ジョジョの奇妙な聖杯戦争

グイード・ミスタ、来日

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匿名ユーザー

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33 :マロン名無しさん :2006/04/25(火) 23:08:52 ID:???
「……なんだと?」
愛用の拳銃―S&W M49ボディガードのカスタムタイプ―を油断無く構えながら、
グイード・ミスタは目の前の男に言った。

「『共闘しないか?』と言ったんだが。よく聞こえなかったか?拳銃使いのミスタ」

彼が驚くのも無理は無い。何しろ、目の前の男は彼が所属する『組織』を『裏切った』男なのだから。

極東の国で行われる「聖杯戦争」とやらへの参加命令が
『組織』のボスから幹部ポルポを通じて彼の上司ブチャラティへと下った。
ミスタはそれに志願する形で訪日したのである。報酬はブチャラティの昇進であった。
彼に恩義のあるミスタにとって否応はない。

聖杯戦争開始の数日前に冬木市杜王町を訪れたミスタは、メールによる任務説明によって「聖杯戦争」の概要を理解し
『組織』が用意したサーヴァント・バーサーカーを召喚した。

バーサーカーは完全に知性を失っていたが、それが却ってミスタに安心感を覚えさせた。
「シンプルイズベストでいいじゃねーか。まぁ頼むぜバーサーカー!」
「■■■――!」
ミスタがポンと腰を叩くとそれに答えるようにバーサーカーは雄たけびをあげた。

町外れの古城にバーサーカーを隠したミスタは聖杯戦争が始まるまで、町の偵察に杜王町を散策していた。
彼のスタンド『セックス・ピストルズ』は遠距離からの暗殺が可能であり、その為にも地形調査が欠かせない。
――イタリアでも有名なヤマトナデシコにも興味があったのは確かであったが……

裏切り者のリゾット・ネエロに出会ったのはそんな時だった。


「本気で言ってんのか?」
トリガーに指をかけながら問う。

「お前もギャングだろう。俺達の世界では『言う』のと『やる』のは同じということは解っているはずだ」
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