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大阪湾フェニックスセンター大阪沖処分場見学

見学日:2012年11月19日

作成:鈴木靖文

URL:大阪湾フェニックスセンター http://www.osakawan-center.or.jp/index.html

 

 関西の廃棄物の大部分は、大阪湾に埋め立てがされている。海水に有害物が流れ出さないように、護岸で囲んで上に汚水処理も管理して行われているほか、規定外の有害物が運び込まれないように、直接トラックで搬入ができないようになっている。神戸、大阪、和歌山などにある積み替え基地で、内容物を確認した上で、船で運搬し、大阪湾に作られた埋め立て処分島に運び込まれる形となっている。

 安全面では先進的に配慮したところであるが、直接車で行けないことから、市民の目にとまることも少なく、「ごみは最終処分場で永遠に保持され続け、管理が必要である」という問題をなかなか認識しにくい。

 現在では、この処分場を運営する大阪湾フェニックスセンターのホームページでも、曜日を指定して実施される見学会の告知がされており、船を出して見学をすることができるようになっており、平成22年度は2,252名、平成23年度は1,648人の見学者が訪れている。

 一方焼却炉に関しては、舞洲工場では平成23年度1040団体、1万4千人が見学をしており、これだけでもフェニックスセンター見学の10倍となっている。東京都の夢の島は年間6万人以上が見学をするとされている。渡船の限界や、天候に左右される環境もあり、見学数を単純に比較して評価することはできないが、見学事例数が少ない分、市民からも遠い存在となっていることは否めない。

 荒天時には見学ができないというリスクもあるが、それゆえに、無料で大阪湾クルーズ(?)をした上で見学できる処分場は、価値が大きい。また、思っていたことと、見学した結果のギャップが大きいことも、フェニックス見学の特徴である。

 企画した見学会では、見学前のアンケートでは、7割近い人が「汚い」「臭い」などのイメージを持っていたが、実際の処分場をみた後では、そう思う人がほとんどいない結果となった。百聞は一見にしかずが、実際に体験できるところである。

212見学前アンケート「処分場はどんなところだと思いますか」(n=16)

213見学後アンケート「処分場を見てどう感じましたか」(n=16)

 

 見学会の申し込みは、少しわかりにくいがホームページの「大阪湾センターについて」「処分場概要」に、見学を受け付ける日が指定されている。このほか、団体での申し込みは、直接対応してもらえる。ただし、乗船や処分場施設の限界から20名が上限となっているほか、荒天時には欠航となる。危険のため小学生も不可となっている。

 午前中は搬入作業が行われているため、午後の渡航となる。30分程度、概要など説明をしてもらった上で、乗船して処分場に移動する。

 

 長さ約2km、幅約0.5km(95ha)という巨大な処分場であり、高さ10mに達する護岸がそそり立っている。私たちのごみで、20年足らずで、ここが完全に埋まってしまうことになる。

 

 下写真の左側が、護岸内部で現在埋め立てがされているところ。大阪沖処分場は、まだ新しい処分場で、海水面がみえる状態となっている。右の運搬船からクレーンで廃棄物をダンプに乗せ替え、指定された埋め立て場所へ運ばれる。

 プラスチックなど水に浮くごみの搬入は禁止されており、通常は海水の底に沈んでいくが、一部固形物から離れたプラスチックが浮遊している場所もあった。ただし、護岸内部なので、海を汚している訳ではない。

 

 護岸は、基本は土盛りが基本だが、汚水が流れ出ないように、鉄の矢板が地中深くから護岸上部まで埋められている。

 

 護岸内部の水は、汚水処理施設で処理がされる。

 

 

 丁寧にわかりやすく説明いただいた大阪建設事務所の鈴木様、また見学を受け入れてくださったフェニックスセンターのみなさんに感謝します。