【種別】
施設名

【元ネタ】
ロンドン塔 は、イギリスで政治犯用の監獄・処刑場として使われていた城塞のこと。

【初出】
四巻(処刑塔の七つ道具として登場)
十二巻 (施設名として)

【解説】
英国の首都ロンドンにある、かつて数多の罪人達を幽閉、処刑してきた血と拷問の施設。
現在は観光名所として一般開放され、処刑設備だけでなく英国王室が所有している宝石類も展示されているとか。
しかしこれは表向きであり、表側から決して見ることのできない「死角」では、かつて囚人達を捕らえ、拷問し、処刑した施設群が今なお残っており、
必要悪の教会が持つ魔術師の拘束施設として稼動している。

ロンドン塔関係者は表側の展示領域をジュエルハウス、裏側の拘束施設をホワイトタワー、ここで働く看守をビーフィーターと呼称する。

十四巻時点ではリドヴィアビアージオ
新約八巻ではキャーリサ騎士団長ウィリアムが幽閉されていることが判明している。

新約二十巻では上条もこの施設に連行され、ステイルによる世界最大の魔女狩り組織本式の拷問を受けた。
具体的にはおざなりな紙人形と拷問対象者の精神・感覚を対応させ、紙人形に煙草を押し付けて肉体を焼くというもの。
上条の右足は焼かれ炭化し、さらに下腹部さえも焼け落ちた。
しかしこれは紙人形の状態と感覚のみをリンクさせているだけで、実際に火で焼いているわけではない。
そのため実際の肉体に影響は及ばないため、急激な血圧の変化でショック死する事も敵わない。
曰く「死ぬ以上のダメージを正常な状態で受け続ける地獄。」
だが新約九巻でオティヌスとの無間地獄を経ていたおかげか、酷く憔悴してはいたものの正気を保っていた。

その後オティヌスの助力で脱獄した上条が幻想殺しでいろいろ破壊した結果、ロンドンを覆う最結界が解除され、アレイスターはロンドン侵入に成功した(元からそのつもりで上条を送り込んだ)。

【関連項目】
処刑塔の七つ道具

最終更新:2018年07月19日 16:13