【種別】
人名


【初出】
二巻

【CV】
能登 麻美子

【概要】
初対面の上条曰く「メチャクチャ美人」な
原石』の少女で、能力『吸血殺し』の持ち主。
京都の山村出身で能力によって吸血鬼を呼びよせてしまった事で、隣人や家族を皆殺しにしてしまった過去を持つ。
また、自身のCカップの胸を「貧相な身体」と考えている。

【人物・性格】
黒髪ロングで巫女服の、寡黙で表情が読みにくい少女。
二巻以前は巫女服を着ていたが、とある高校に転校以降は基本的に学生服着用である。
本人の趣味なだけなのかもしれないが、彼女の一種のアイデンティティになっており
制服を着ているときですら地の文で「巫女服が似合いそうな」と形容されたこともある。

魔法使いにあこがれており、スタンガンや電動ガスガンを「魔法のステッキ」、殺虫剤を「魔法のスプレー」等と称する事があった。

住所不定だったらしいが小萌先生に拾われ彼女の家に居候し、
SS一巻の時点ではとある高校の学生寮に移り住んでいる。
昼は毎日自作のお弁当を持参しており、
その腕前はなかなかのもので上条がレシピを教えてもらおうと思ったほど。
いつの間にか知り合っていた舞夏やクラスメイトの吹寄と仲が良いようだ。

その能力故か血の流れには詳しく、応急処置もお手の物。
「流れを読む」ことが得意なのか、吹寄に屋台などで混雑する大覇星祭当日の大通りを想定した助言をしたこともあった。

【作中での行動】
本編の十年ほど前に、京都の山村にて灰の中一人佇んでいるところを
イギリス清教先槍騎士団に発見される。

その後学園都市へ赴いたが、結局能力を取り除く術を見つけることができず、能力の希少性に目を付けた三沢塾によって監禁されてしまう。
そこへ吸血鬼を呼び寄せる『吸血殺し』を求めてアウレオルスが現れ、三沢塾を占拠。
彼に保護された後は、「能力を抑える(消し去る)」という自身の目的を達成するために協力関係を結んだ。

その後アウレオルスが協力関係を破棄したことで殺されかけるが、
上条の活躍もありなんとか事なきを得た。
アウレオルスの結界が失われた後は、
インデックスから歩く教会の効果の一部を持つケルト十字架を譲り受け、
その結界によって能力を抑えている。
その結果、能力を失ったと見なされたため、霧ヶ丘女学院を追い出されて上条の学校に転校した。

超電磁砲』では第三十二話扉絵にて初登場。
その後、第四十二話では大覇星祭当日の動線を考える吹寄に付き添っていた。

【口調】
「、」が無く「。」のみ。そのため、漫画の吹き出しでも「。」が使われている。
ただしニ巻P41、P172、P173、P216にて「、」を使っている。
これがミスなのか、精神的動揺などの言外の描写なのかは不明。
例) 「私。魔法使い」
  「やっぱり。君には女難の相が出ているのかも」
  「小萌先生。よくもやってくれた」

【余談】
漫画版では諸々の都合でニ巻の内容がなかったことにされ、姫神は「吸血殺し」の設定がなくなり、普通の転校生になった。
漫画版の大覇星祭編ではオリアナに襲われた理由が「首に掛かったイギリス式のケルト十字」から「偶然拾ったステイルのルーン」へと変更されたが、その他の動向は原作とほぼ相違ない。

『超電磁砲』では登場しても顔が一切描かれず、冬川氏は各種コメントにてネタにすることも多い。

本編、漫画版での不遇っぷりを憐れに思ったか「謎の特別追悼企画(姫神追悼祭)」が、
2008年6月第二回『禁書目録』フェスティバルの裏でひっそりと行われた。
同時発売された原作十六巻・漫画版『禁書目録』二巻・『超電磁砲』二巻のあとがきでそれぞれの作者による姫神が描かれており、いずれも必見。

【関連】


最終更新:2020年12月30日 15:07