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13 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/03/31(金) 16:49:33 承太郎・セイバーの出だし 承 (聖杯戦争ねぇ・・・ ったく、ジジイのせいでまた変なのに巻き込まれたぜ・・・) 承 「ほれ、セイバーとやら ここなら邪魔が入らずゆっくり話ができる。   教えてもらおうか  その聖杯戦争とやらのことをな」 町の片隅にある公園。公園と言うよりは平野と呼んだ方がしっくりくるかもしれない。  だだっ広い野原に遊具があるわけでもなくただ申し訳程度に所々に木が植えてあり、それにあわせてベンチが数箇所に設置されてるだけだ。 だが不思議な事に、地元住人からは人気はない。 杜王町ガイドブックによれば 「一言で言えば『気味が悪い』場所。数年前にちょっとした事故があり それ以来開発の案が出るわけでもなく、市から半ば放置されている。 住民の噂によればお化けがでるとか。 オカルト好きなら一度は立ち寄ろう。お勧め度★☆☆☆☆」 との事らしい。 今も承太郎とセイバーを除けば散歩をしてる男性が1人いるだけだ。 多くの人とは違い承太郎はこの場所が好きだった。 もともと人通りが多いところは好きではないし、ここなら派手に喧嘩をしても目立たない。 セ 「貴方───、本当に何も知らないのですね。貴方のような方がマスターになるとは・・・・・・」 承 「いいから説明してくれ、こっちだって好きでマスターになったわけじゃあないんでね」 セ 『わかりました。ではまず『聖杯』のことから、いえ『魔術』の説明からはいりましょう・・・・・・」 14 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/03/31(金) 16:50:28 承 「・・・・・・つまり聖杯を手に入れれば願いが、魔術師とやらの目的が果たせるってわけか」 セ 「簡単に言えばそうですね。それでその───、太郎はどうするのですか? 聖杯目的で私を召喚したわけではないのでしょう?」 承 「どうするも何も、あんたが出てきたのは事故だからな。オレは別に聖杯ってのに興味があるわけでもねぇ、   降りかかる火の粉は払うが こっちから何かしようって気はない。・・・・・・まあ知らん振りを決め込むだけだ・・・」 セ 「そう───ですか、」 承 「………不満か?」 セ 「私の目的は聖杯を手に入れることですからね・・・、かくなる上は────」     ━━━━━━━━不穏な空気が流れる二人の間に、 散歩途中の青年が あまりにも場違いな陽気な声調で、割って入ってきた───   青年 「よう! あんた『空条承太郎』ってんだろ?」  承 「なんだ お前は……? 邪魔だから向こうへ行ってくれないか───」 青年 「ああーっと、言いたいことは色々あると思うが、とりあえず、再起不能になってくれ」       突。 何処から取り出したかは知らないが、青年はその手に槍を持っていた。 そしてその槍の先端は承太郎の左肩をいとも簡単に、まるで濡れたティッシュを突くが如く貫いていた。 ────否、貫ていたずだった。 15 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/03/31(金) 16:51:39 承 「野郎ッ!!」 セ 「太郎ッ!!」 青年の繰り出した槍は二つの要因で承太郎に届くことはなかった。 一つ、承太郎のスタンド・スタープラチナが槍を掴み、 一つ、承太郎の左肩には風の塊のような見えない『なにかが』守っていた。 青年「ひゅ~♪ やるねぇ、二人とも・・・っと!!  破ぁッ!!」 青年は捻りを加え、円運動の要領で今度は柄を使い攻撃してくる。 右肩を、         打、 太腿を、         突、  拳を、          刺、 両足を、         払。 獣の速さで的確に狙ってくる。 対する承太郎も常人では到底不可能な速さで、弾き、いなし、そらし、避わす。 獣が六つ目の牙を剥くより先にセイバーの不可視の風塊が槍の青年を襲う。 セ 「太郎ッ! 下がってッ!!」 青年 「ッと、嬢ちゃんが『セイバー』かい?」  セイバーの一撃をかわしつつ、両者の間が、ひらく。 16 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/03/31(金) 16:52:37 承 「野郎、新手のスタンド使いか!?」 青年 「やっぱ、あんたも使えるんだな。