【種別】
人名

【元ネタ】
十四救難聖人の一人、聖ブラシウスのイタリア語読みビアージョ [Biagio] 。
Wikipedia - ブラシウス

【初出】
十一巻

【CV】
若本規夫

【解説】
ローマ正教所属の神父。階級は司教(ビショップ)。
重たく引きずりそうな法衣を纏い、首にはメノラー(数十の十字架を取り付けた四本のネックレス)をかけている。

司教とはルチアアンジェレネといった修道女を軽く千人動かせるほどの地位。
カトリック教会における事実上の最高権力者であり、「使徒(天使)の後継者」とさえ揶揄されると表現すれば、
どれほど高い地位であるかはイメージしていただけるだろうか。
これより高い地位となると、大司教、総大司教、枢機卿、教皇くらいしか存在しない。

戦闘力も高く、十字架が持つ複数の意味を解放する事で様々な力を振るうことが出来る。
自称ではあるが「私の力は聖域に匹敵する」「殺りたければ大聖堂を爆破するつもりで来い」とのこと。

本人曰く「面倒なことは大嫌い」とのことで、
自身はあまり動かず仕事は部下任せ、そのくせ部下の失態や上層部の決定などのしわ寄せを受けると周囲を無能と罵る典型的な小物悪役。
オルソラからは「猜疑でしか動けない」「人が想いで動くということを信じられない」と評された。
実際に上条・天草式の妨害にあい後述の計画が挫折したと知るや否やローマ正教における今後の自身の人生を悲観、
せめて罪人として消される前に上条諸共自爆しよう…と最後まで小物らしい行動をするが失敗に終わった。
殆どの登場人物が方向性はともあれ信念を有する禁書世界では珍しい、生粋の小悪党の敵といえる。

ヴェントから『アドリア海の女王』と『刻限のロザリオ』を用いて、
学園都市、引いては科学サイド全てを破壊・消滅させる計画の遂行を任じられていた。
本人もこの計画を「ローマ正教の悲願」とみなしており、後にはローマ正教にとっての「不純物」すら排除しようと目論んでいた。

十四巻で生存が確認され、リドヴィアと共に処刑塔に幽閉されていた。
神の右席に関して拷問を受けようとも口を割らぬと豪語し、ローマ正教徒であることを貫き通した。

【口調】
普段は高位の聖職者然とした落ち着いた言葉遣いだが、
 「ならばこのビアージオ=ブゾーニが主の敵に引導を渡そう」
一方で予想外の状況に陥って余裕がなくなると下品な発言を始めるあたり、なんとも小物っぽい。
 「背信者があ!!棒切れ一本振り回してイイ気になってんじゃねェーーッッ」

最終更新:2018年08月07日 18:12