと共にますます白麗の気が汚れていった。
伸ばした根が汚染されたことに気づかず白麗は修練に没頭し、彼女の体には少しずつ不純な気が積もっていった。その気は白麗の体を巡りめぐって脳にまで浸透し、その時にやっと不純な気の存在に気づいた白麗は修練を中止しようと思ったがもはや手遅れであり、結局それによって彼女は走火入魔に陥る。
いくら時が経ったであろうか。白麗は目を開いた。目を開いた白麗は自分の体を少し動かしてみた。無理なく動く彼女の体は正常に戻ったことを知らせる印であった。白麗は走火入魔から脱出して回復に成功したのである。
しかし彼女の目つきは変わっていた。以前までの純粋で清い目つきではなく、暗くて陰気な目つきに変わっていた。白麗は体を回復させるために多くの力を使い、脳に侵入した不純な気を阻むことができずにその気に精神を支配されてしまったのだ。
人間を愛した心は人間を憎悪するようになり、人を心配した心は残忍で悪辣に変わってしまった。
目を開いた白麗は守護獣を呼び込んだ。そして彼らに陵に侵入する人間を攻撃するよう支持した。彼女の心の中には人間界を支配するという欲望がうねり、その欲望を満たすために陵を拠点にして足場を固めた後、世間に出ようとする計画が立てられたのである。

そんなことも分からぬまま人間達は相変わらず宝物のために陵に侵入するよう努力し、たまに罠と兵士の攻撃を避けて陵内の奥深くまで入り込む人間もいたが、彼らも目的を果たす前に白麗の荷受によって命を失う。
しかしその中でもいくつかの優れた者達は陵の奥深く隠されている白麗の巣窟まで入ることに成功し、そこで白麗の姿を見て怖気づいて宝物をあきらめて村に戻り、彼らの口から秦始皇帝陵を支配する白蛇の存在が世間に知られることになる
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