スタンドとやらを、しかも中々の使い手と見える」 セ 「太郎、傷はありませんか? ・・・・・・あなたは『ランサー』?」 槍 「正解。嬢ちゃんが最後に召喚されたっていうサーバント『セイバー』だろ?」 セ 「・・・・・・召喚そうそう狙われるとは私の幸運も大したことないようですね。   ・・・それより太郎、今のヴィジョンは『スタンド』という魔術ですか? 一般人がサーバントの攻撃を防げるとは思いません。   あなたはいったい・・・何者です?」 承 「………」 槍 「嬢ちゃん何も知らないんだな。なんなら親切でハンサムなオレが教えてやろうか?   おおっと、そんなに睨むなよ折角の美人が台無しだぜ。   ────どうやら今回の聖杯戦争は『特別』らしいぜ。なんの因果か知らんが、何でもマスターが全員スタンド使いらしい。   魔術師兼スタンド使いってのもいるだろうが、大抵はちょっと魔術をかじった奴か────あんたの様に事故か   『スタンド』ってのは、ああ横の兄ちゃんに聞いたほうが早いだろうが、ま・簡単に言えば超能力、異能ってとこか?   雲の上の野郎の気まぐれか知らんが、今回の戦争に限っていえば『マスターはサーバントより強い』。                      こんな風にな」                パチンッ、とランサーが指を鳴らした。 17 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/03/31(金) 16:53:25 承 「なにぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーッ!!」 セ 「グッ・・・・・・・・・・・バ・・・カな・・・・・」  砂が、セイバーの体を覆っていた。いやそれは覆っていたなんて生易しいレベルではなく『押し潰し』ていた。 承 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ オラァッ!!」  ラッシュ、ラッシュ、ラッシュ。機械より正確な動きでセイバーの周りの砂を『殴り払って』いくスタープラチナ。  が、払っていく横からセイバーを取り込んでいく砂。  いつの間にかランサーの横にはチョコンと一匹の犬が存在していた。 承 (いつの間に犬が・・・ まさか奴がスタンド使いかッ!!) 槍 「無駄だって。拳で砂が殴れるか? 剣で砂が斬れるか?    ったく、嫌な世の中になっちまったよな~、な~んでカッチョいいサーバント様が犬の為に隙を作らなきゃいかんのかね。   おい! 人の足にケツを乗せるなっての! ・・・・・・あ~、安心しろよスタンド使いの兄ちゃん。    別にアンタを殺そうってんじゃない、ただそこの嬢ちゃんに消えてもらって あんたには他のサーバントと再契約できないように   ちぃっとばかし入院してもらうだけさ。よかったなうちのマスターが殺し嫌いで。普通なら問答無用で殺してるとこだぜ?」  ランサーが槍の柄を承太郎に向ける、見逃してはくれないようだ。 承 (どうする? セイバーを見殺して逃げるか? ) 18 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/03/31(金) 16:55:04 …………んな事できるわけないだろうがよ!!   始想、展開、認識、意識を───集中させろ、限界を───超えろ、世界を───止めろ。   瞬時に世界とリンクする、(大丈夫。いつもの様にちょとだけ、ほんの少し光りよく速く動くだけだ・・・) 承 (スタープラチナッ!! 時よとまれッ!!) 承 「オラァ!」(まだミンチにはなってないようだな・・・)  止まった時の中でスタープラチナで砂の塊からセイバーを探りだす、もう少し遅ければ肉隗になっていただろうか?  セイバーを引きずり出し砂から離し容態をみてみる。 少女の体は内臓まで砂が詰まっているようだった。 承 (今はここまでが精一杯か・・・奴らをぶちのめす時間はナイ・・・・・・時は動き出す・・・・・・・) 槍 「じゃあ少し眠っててもらおうか・・・・・・。おい、今何をした?」   (オレは一瞬だって目を離していない、奴のスタンドは────瞬間移動系の能力、それもマステレポーションか?    ちぃ、逃げられたら面倒だな・・・) 犬 「?」 セ 「ゴホッ───、ゲホッ!」 承 「大丈夫か? ・・・・・・あんたは少し下がってろ 奴らはこの空条承太郎がじきじきにぶちのめす」 セ 「ゲフッ! ダ───メ、逃げて、ください、奴らは私にも判らない未知の能力を  持っています、   貴方なら  スタープラチナの時止めで十分逃げれるはずです。ここは一旦引くべきです」 承 「…………おい、今なんと言った?」 