一般的な方法としては、次の3つの方法が考えられます。使っているシステムで都合の良い方法を選択してください。
/usr/share/fonts/X11/Type1 ディレクトリにフォントを追加します。X Input Method (XIM) を利用している場合、フォントはこのディレクトリを参照します。
/usr/share/fonts/truetype(環境によっては /usr/share/fonts/ja/TrueType)ディレクトリにフォントを追加します。
ファイルマネージャより場所バー fonts:/// を開いて、そのウィンドウに追加(コピー)します。GNOME デスクトップでは、ファイルマネージャの Nautilus がユーザの ~/.fonts ディレクトリを自動的に作成し、そこにフォントを追加してくれます。マウスを使っての「ドラッグ&ドロップ」の操作が可能です(root での操作は必要ありません)。
あるいは、ユーザの <openoffice_dir>/share/fonts/truetype ディレクトリーに追加することもできます。フォントを ~/.fonts に追加した場合は、ここにシンボリックリンクを張っておくといいかも。
フォントの設定は、ユーザのホームディレクトリにある ~/.fonts-cache ファイルに反映されることになります。ディストリビューションによっては、フォントを扱うディレクトリ名が相違していることがあります。
KDE の場合は、コントロールセンター > システム管理の中にフォントインストーラがあります。
フォントの変更は、次の手順で行えます。
[メインメニュー] > [個人設定] > [フォント] より「フォントのプロパティ」を開いて、希望のフォントを指定します。アプリケーションで使用するフォントやデスクトップのアイコンに使用するフォントを変更することが可能となります。ただし OpenOffice.org、 Mozilla など一部のアプリケーションでは独自のフォントが利用できるので、ここでの設定が反映されない場合があります。
同様に、[コントロールセンター] > [外観&テーマ] > [フォント]にてシステムで使用するフォントを変更することができます。また、アンチエイリアスの可否もここで設定することが可能です。
考えられる状況としては日本語フォントの初期設定が「明朝体」(Serif) に設定されている事が挙げられます。
例えばMozilla ブラウザーでは、メニュー から 編集 > 設定 > 表示 > フォント > Proportional の項目で、「ゴシック体」(Sans Serif) に変更できます。
インターネット上やパソコン関係のショップでは数多くのフォントが流通していますが、著作権との関係上、配布等利用条件を定めているライセンスに気を付けて使用する必要があります。Windows や Mac OS、他の Linux ディストリビューションに組み込まれているフォントを勝手にコピーして自分のパソコンで使用することは、法律上問題が生じるかもしれません。
このページで紹介する「フリーフォント」は、基本的に自由に利用できる日本語フォントで、ライセンス上の制約が特にないものを中心に取り上げます。General Public License (GPL) のもとで配布されるフォントであれば、再配布は自由に行うことができますし、また、拡張・改変等を行った上で配布することも可能です。一部には、その利用条件に制限のあるフォントもあります。
かつて「東風フォント(Kochi Gothic と Kochi Mincho の総称)」が存在し、事実上フリーフォントの代表として利用されていました。しかし、ライセンス上の問題が発生し、突然配布が中止されました。次のアドレスにまとめられています。
代替東風フォント からの改称です。
由来:波のように広がっていくといいな、という期待が込められているようです。
このフォントは、Common Lisp に移植された和田研フォントキット (CLWFK) を使用して自動的に生成されたフォントと、既存の改変自由なビットマップフォントを組み合わせて作成した物です。
文字の構成的には東風フォント代替フォントとほぼ同じですが、スケルトン定義データにまで遡った誤字の修正が行われています。
M+ OUTLINE FONTS はコンピュータなどでの個人利用をはじめ、商業目的での利用、フォント内容の改変、改変後の再配布にも制限の無い、自由なライセンスで公開しているアウトラインフォントです。
Project Vine で開発されている、さざなみゴシックを元に修正した部分と、M+フォントとを合成した TrueTypeフォント。Vine Linuxだけでなく、最近は多くのメジャーなディストリビューションで標準採用されています。
書家の青柳衡山先生が作成された毛筆フォントです。登録文字数は約13000字です。年賀はがきなど、時候の挨拶状の文面印刷に好適な流暢な書体です。
XANO明朝フォントとは、内田が独自に製作した2004JISの非漢字等を実装するフォント「ORADANO明朝フォント」と、拡張ANOグリフ集合、そして、和田研漢字分科会により製作・配布されている「和田研明朝フォント」の補助漢字版から得た漢字グリフ集合とを結合して製作された、 2004JIS実装水準4のTrueTypeフォントです。
