兵器等データ


第1危機即応連隊
中部方面総監直轄の独立多目的連隊で、2002年7月に発足した。
駐屯地は京都府舞鶴市にある。
在外邦人救出や原子力発電所警備、転地防衛・警備などが主な任務である。
本部管理中隊の下、ヘリや各種車両で迅速に行動する普通科(機械化歩兵)大隊と、機甲中隊や航空中隊などから成る混成機動大隊で構成されている。
隊員は全国各部隊からの志願者からの選抜で、総勢1040名である。

輸送艦 LSD-4005「たんご」
「おおすみ」型輸送艦をさらに発展させた強襲揚陸艦で、完全武装の陸上自衛隊員1000名以上を車両や装備ごと輸送できる。
2隻のLCAC(ホバークラフト揚陸艇)を搭載している他、多数のヘリを収容可能な格納庫と飛行甲板も備えている。
作戦指揮室を中心とした指揮通信設備を大幅に充実させており、有事の際には洋上司令部としての行動が可能。
ESSM(発展型シースパロー対空ミサイル)や3連装短魚雷発射管など、護衛艦用の強力な兵装を備えているのも特徴。
基準排水量は1万5550トンと、自衛艦中最大。

試験艦 ASE-6103「しゅり」
「たかつき」型汎用護衛艦の能力向上型として就役するも、より安価な「はつゆき」型の就役によって2番艦以降の建造が見送られ、各地の地方隊を転々としながら任務に就いた。
その後、近代化改装や特務艦への種別変更を経て開発指導隊群に編入され、各種新型兵器のテストに使われることとなった。
試験艦「あすか」に搭載されたFCS-3(ミニ・イージス)レーダーシステムを装備しているのが、外見上の特徴である。

イージス護衛艦 DDG-177「くろひめ」
自衛艦隊直轄艦として追加建造された、「こんごう」型防空ミサイル護衛艦の5番艦。
当初、安達原一佐が艦長に内定していたが、諸事情により木林一佐に変更となった。

汎用護衛艦 DD-192「かすみづき」
船体サイズは基準排水量3480トンと、「あさぎり」型以下にまでコンパクト化されているが、同時期に建造された最新型の「たかなみ」型と全く同じ兵器を搭載し、従来の護衛艦と比べてステルス性も大幅に向上している。
海上自衛隊の護衛艦としては初めて、対艦ミサイルを含めた全ミサイルを前甲板のVLS(垂直発射装置)に収納した。

補給艦 AOE-427「さろま」
基準排水量1万5500トンの大型補給艦で、燃料・弾薬・食糧などの各種物資を約1万5000トン積載可能である。
補給システムはコンピューター制御によって完全自動化されており、自衛用火器として20ミリバルカン・ファランクスCIWSを2基搭載している。

潜水艦 SS-589「ふかしお」
海上自衛隊が建造した最後の涙滴型潜水艦。
基本的には「はるしお」型と同型であるが、ソナーや操艦システムなどに改良が加えられている。
武装は533ミリ魚雷発射管6門。

試作水上戦闘機 FF-X
相次ぐ不審船事件に対処すべく、航空自衛隊が試作した小型局地水上戦闘機(FFとはフロートプレーン・ファイターの略)で、最高速度マッハ0.8、航続距離1000キロ。
固定武装の20ミリ機関砲2門以外に、各種爆弾やロケット弾ポッド、短射程空対空ミサイルなどを搭載できる。
離着水時に使用する翼端のフロートは、飛行時には水平に折りたたまれる構造である。
海上自衛隊のUS-1A救難飛行艇と同構造の車輪も備えており、陸上基地でも運用可能。
日本が水上戦闘機を製作するのは、太平洋戦争以来のことである。

早期警戒機 XEV-22オスプレイ
原型となった米軍のV-22オスプレイは、両翼端のプロペラを上方に向けるとヘリコプターになり、前方に向ければ固定翼機となるティルトローター機である。
研究用として日本に先行輸入されたこのオスプレイを、早期警戒機として改造したのがXEV-22である。
搭載しているスウェーデン製のAEW&C340警戒管制システムは、航空自衛隊のE-767AWACS(早期警戒管制機)に匹敵する索敵能力を持つ。
通常の護衛艦からも離着艦が可能であるため、「しゅり」に搭載されテストされた。
最高時速562キロ、航続距離2220キロの高性能を誇る。

99式12番口径野戦散弾銃
陸上自衛隊が市街地・森林地帯での対ゲリラ戦闘力を向上させるために導入した、12ゲージショットガン。
普通科部隊や空挺部隊を中心に配備が進められている。
散弾以外に、スラグ弾(大口径単体弾)や非致死性のゴム弾も発射可能。
装弾数7発。



最終更新:2007年10月31日 03:22