Linux のハードディスクのパーティションは、/ と swap 用に2つは必要。サイズは、/ 全体に 3GB 程度はあると良い。
後でディストリビューションを再インストールするなら /、/home、swap と分割しておくと、ホームディレクトリだけ保持した上でそれ以外の / にあるファイルだけ再インストールできる。
/usr、/usr/local、/var、/tmp なども場合によって分けておくと良いこともある。が、考えなしに分けすぎると後でどこかの容量が足りなくなったりするし、デスクトップ用途ではそれ以上はおすすめしない。
たいていの場合はインストーラーの自動設定で適当に切り分けできる。
パーティションの基本領域/拡張領域/論理領域とかいったことについては以下が詳しい。
パーティションが / の他に複数ある場合は、他のパーティションが / ディレクトリ以下にマウントされた状態で、それぞれのディレクトリにファイルができる。
自動じゃなくて手動で / と swap パーティションを作ってみる。
fdisk が使えれば、Ctrl+Alt+F2 キーでコンソールを表示したり、他の Linux から接続して、fdisk でパーティションを切ってもよし。
スワップ領域は、実際のメモリが一杯になったときにあまり使わないデータをメモリから移動して空きを作るのに使う、ハードディスク上の仮想メモリ領域。
スワップ領域のサイズは、以前は搭載メモリの 2 倍程度と言われていたが、256MB 以上のメモリ搭載が当たり前になった最近では、64MB ぐらい確保しておく程度でも実害は少ない模様。
ただし、64MB 以下の少なめのメモリを載せているマシンで運用しようと思うなら、128MB 程度は見積もっておいてもバチは当たらないかと。
同時にハードディスクの容量も大きくなってるので、標準設定で512MBとか確保するようなディストリビューションもある。
なお、パーティションとしては設定したくないという場合、普通のファイルをスワップ用とみなして設定することも可能。
不要になったらすぐに消去できる。
恒常的に必要なら /etc/fstab に swap としてマウントするように書いとこう。
現存するパーティションを縮めてインストール領域を確保することは危険なので普通はお勧めしない。とは言っても、Windows Vista には標準でパーティション設定ツールが付属しているので、比較的簡単に空き領域の作成が可能です。
[コンピュータの管理] > [記憶域] > [ディスクの管理] > [パーティションの圧縮] より、選択しているパーティションのサイズを小さくできます。圧縮することによって、未割り当ての領域を作成し、その領域から新しいパーティションを作成します。[Windows Vista] ドライブの圧縮方法 (ソニー製品情報 VAIOサポート) を参照してください。
どうしても切り直したければ、次のプログラムも使えます。
Linux 環境があれば以下。
その他
参考リンク
Windows 2000 / XP / Vista でハードディスクのドライブが C: と D: に 2 分割されている場合(メーカー製パソコンに多い仕様)では、通常 C: に Windows がインストールされていて、D: はデータ保存用の領域となってる。
この D: は簡単に未使用領域に変えられるので、これをインストール用のパーティションに利用するとお手軽。
具体的には、次のように操作する:
Windows 95, 98, ME の場合はこういう機能は使えないので Windows (MS-DOS) 上からの操作では fdisk を使うと便利。fdisk の操作は慣れが必要なので事前に関連サイトで調べること。
chrootは、ルートディレクトリを変更するコマンド。
たとえば、/mnt/redhatなどにRed Hatを導入している場合、/mnt/redhatにchrootすれば、PATHなども含めて/mnt/redhatがルートディレクトリになる。
これは環境を構築する時によくやる方法。chrootした後、すべてのバイナリファイルを導入し、設定をすべて記述したら、新しい環境を/としてマウントするようにfstabに記述して、最後に再起動する。
ディスククォータとは、各ユーザーに使用できるディスク容量の制限をかけること。
ディスククォータをかけるには、quotaパッケージをインストールし、edquotaコマンドで設定する。