ジョジョの奇妙な聖杯戦争

決戦、吉良邸宅

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428 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 15:18:55 ID:???
承セイバー&億バーサーカー連合VS吉良家連合、とりあえず前半UP
誤字脱字、こいつはこうじゃない!とかいうご批判は、とりあえずごめんなさい。

「ここだな・・・セイバー・・・億康・・・」
「そうっすね、承太郎さん」
 うっすらと、何かが歪んでいるようにも見えた。見た目は普通の、洋館にも和風の屋敷にも見えたが、何かがズレているようにも見える。
「・・・・ずっとここに張り込んでいたが、一切の住人の動きは見られなかった。おそらく、誰もいないだろうな」
「油断はできません、承太郎」「ん」
「相手はあのキャスター・・・一定の状況下ならば恐ろしい力を発揮するでしょう。ここは慎重に」
 だが、億康はすでに一歩踏み出していた。
「待て、億康!」
「いや・・・俺は行かせてもらうね。行くぞ、バーサーカー」「・・・・・」
「話を聞いてなかったのですか!?ここは各個確実に・・・」
「断るね!あいつは重チーを殺しやがった!あいつは金にがめつい奴だったけどなあ、殺される謂れはどこにもなかった!それにあいつを野放しにすれば、次は親父に町のみんなが
殺されるんだ!俺は行くぜ!」「・・・・・・」
 億康は、ズンズンと玄関を蹴り押して、中へと入っていった。バーサーカーは、無言でその後へついていった。
「待て!・・・ふう、分からないでもないですが、だからこそ、確実に行くべきではないのですか?」
「・・・・・昔、あいつにそっくりな奴がいたよ。あいつも、一人で全てにケリをつけようとして、取り返しのつかないことをしかけてた・・・・いや、しちまった、というべきか。
・・・・・昔の話だな。さあ、行くぞ、セイバー」
「はい」