セ 「ここは私が引き止めます、だから貴方は逃げてください、と」 承 「そうじゃあない、・・・今『スタープラチナ』って言ったよな? それにその能力も知っていた・・・」 セ 「………………」 承 「オレはお前にスタンドのヴィジョンは見せた、しかし『名前』は言っていない。『能力』も教えていない。   お前はオレのスタンドを『知らない』はず!!        ・  ・ ・  ・  ・  ・  ・ ・ ・        つ じ つ ま  が 合 わ ない!!     これは現実ではない!! オレの心が見てる『幻覚』だッ!!」 19 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/03/31(金) 16:56:03 ────承太郎とセイバーが幻覚を魅せられていたベンチから100Mほど離れた場所の木の陰で二人の男性が話していた。 弓 「・・・・・・凄いな、彼気がついたぞ君の幻覚に。君の能力は既に魔術の域に達してるのにな」 プ 「まさか気づくとはね・・・もう少し寝てもらえればDISCを抜き取れたのだが・・・」 弓 「だから言ったろう? 寝ている間にオレが射ろう、と」 プ 「いくら私でも死人から記憶のDISCは取れない・・・ 何度も言ってるはずだ『天国』に行く為には空条承太郎のDISCが必要だと。   DIOの残した文献に聖杯戦争のことが載っていたが、『彼』は聖杯を使わずに天国にいく方法を示した。   いざとなれば聖杯も使うが・・・・・・やはり彼が最初に示した方法で私は天国にいきたいのだ。   ・・・・・・それに君は聖杯なんてどうだっていいのだろう?」 弓 「・・・まあな。オレ独りが足掻いた所で世界は何一つ変わらないのだから。   だがもし君の目指す『天国』とやらが、オレの知ってる世界と変わりないようなら・・・    いや、むしろ酷くなってるようなら、オレは君を切り捨てるぞ。例え後ろからだろうと」 プ 「もしそうなったら───────、いや、   そうならない事を祈ってるよ」 20 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/03/31(金) 16:57:40 承 「起きたか? セイバー」 セ 「太郎・・・? 今までのは夢・・・?」 承 「らしいな・・・どうやら敵に 二人同じ夢を見せられていたようだ・・・。立てるか?」 セ 「ええ・・・きゃっ」 承 「っと、」(どうやら相当体力を使ったらしいな・・・。こんな華奢な体で本当に闘えるのか・・・?        ったく、面倒ごとに巻き込まれるのはジジイの血を受け継いだせいか・・・) 承 「・・・・・・おい、セイバー。オレは聖杯戦争とやらに参加するぜ・・・」 セ 「本当ですかっ!? でも、貴方は聖杯に興味などないのでしょう!?」 承 「・・・・・・別に興味はない。ただ、あんたに力を貸したいと思っただけだ。ただ、それだけだ」 セ 「ああ、ありがとうございます!!」 承 「………………やれやれだぜ」 セ 「それでそのぅ・・・非常に言いにくいのですが・・・・・・」 承 「ん? なにかあるのか?」 セ 「あのぅ・・・魔力を・・・・・・何というか・・・・・・・・・・補給して欲しいのですが・・・」 承 「・・・・・・・・・何?」 21 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/03/31(金) 16:58:42 承 「・・・・・・具体的になにをすればいいんだ?」 セ 「えーと・・・ナニをすればいいわけですが・・・・・・・」 (このあと太郎とセイバーがエッチィ事するんだけど参考になりそうな文よんでたらゴニョゴニョして疲れた北し18禁はまずいからオチだけ書くよ。  なんか途中までして太郎が「なんかわからんが辻褄があわない!!」とかディアボロっぽい事言って  目覚めたら太郎の部屋で ジョニィがライダーとセイバーの二人で3Pでゴニョゴニョしてて   ジョ「あれ? 承太郎兄貴起きたの・・・? いや、はは、なんて言うかそのライダーもセイバーもいい女だから、えーと、あの何て言うか、ゴメン兄貴」  太郎「・・・・・・・・やれやれ、哀れすぎて我が弟ながら何も言えねぇ。丈助に治してもらう覚悟はできたか? オレはできてる」  みたいなオチが書きたかったけど前振りが長すぎて疲れたから加筆&修正&ここおかしくね? 見たいな事は暇な奴等がしたらいいじゃない  もうオチが浮かばなかったら「辻褄があわない」でいいじゃない。

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