QANO明朝フォントとは、内田が独自に製作した2004JISの非漢字等を実装するフォント「ORADANO明朝フォント」と、拡張ANOグリフ集合、そして、和田研漢字分科会により製作・配布されている「和田研明朝フォント」の補助漢字版から得た漢字グリフ集合とを結合して製作された、 2004JISをいわゆる旧字で実装した、実装水準4のTrueTypeフォントです。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)による高品位なフォントです。
IPAフォントは次の5書体です。(tar.gz ファイルを展開してできた fonts フォルダ内に生成されます。)
ファイル名 | 書体 |
ipag.ttf | ゴシック体 IPAフォント(1フォントバージョン添付) |
ipagp.ttf | ゴシック体プロポーショナル IPAフォント |
ipagui.ttf | ゴシック体UI IPAフォント |
ipam.ttf | 明朝体 IPAフォント |
ipamp.ttf | 明朝体プロポーショナル IPAフォント |
欧文プロポーショナル+日本語等幅の「IPAexフォント」もあります。つぎの2書体です。
ファイル名 | 書体 |
ipaexg.ttf | IPAexゴシック |
ipaexm.ttf | IPAex明朝 |
ライセンスその他については、IPAフォント よくある質問とその答え(FAQ) を参照してください。
Ubuntu Japanese Team によってリリースされたIPAフォントの派生フォント。フォント名の変更によりコミュニティベースでの開発・再配布が可能になった。
利用が個人用途に限られたり、再配布や商業利用が不可などいろいろと制限はありますが、無料で配布されているフォントです。非常に高品質なものなので、利用価値が高いと思われます。
ただし無償版の配布形態は Windows/Mac 用に限られているので、Linuxなどで利用するにはちょっとした工夫が必要です。ファイル形式が *.exe なので、Windows パソコンで展開し、その際作成された *.TTC ファイルを適切なディレクトリーに追加すれば、たいてい利用可能となります。*.TTC ファイルのアイコンが ? マークとなってしまうことがあります。
2ch のアスキーアートをズレなく見るためのフォント。
2chBrowsers#monafontを参照してください。
Linux上でのフォント総合スレ
東風フォント制作中止
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/linux/1066915131/
【日本語】M+ フォント【フリー】
フォントのライセンスに関するの5つの質問と回答(2005年10/03受信)
いつも弊社製品をご利用いただき、ありがとうございます。 さっそくですが、お問い合わせの件についてご連絡申し上げます。
→問題ございません。
→問題ございません。
→下記の条件を遵守いただきWebでの文字表示に使用されることは問題ございません。 ・非営業目的での個人使用 ・会社等の法人の場合は、自社用等の自己使用 ・Webページの受託制作等を行っている法人・個人であれば、 顧客が特定できる第三者向けの受託業務に限り、ご使用いただくことが可能です。
ただし、以下のページにてご案内しております二次使用に関しましては、各フォントメーカーまたはライセンス元にご相談いただけますようお願いいたします。 ▼フォントの使用に関して http://www.justsystem.co.jp/legal/font.html
→一太郎のライセンス権利を有していれば、引き続きご利用いただけます。
→公式の回答内容となりますので、公開いただくことに問題はございません。 お客様の責任のもと、正確な回答内容をご掲載いただけますようお願いいたします。 また、弊社の基本的な考え方(ガイドライン)を説明しております 以下のページへのリンクをご設定いただければ、幸いに存じます。 ▼フォントの使用範囲に関して http://www.justsystem.co.jp/legal/font.html
以上、回答とさせていただきます。
今後とも、弊社並びに弊社製品をよろしくお願い申し上げます。
2005年10月26日受信
この度はメールの返事が遅れ、お客様にはご迷惑をおかけしております。 誠に申し訳ございません。 頂きましたフォントの仕様については現在確認中となっております(*1)。 恐れ入りますが今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。 尚、現在お答えできる部分については以下にお答えいたします。
HG ゴシックB Sun HG 明朝L Sun HGゴシックE HGゴシックM HG行書体 HG教科書体 HG明朝B HG明朝E HG創英角ポップ体 HG創英プレゼンスEB HG創英角ゴシックUB HG正楷書体 PRO HG丸ゴシックM PRO
■フォントのライセンスについて
→問題ありません
(2,3,4全てへの回答) →フォントを利用して作成した生成物の著作権は、 作成したご本人に 帰属しますので、特に問題ありません。
→問題ありませんが、お客様がスタースイート8に対する権利を失った場合 (安心サービスでの返品など)には、付属フォントも削除する必要があり ます。
→回答をwebページ上で周知することを推奨はしていませんが、 お客様の 判断で公開することは構いません。
とのことでした。 公開してしまいました。 ソースの中の人、意向を無視してすみません。 売行きは延びると思うので、許してください。
*1 転載者注:現在確認中の質問は、ビットマップフォントに関する技術的な質問であり、ライセンスに関する質問ではありません