ジョジョの奇妙な聖杯戦争

ポルナレフVSランサー

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「ふむ・・・なるほど。全ての甲冑を脱ぎ捨てて運動性を上げたわけか。しかし、それはハイリスク・ハイリターンな行為じゃないか?」
 そのランサーの問いに、ポルナレフは答えた。
「ウィ、ごもっとも。だが、何も問題はない」
 ポルナレフの飽くまで余裕を崩さない表情に、さすがにランサーの額に青筋が一本浮かんだ。
「ほお、何が問題ないのか、教えてもらおうか?」
「ウィ、こういうことだ」
 パチリ、とポルナレフが指を鳴らした瞬間、シルバーチャリオッツの姿が八つに分裂した。
「な・・・・・・・なに!?」
「さすがにゾッとしたようだな。今のシルバーチャリオッツのスピードは、先程の比ではない」
 だが、ランサーも微かに笑っていた。
「どうした?何がおかしい」
「なあに、実はこちらのゲイ・ボルグにも秘密の武器があってね。フェアでないので教えておこう。ゲイ・ボルグは瞬間的に30の鏃を投射できる」
「ほお、そうか。では行くぞ」
 次の瞬間、八体のシルバーチャリオッツがランサーに飛び掛る。
「そらそらそらそらそらそらそら!」
「遅い!」
 ランサーもまた、英雄の神速をもって、シルバーチャリオッツの突きに切り返していた。
「遅いのはキサマだ!分裂!一気に決めるぞ!」

「はぁああっはっはっはっは!これが英雄の力か?別の意味で恐れ入ったぞ!」
 瞬間、シルバーチャリオッツの数が12体に増加する。
「さらに分裂ゥゥゥゥゥ!切り刻んでェェェェェェ!」
 その時、シルバーチャリオッツの刀身がランサーの体に触れた。
「そのまま血祭りにあげてぇぇぇぇぇぇぇ!!」
 一気に12本のレイピアがランサーの鎧にめり込む。と、突如、ポルナレフの動きが止まった。
「・・・・・なんのつもりだ?ムッシュ・ランサー」
 ランサーは、ゲイ・ボルグを構えた姿で佇んでいた。
「・・・・・・・・・・・・・今、ゲイ・ボルグの呪いは100%になった。これがどういうことかわかるか?」
「・・・・・説明をしていただこう」
「既にキサマの心臓は貫かれている。それだけだ」
 ポルナレフの額に、冷たい汗が流れた。
「・・・・・・・・・シルバーチャリオッツのレイピアは、既にキサマの鎧にめり込んでいるぞ?」
「この程度でサーヴァントが死ぬと思うか?俺の鎧を貫けると思ったか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「俺の投擲と、キサマがシルバーチャリオッツに命令を下すのは同時。さて、どちらが勝つのが明白か?」
「・・・・・・・・・・」
 と、シルバーチャリオッツの剣が下がった。
「自惚れていた・・・・わがスタンドなら、サーヴァントにも勝てると思っていた・・・私の負けだ。早く貫け、見苦しくならないうちに」
 ポルナレフの宣言に、ランサーの唇の端が上がった。


「嘘つくんじゃねえよ」

「今のキサマは、刺し違えても俺を斬るつもりでいた。俺がゲイ・ボルグを投げた瞬間に、一気にシルバーチャリオッツに命令を下していただろう?」
「・・・・・・・・・・・」
 ポルナレフの顔は、微動だにしなかった。微かに拳が震えていた。
「・・・・・・・・完敗だ。キサマは命を捨てる戦いをした。私はその命を奪うことだけに専念して戦っていた。その時点でで敗北は決していた。もう、小細工はしない。戦士らしく、正面からキサマの槍を受け止めよう」
 ポルナレフは、シルバーチャリオッツのヴィジョンを消した。そして、両手を広げて、目を閉じる。
「・・・・・・・・・・・・・・・フ」
 その姿を見て、ランサーは笑った。
「どうした、戦士に二言はない。早く撃て」
「・・・・・・へ、気に入ったぜ、ジャン・ピエール・ポルナレフとか言ったな。誰かを探してるみてえだが、お前の復讐の相手、俺の仇とすることに決めた。それでご破算だ、ポルナレフよ」



~~~~そして・・・・


ポルポル「・・・・あの時から俺は、手に紋章を持ち、神父の姿をした男を追っている!妹の尊厳を踏みにじった奴に復讐を果たすために!」
セイバー「なるほど・・・・・・・・・・」
承太郎「・・・・・・・・・・・」
エキストラ「あの~、ちょっと写真撮って貰えますかぁ?」
セイ&承「やかましい!うっとおしい!」
ポルポル「まあまあ、お嬢さん、私が写真を撮ってあげましょう」
ランサー「いやいや、ここは俺が撮ってやるとしようか」
ポルポル「いやいや、俺が」
ランサー「いやいやいや」
ポルポル「いやいやいやいやいや」
「・・・・・・・・・・・・・・・」

「銀の戦車!!」
「ゲイ・ボルグ!」
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