429 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 15:20:27 ID:???
『・・・・・来たよ・・・・吉影・・・・あの女にも聞こえているか?』
「ああ・・・聞こえているよ。今はどこに?」
『玄関だ・・・・・お前の机を調べているよ・・・・ああ、吉影、爪を齧っちゃいけないよ』
「分かっている・・・手筈どおりだ。ああ、父さん。『綺麗』な腕の奴はいるかい?」
『ああ、いるとも。なあ、吉影?お前のあの女の腕じゃいけないのかい?』
「いけなくはないがね・・・そうだな。彼女は腕以外にも興味のある部分があるからねえ、あ、勿論何時か手も頂くよ」
『そうかいそうかい。ワシはお前が変わってしまったのかと思ったよ・・・お前は今日も元気だねえ』
「ふふふ・・・じゃあ、父さん、手筈通りに、ね」
『ああ』
433 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 15:21:52 ID:???
「げえ・・・・この壜の中身は全部爪か・・・・気持ちワリイな・・・」
 手を慌てて振り回し、億康は爪を投げ捨てた。ピシピシ、とバーサーカーの胸板に当たる。
「・・・・・・」
 承太郎とセイバーはといえば、吉良の日記帳というか記録帳を眺めていた。
「・・・・どうやら、こいつは自分の爪の長さで運勢を占ってたみたいだな。確かにこれは・・・異常だな。んなことがあるのか?」
「ううん・・・・私の知ってる騎士にも、『白い手』と皮肉られている男がいましたね。勇敢な男でしたけど。あと、日中のみ・・・私も凌駕する力を持つ騎士もいました。
・・・・爪で吉兆を占う男がいても、不思議はないと思いますけど」
「・・・・今更不思議もクソもないけどな」
 パサリ、と承太郎は日記帳を閉じた。
「さて・・・・次はどこを調べたものか・・・・」
「そうですね・・・」
 と、咄嗟に、億康が頓狂な叫び声を上げた。
「あ!」
「? どうした?」
436 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 15:23:54 ID:???
「あ、あそこの廊下にフードを被った女の影が!」
「なに!?」
 まずは億康が、それに続き、セイバーと承太郎が。そして、ノソノソと天井に頭をぶつけぬよう、バーサーカーが続いた。
 影は、まるで滑るように、廊下を歩き、階段を登り、そのままさらに奥へと向かっていった。
「逃がさねえぜ、オラァ!」
 ガオン、と奇怪な破壊音が響く。
「!」
 億康が足元の空間を削り取った。そして、その一撃が足元の空間を不安定にしたのか、そのまま廊下に影は転んだ。
「よくやった、奥康!」
「・・・・・やはり、キャスターでしたか」
 廊下に倒れていたのは、セイバーの予想通りキャスターであった。キャスターは、上半身を持ち上げ、セイバーに顔を向けた。
「ふふ・・・・追い詰められた、というところですか?」
 そう、キャスターは追い詰められた。だが、黒いフードから覗かせる淫靡な美しさを纏った唇は、薄ら微笑んでいた。
「何がおかしい、キャスター!」
「ええ、何がおかしい、と言われましても・・・・・では、お父様、お願いしますね」
438 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 15:25:26 ID:???
 カシャリ、と乾いた音がして、ジージーと排紙音がした。思わず三人はそちらを振り向いた。
 ちょうどキャスターがいた行き止まりとは逆の方向の天井―そこに一枚の写真がピンで留めてあった。
「しまった・・・・・!?」
「なんだ、あの写真は!?俺が取って・・・あだあ!」
 億康が、何か壁にぶつけたように、体をのけ反らせた。
「・・・・まさか・・・・結界!?」
 セイバーがほんの少しの焦りを混じらせた声を上げた。
『くっくっく・・・どうとでも表現しろ。ワシが今、写真を撮った。貴様らは、この四角い世界から逃れることは、もうできん』
「なるほど・・・・写真の枠の中に俺達を閉じ込める能力か。だが、キャスターの奴も・・・やれやれ、やられたぜ」
 キャスターの手には、一本の奇妙な文様が描かれた短刀が握られていた。「破戒すべき全ての符」。彼女はそれを長方形を描くように空を走らせると、キャスターは平然とそこから、四角の結界を抜け出た。
「それでは皆さん、ごきげんよう・・・・」
 そして、キャスターは行き止まりの壁に手をかけると、その壁が、くるりと回った。― 回転扉か。
「な!?」
「・・・・陣地作成か」
「ええ、ここは私達三人の陣地ですから。あと、一匹・・・・それではお父様、あとは任せます」
 パタンと、音を立てて、扉が閉まった。
448 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 16:08:52 ID:???
「くそ!どうなってやがる!ザ・ハンド!」
 ガオン、と獣の咆哮を思わす破壊音が再び響いた。しかし、白い四角形の障壁は、確固としてそこに存在していた。
『無駄じゃ・・・貴様らはなにをやってもそこから抜け出ることはできない・・・さて、と』
 写真の風景より、老人の姿がゆっくりと消えた。
「くそ・・・・してやられたってやつか。どうする?」
「・・・・完璧な戦術は存在し得ない、と言いたいですがね。しかし・・・なんとかするしかないでしょう」
「そうだな・・・・ん?」
 天井に貼り付けられた写真の風景に、再び吉良の父親が現れた。
『さて・・・・ところで、《この中には、きちんと酸素が入るのか》とは考えたりしないかね?』
「いやいや、考えねえよ」
 億康が、手を振って言った。
『だろうな。この中には、生物は通らず、非生物は通らない。さて』
 吉良の父親が、ゆっくりとコードレス電話に顔を近づけた。
「・・・・てめえ、何をする気だ」
 だが、それには彼は答えなかった。代わりに、ボソボソと何かを電話口に囁いた。


449 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 16:10:29 ID:???
 ふわり、と空気が流れる音がした。
「・・・・・承太郎。あれは」
「ああ・・・全く、見事な戦術だぜ」
 空気が、渦巻いていた。シャボン玉のような形を作って、ふわふわと動いていた。
「な・・・なんだ、こりゃ」
 その空気塊は、平然と見えない壁を通り抜けていった。億康が、その空気のシャボン玉に手を伸ばした。
「危ない!」
 セイバーが、億康が伸ばした手に飛び掛った。その空気塊を抱きかかえるような形になる。
 瞬間、その狭い空間の中を、熱風が埋め尽くした。
「ぐああああああ!」
「うっ!セイバー!スタープラチナ」」
 爆発の瞬間、承太郎は時を止めて、セイバーを自分のほうに引き寄せた。
―そして時は動き出す―


450 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 16:11:49 ID:???
「くうううう!」
 それでも二人は、爆風に弾き飛ばされ、透明な壁に叩きつけられた。
「う・・・大丈夫か!セイバー!」
「え、ええ・・・・瞬間的に魔力を放出して鎧の力を上げました・・・・しかし・・・」
 セイバーが辺りを見回すと、蠢く空気塊が三個、ゆっくりと白い檻の中に入り込んできた。
「すまねえ・・・セイバー。借りは返すぜ!」
 ガガガオン、三回破壊音がした。空気塊三つ全て、この世界から消滅する。
『くっくっく・・・足掻け足掻け。ああ、なんでもないよ、吉影。よし、次はもう少し右・・・そう、ああ、ちょっと上だ」
 ガオン!
『いいぞ、吉影!お前は最高の息子じゃ!次は下だ!』
 ガオン!
『ハッハッハ!次は上じゃ!』
 ガオン!
『吉影!息が切れ始めておるぞ、もうすぐだ!下、いや上じゃ!』
 グォオオオオオオオオオオオオン!
『どんなに頑張っても、貴様らは・・・?』
 その破壊の咆哮だけは、何かが違っていた。あるで、獣の咆哮そのもの。かろうじて、可聴領域に入っている、というところだった。
 ■■■■■!
『・・・な・・・』
「け・・・・遅えぞ、バーサーカー」


