FOSS=Free/Open-Source Softwareとそのライセンスに関するFAQ。
GNUが使っているフリーソフトウェア(ソースの公開、改変、再配付が 自由なソフトウェア )という言葉が、Windowsなどで使われるフリーウェア(無償であるがソース非公開、 改変、再配付不可のソフトウェア)と混同されることを防ぐため、エリック・S・レイモンドが1998年に作り出した 造語 。
オープンソースの定義はOpen Source InitiativeがThe Open Source Definition(OSD)(日本語訳)として以下のように定めており、この定義に適合するライセンスを使用したソフトだけがオープンソースと名乗ることができます。
Windowsのソフトなどによく見られる、ソースは公開しているが再配付改変不可(1と3に違反)や、責任回避のため「医療分野等での使用禁止」など但し書きをつけること(6に違反)は、OSDの定義に合致しないのでオープンソースとは名乗れません。
OSIでオープンソースとされているライセンスの解説。GPLとLGPLについてはGNU関係のFAQを参照。
実際に裁判が起こって争わない限り分かりません。
もし無効である場合、そのソフトウェアの作者から直接許可を得ない限り、そのソフトウェアを利用することは *不可能* です。 無効であるという事は、ソフトウェアを利用する許可が得られないという事です。好きなように使って良いってことはありません。
OSI承認ライセンス 日本語参考訳を参照のこと。
BSDライセンスは制限が緩く、コードを使用したソフトウェアのライセンスを自由に決められる。
これに対してGPLでは、GPLなコードを少しでも使用すると、そのソフトウェアのライセンスは必ずGPLでライセンスしなければならない。
BSDライセンスは、商用製品に組み込む用途として優れたライセンスだが、GPLは共同開発やフリーソフトウェアの理想の実現として優れたライセンスである。
昔は、何の見返りも求めずにソースコードごと公開するというOSSが多かった。最近はビジネス的なオープンソース(最初からビジネスや金儲けのために使うOSS)が増えてきている。FSFは今でもフリーソフトウェアを万人に認められるフリーな権利だと主張している。
GPL/LGPL関係はGNU関係のFAQに移動しました。
BSD の流れを汲む *BSD 系の OS とその周辺ソフトウェアの配布のために決められているライセンス。
宣伝条項付きの BSD ライセンスは、派生物の広告に初期開発者名を表示する必要があるが、ソースコードを使ったプログラムに独占的なライセンスをつけて配布しても良い。
宣伝条項が削られた BSD ライセンスは、修正(済) BSD ライセンスと呼ばれ、しなければならないのは著作権表示だけになっている。 現在では BSD ライセンスと言うと、こちらを指す場合が多い。
派生プログラムにソースコードをつけずにユーザーに配布する場合には好まれているライセンス。
Mozilla Foundation のソフトウェアの配布のために決められているライセンス。Mozilla Public Licenseの略。Netscape Public License と呼ばれていたこともあった。
1.0 は、派生ソフトウェアの配布条件は GPL と同様。
1.1 は、ファイル単位でのライセンスとなっており、派生者が新たに作成したファイルについて、どういうライセンスをつけて配布しても良いことになっている。
Mozilla Foundation では、GPL や LGPL でのコードの利用も許可するため、ライセンスを GPL/LGPL/MPL のトリプルライセンス(=必要に応じて選択)にしている。
X Window System の配布のために決められているライセンス。MIT/X(11) ライセンスとも呼ばれる。
1.0 は、修正 BSD ライセンスとほぼ同じ。
1.1 は、BSD ライセンスと同じで、宣伝条項を載せなければならない。
Apache Software Foundation のソフトウェアの配布のために決められているライセンス。
1.1 は、BSD ライセンスと同じで、宣伝条項を載せなければならない。
2.0 は、宣伝条項の代わりに、特許に関する条項がついている。