【種別】
人名(通称)・役職名

【元ネタ】
ラテン語及びイタリア語・英語。terra:土、地

【初出】
十三巻

【CV】
大塚芳忠

【解説】
二つ名は『左方のテッラ』。
ローマ正教禁断の組織『神の右席』に所属する魔術師。
全身緑色の修道服を着ており、白人にしては背が低く痩せこけた男。
司る属性は左方・緑・土の象徴を持つ『神の薬(ラファエル)』。

土の属性を司るため、「力を補充する」という名目で、
儀式的な意味でもって『大地の実り・恵み』として『神の血』たる葡萄酒を大量摂取する。
だが酒が大好き、というわけでもなく、
「観光客向けのぼったくり店でもお目にかかれない」安酒を不味そうに飲む。
曰く、ただの儀式に使ってる道具なので贅沢な事を言っては本当の酒飲みに失礼とのこと。
戦闘においては物の優先順位を自由に変えられる『光の処刑』と、
その副産物で『神の肉』に対応した小麦粉をギロチン状にしたものを自由自在に操って戦う。

本人の最終目的は『神聖の国』において争いが起きぬよう、正しく人を導く方法・方向の探究、
つまり『人々を平等に救うこと』だが、
ビアージオと同等かそれ以上に異教徒への侮蔑が激しく、『人間』の区分は非常に狭い。
ローマ正教徒ならば死刑囚すらも見捨てない慈悲深い様子を見せるが、
『光の処刑』の照準調整にはローマ近郊の異教徒に属する子供たちや観光客を使用しており、それを意にも介していない。

C文書を巡るフランス・アビニョンでの戦いで上条達の前に立ちはだかり、一時は圧倒するも、
土御門や五和によって光の処刑の弱点を看破され、上条にそこを突かれて殴り倒された。
幻想殺しについて何かを知っていたようで、
上条の記憶喪失についてもそこから見破った。
その正体を語ろうとした矢先に超音速爆撃機から放たれた地殻破断を受け、
上条の前から姿を消す。
実際には地殻破断は光の処刑を用いて防ぎきり帰還したのだが、
民間人虐殺などの暴走を咎めたアックアの手により粛清された。
遺体はアックアが予告状と共にイギリス清教に送りつけられ、
解析に回されたらしいが、その後の処置は不明。

ちなみに、上条と直接敵対した中で明確に死亡が確認された最初の人物でもある。

【口調】
基本的に敬語で話し、語尾に「~(です)ねー」を多用する。一人称は「私」。
例)「おやおや。やはり至近距離から放たなければ精度がおちるみたいですねー」

【余談】
13巻にて台詞のみ登場した際、語尾が月詠小萌と似ていたことから、
「左方のテッラはロリキャラなのでは?」とスレ内では噂されていた。
その後、14巻の巻頭イラストでこの幻想は見事にぶち殺される事となった。

偽典・超電磁砲では伏見氏に弄られていた。神の右席で唯一通常の魔術を使わなかったり、ヴェントに無能呼ばわりされたりと何かと不憫である。

最終更新:2020年03月05日 22:42