457 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 16:28:16 ID:???
 なにを思ったのか、バーサーカーはフローリング張りの廊下の床に拳を叩き込んだ。だが、それで十分だった。拳から生じた風圧は、
天井に留められたピンを振るい落とす。それだけでなく、廊下の床が亀裂を作り、崩壊していく。
『うお!?お、おおおおおお!?』
 そのまま、写真は廊下の逆端へと吹き飛んでいく。バーサーカーは、完全に狂化を発動させたようで、その写真にまっすぐ突っ込んでいく。
「■■■■■!」
 全体重を乗せたソバットが、そのまま廊下の一番奥に突っ込む。そこは、吉良家のトイレだった。水道管が破壊され、大量の水が噴出す。
 狙ってやったわけではない―ただ、そうなっただけだ。本能に任せて叩き込んだ結果、そうなっただけだ。
『う、あああああ!いかん!水は・・・いかん!・・・くそ・・・吉影を、やらせるものか・・クソ!クソ!道連れだ!』
 吉良の父親は、キャスターがもしもの為に置いておいたルールブレイカーを掴んだ。それを、三人が閉じ込められていた檻に投げる。
「お、壁が消えたぜ!承太郎さん!」
「これで・・・・・・!」
 バーサーカーが、一枚の紙片が乗っている床に、豪脚による踏みつけを行った。一瞬、虫が潰れるような、しかし悲鳴にも聞こえる音が聞こえたが、
それっきりだった。
461 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 16:39:46 ID:???
「やったな!承太郎さん!セイバー!これで・・・・」
「・・・・そう思うか?まあ・・・億康、お前はいいかもしれねえが・・・」
 バーサーカーが、ゆっくりと三人の方を向いた。
「・・・バーサーカーの狂化は、完全に理性を消します。つまり、ただ『敵』を破壊することのみに向かうだけ・・・
 億康。貴方はマスターですし、貴方の力なら、彼も少しくらいは足止めできますね」
 次の瞬間、バーサーカーは跳躍していた。だが、それは大きすぎた。天井を穿ち、破壊していく。だが、目標へは確実に向かう。
「■■■■■!」
「スタープラチナ!セイバー!逃げるぞ!」
 時が止まる、時間は三秒といったところ、だが、バーサーカーの着弾地点から離れるには、十分だった。
「・・・だがこれで分かった。吉良もキャスターもこの家の何処かにいるようだな。行くぜ、セイバー!」
 承太郎がセイバーを抱えて走り出す。吉良へ向かって。

―そして時は動き出す―
478 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 16:56:15 ID:???
 地響きがした。億康の叫びが一瞬聞こえた気がしたが、構っている時間はない。
「・・・・・っと!承太郎!」
「ああ!吉良を探すぞ!」
「・・・・キャスターは陣地を作り出す力を持っています。それならどこかに隠れることも!」
「分かった!行くぜ、オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
 スタープラチナは承太郎の怒号とともに、家の中を徹底的なラッシュで破壊し始めた。
「はあああああああ!」
 セイバーの剣が、一閃する。軌跡を描き、その軌跡にあった壁と柱が両断される。
「オラオラオラオラオラオラオラ!」
 ここまで来ると、バーサーカー並だ。凄まじい勢いで吉良邸が豪快に崩壊する。他の住民がいたら、ここで戦争が始まったのかと思うだろう。
 だが、生憎ここは丘の上の屋敷。誰もこの大破壊に気がつかない。
 ところで、当のバーサーカーも負けていない。遠くで、野獣の雄叫びを上げながら、吉良邸を破壊する。その影響と轟音が、二人の元まで届く。
 と、壁を破壊して、再びバーサーカーが踊りかかった。
「■■■■■!」
 最早野獣にしか見えない顔で、バーサーカーは突進していた。その両手がセイバーと承太郎を掴もうとした瞬間。
「ザ・ハンド!おらぁ!」
 バーサーカーが、腕力脚力を無視した力で億康の方へ引き寄せられていく。
「承太郎さん!今の内に!」
486 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 17:06:37 ID:???
「そうだな・・・悪いがそうさせてもらうぜ。スタープラチナ!」
「え
 『?」』まで入ることはなかった。その前に、再び世界が静止する。
 そして、スタープラチナが、異様の形相のバーサーカーの、丁度腰巻の部分を掴んだ。
「オォォォォォォォラァァァァァァァ!」
 トラックも吹き飛ばす力。幼児でも大人を叩きのめす腕力。スタンドと本体が一体になったとき、その力は計り知れない。
 バーサーカーは、そのまま壁を突き抜けて、吉良邸外へとすっ飛んでいった。ところで、その射線には億康がいた。
 ?」
 何が起きたのか、億康には理解できなかった。そして、バーサーカーでさえも状況を把握した瞬間、今日最も大きな地響きを立てて、二人は地面に落下していた。

