リサイクルの現状
作成:鈴木
編集:足立(06.06.02)



 ガラス、スチール缶、アルミ缶については高いリサイクル率が維持されている。2000年以降では、ペットボトル、古紙の回収率が大きく上昇している。
 なお品目別の生産量をみると、容器包装類についての図2の中では、ガラス、スチール缶が多くなっているが、ここには示されていないものの紙は生産量が3095万トンと飛び抜けて規模が大きくなっている。










リサイクルの現状


容器包装リサイクル

 容器包装リサイクル法で、自治体が回収して一定の品質を保てば、容器包装リサイクル協会に無料で引き渡されて、再商品化がされる制度が動いています。
 2年以上かけて、見直しを検討してきましたが、それほど目立った仕組みの変更はなく、このままシステムが継続されます。


平成18年度 再商品化事業者落札状況(容器包装リサイクル協会)


 全般的に再商品化価格が下がっており、特にPETボトルについてはマイナス入札(買い取り)という形になっている。審議会でも問題となっていた、競争原理が働かないために引き起こされているマテリアルリサイクルの価格の高止まりは、あまり解消されていない様子がみられる。
 なお、どの業者が、どの価格で落札したのかは、平成17年度から公開されている。http://www.jcpra.or.jp/recycler/fr_recycler06.html

市町村からの引取状況



 量でみるとプラスチック製容器包装が最も多く約53万トン、ガラスビンの34万トン、PETボトルの17万トン、紙類は大きく遅れて3万トン程度となっている。

再商品化状況



 再商品化量も統計として出されているが、引取量よりわずかに少ない程度の数値となっている。興味深いのは、どういった用途にリサイクルされているのかの統計です。
 ちなみに、PETボトルは繊維(衣類・カーペット)やシート(卵パックなど)が多く、紙類は固形燃料が多くなっています。

国の計画


 プラスチックの回収量が急増して、受入量可能量を越えてしまうことが、審議会でも問題となっていました。
最終更新:2006年06月02日 15:48