入力を開始するには、まず Ctrl + Space キーを押下し「言語バー」をデスクトップに表示させます。そして、半角/全角キー または Shift + Space キーを押下すればローマ字入力へと切替えることができます。言語バーをマウスでクリックしても切替えができます。
はい、可能です。
デフォルトでは Control + Space キーで文字入力が開始されますが、下記の設定変更でこの手順を省略できるようになります。
変更前: Control + Space キーで文字入力開始し、半角/全角キー で日本語入力切替
変更後: 半角/全角キー で日本語入力開始 (再度、半角/全角キー で直接入力切替)
はい、可能です。
デフォルト(標準)ではこれが有効になっていないので、次の手順で変更します。
「言語バー」をマウスで右クリックし、[SCIMを設定] > [パネル] > [GTK] > [常に表示]にチェックを入れたら、「オートハイド」の数字をゼロに変更します。
SCIM の設定変更は、再ログイン後有効となります。
SCIM ツールバーを右クリックし、[SCIM を設定] より [パネル] > [GTK] > [入力ウインドウ] > [候補ウインドウを縦に表示] にチェックを入れたら、[OK] を選択します。
SCIM 公式サイトでは tar.gz 形式で最新版が公開されているので、これを使えば対応できますが、ライブラリ関係の依存等により簡単にインストールができないことがあります。
もしやるなら一応手順を説明しておきます。
まずSCIM、Anthy、KASUMI、SCIM-Anthyの書くソースを入手。
http://sourceforge.net/projects/scim/
http://sourceforge.jp/projects/anthy/scm/
http://sourceforge.jp/projects/kasumi/scm/
http://sourceforge.jp/projects/scim-imengine/scm/svn/
これでscim-1.x.x.tar.gz、anthy-xxxxh-20xxxxxxut.tar.bz2、kasumi-2.x.tar.gz、
scim-anthy-1.x.x.tar.gzの4つを揃えます。
次に解凍します。**.tar.gz は tar zxvf **.tar.gz で、**.tar.bz2 は tar jxvf **.tar.bz2 で解凍できます。
例 tar zxvf scim-1.4.9.tar.gz tar jxvf anthy-9100h-20091001ut.tar.bz2という感じ。
これで4つの解凍したディレクトリが出来てるはずです。
いよいよビルドに入ります。ビルドの順番はscim、anthy、kasumi、scim-anthyの順番を守ってください。
解凍してできた各ディレクトリに移動して端末から次の手順を踏みます。
まずconfigure(注意 各アプリで若干違います)、make、sudo make install、sudo ldconfig
configureの内容だけ書いておきます。
scim ./configure --prefix=/usr --with-x --sysconfdir=/etc anthy ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc/anthy kasumi ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc scim-anthy ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
例えばscimならそのディレクトリに入って端末で
$ ./configure --prefix=/usr --with-x --sysconfdir=/etc $ make $ sudo make install $ sudo ldconfig
って感じです。 ./configure終了後にエラーが出てないか、makeがエラーで止まらないかの2つを チェックしてOKならmake installへ進んでください。
つぎに、
$ im-switch -c n) scim-bridge
n(数字)と入力。一旦ログアウトし、再びユーザーでログインします。これで、日本語入力は可能な状態になっています。Ctrl + Space キーで入力を開始できます。
Qt4アプリでは scim-bridge の qt4版が必要です。インストール済みかチェックしてください。
# yum install scim-bridge-qt*
$ sudo apt-get install scim-bridge-client-qt*
つぎに、環境変数を設定済みかチェックしてください。
$ env | grep im GTK_IM_MODULE=scim-bridge QT_IM_MODULE=scim-bridge XMODIFIERS=@im=SCIM
QT_IM_MODULE が設定されてない場合は、~/.bashrc あたりに次の行を加えてください。
export QT_IM_MODULE=scim-bridge
Chrome/Chromium ブラウザでは、XMODIFIERS=@im=xim のほうが相性がいいようです。以下の行を加えてみてください。
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8 export XMODIFIERS=@im=xim
GNOME端末を立ち上げた直後は、多くの場合、直接入力(半角英数入力)が有効となっている方が便利かもしれません。もし「かな入力」で起動するのなら、設定変更する必要があります。
SCIM ツールバーより [フロントエンド] > [全体設定] > 「全てのアプリケーションで同じ入力メソッドを使用」のチェックを外します。このチェックを外すと、エディタ Gedit の挙動も同様に変更されます。
使っているディストリビューションによっては、この機能が SCIM 導入時に含まれていないことがあります。次のパッケージが追加可能かどうか確認しましょう。