「さすがにあれはやりすぎたかな・・・・・・・」
「そんなことより承太郎・・・天井に・・・・・隠し部屋が・・・」
「(そんなことより・・・ねえ)」
500 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 17:25:30 ID:???
 眺めのいい部屋だった。実質三階、といったところか。町の地形上の影響か、風は穏やか。窓から遠くに河川敷の花畑が見える。
 大ステレオでワーグナーを聴いても、誰も苦情は言わないだろう。周りは森だらけ。そんな、まさに小さな理想郷、といったところだった。
「・・・・・人の家にズカズカ踏み込んで、よくもやってくれるじゃないか?恨みでもあるのか?」
 吉良吉影は、揺り椅子から立ち上がり、静かな疑問形で返した。その傍らには、キャスターが立っていた。
「本当にどうしてでしょうねえ?」
「疑問形に疑問形で返すな!・・・と言いたいところだが、まあいいだろう」
 吉良の背後には、薄紅色のスタンドが立っていた。その腰の部分から、根っこのようなものが見えていた。
 承太郎は、ぐい、と学生帽を掴み、向きを直した。
「億康とバーサーカーはやられました!ここで貴方達を倒す!」
「・・・・・・・」
 承太郎が、帽子の奥で、冷や汗を一つ流した。
「ま・・・事実だな。ここからテメエらは完全に射程圏内だ。どうする?」
「さて・・・・・・・」
504 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 17:37:54 ID:???
「・・・・・私には、もう一つの力があるそうだ。だが・・・・」
「だが・・・・なんだ?」
「それを発動する時間は、ないだろうねえ。ピンチになる前に、私は君に負けるだろう。そのつもりだろう?」
「そうだ」
「まあ・・・恐ろしい」
 問答無用の恫喝をする承太郎に、キャスターは少しだけ唇をしかめた。
「チェックメイト・・・ですね」
「・・・・そうだな。実にその通りだ。キャスター・・・おいで」
「え?」
 突如、吉良がキャスターを抱きしめた。いきなり、これ以上ない力で、キャスターの鎖骨が折れるのではないかと思うほどの力で、
吉良はキャスターを抱きしめた。
「な」
「え?」
 承太郎とセイバーは、素っ頓狂な声を上げた。吉良がする行為とは、とても思えなかった。
 ―・・・死を前にしての錯乱行動?そうでもなかった。吉良の眼は、確かにまともだった。
 ―その時、セイバーはようやく気がついた。キャスターは、キャスターには、その力が。
 その瞬間、キャスターの能力が発動した。
 ―高速神言―。
 キャスターと吉良は、その時完全に一つだった。そして、吉良は呟くのだった。
「BITE THE DUST」
511 名前: マロン名無しさん 2006/04/15(土) 17:47:00 ID:???
 眺めのいい部屋だった。実質三階、といったところか。町の地形上の影響か、風は穏やか。窓から遠くに河川敷の花畑が見える。
大ステレオでワーグナーを聴いても、誰も苦情は言わないだろう。周りは森だらけ。そんな、まさに小さな理想郷、といったところだった。
 その部屋の小さな揺り椅子の上で、彼は眠っていた。
「・・・・・起きてください」
「ん・・・・・?」
 吉良は、キャスターに揺り動かされ、その眼を開けた。
「どうしたんだい?キャスター?」
「いえ・・・どうも、そろそろ引越ししなければならないみたいです。用意してください」
「ん・・・・ああ・・・・そうか。分かった。すぐに行こう。しかし・・・残念だな。ここはいい部屋だったのに」
「貴方の部屋は、私が作りますよ」
「そうか・・・じゃあ行こうか。別にいいんだよ。さあ、行こう」
 そして、吉良は机の上の写真立てを掴んだ。そして、ゆっくりと自分だけの理想郷の階段を、静かに降りていった。

<エピソード、吉良吉影はキャスターと静かに暮らしたい>終わり

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