uim (Universal Imput Method) とは、多言語対応の入力システム(入力メソッド)です。日本語だけでなく、韓国語や中国語、さらにその他の言語にも対応することが可能です。
また、Mac OS X にも移植されています。
バージョン1.5の時点では以下のとおり
また m17n ライブラリや SCIM で提供されている日本語入力も使えます。
日本語変換エンジン Anthy と組み合わせることで、比較的変換効率の良い日本語入力環境を実現させることができます。
Anthy との利用については、uim wiki に詳しい解説があります。
# rpm -ivh uim-0.4.7.1-2.fc3.i386.rpm uim-anthy-0.4.7.1-2.fc3.i386.rpm 警告: uim-0.4.7.1-2.fc3.i386.rpm: V3 DSA signature: NOKEY, key ID 1ac70ce6 Preparing... ########################################### [100%] 1:uim ########################################### [ 50%] 2:uim-anthy ########################################### [100%]
# system-switch-imを実行して uim に変更します。~/.xsession 等設定ファイルを作成したり書き変える必要はありません。
もしあなたが今まで kinput2-canna を利用していたのであれば、操作方法に相違があるので注意してください。
項目 | キーの操作 |
日本語入力 ON/OFF | 全角/半角キー、あるいは Shift + Space キー |
全角カタカナへ変換 | F7 キー |
半角カタカナへ変換 | F8 キー |
全角英数字へ変換 | F9 キー |
半角英数字へ変換 | F10 キー |
はい。言語ツールバーがら簡単に設定変更が可能です。
マウスで「設定ボタン」をクリックし、Anthy の設定項目にある「直接入力」を「ひらかな」入力へと変更してください。これで次回より、アプリを起動させた直後から日本語入力が有効となるので、主に日本語入力をメインとするユーザーには便利です。
SKKを使うには SKK辞書 が必要です。 SKK辞書がないと、平仮名や片仮名は入力できますが、漢字への変換ができません。 ダウンロードしたSKK辞書はアーカイブされているので
$ gzip -d SKK-JISYO*.gz
という風に展開して、~/.skk-jisyo に置くだけで大丈夫です。
SKKサーバを経由して利用する場合は、uimの設定ツール(uim-pref-gtkなど)の「SKK辞書」→「辞書ファイルの代わりにSKKサーバーを使う」のチェックボックスをオンにしましょう。
uim-gtk2 を追加インストールしてください。パネルに uim アプレットを追加できます。 (Debian 系ディストリビューションは、 uim-applet-gnome というパッケージ名で提供されています。)
また、デスクトップ右下のコーナーにこのツールバーを表示したいときは、次のコマンドを実行します。GNOME 端末を閉じれば、ツールバーも終了します。
$ uim-toolbar-gtk &