【種別】
素材

【元ネタ】
Calculate(計算する)Fortress(要塞)

【初出】
二巻
新約五巻で詳細説明あり

【解説】
第七学区に存在する、『窓のないビル』の装甲板に使用されている素材。
核の直撃にも耐える性能を持ち、
各種薬品・高温低温に対しても対策を施されている。
その堅牢さの正体は単純な硬度ではなく、
一方通行の「ベクトル変換」を再現・応用していることによるもの。
電磁波や紫外線を用いて向かってくる衝撃波のパターンを計測し、
最適な振動を生み出して威力を相殺することで生み出されている。

なお、電力供給に依って動作しているため、動力を奪えば無効化できるが、
『窓のないビル』は独立で電力を賄っているため、停電などの方法では攻略できない。

一方で、素材そのものの硬度はそれほどでもなく、
「最適な振動」を生み出すことが出来なくなれば、
真正面からの爆風でも風穴を空けられると推測されている。
また、「装甲板では逃がしきれない衝撃波」のパターンが分かっていれば、
そのパターンを入力した掘削機等の機材を用いて傷を付けることは可能。
ただし、学園都市製のスパコンを用いた予測演算で算出したデータでも、
完全に誤差を埋めることは出来ず、楽に破壊する事は出来ない。

その堅牢さは伊達ではなく、
地球の自転まで利用してコンクリート製のビル壁を投げつけるという、
超速度・超質量の一方通行渾身の一撃を受けても、僅かな振動が内部に伝わる程度でまったく変化がなかった。
後に上条当麻トールが行ったデータ入力済みの掘削機による破壊作業も、
攻略不能とされた『窓のないビル』に史上初のダメージを与えることには成功したが、
入力したデータの正確性よりも装甲の性能が高かったこともあり、予想外の時間が掛かってしまった。
最終的に、内部に幽閉されていたフロイライン=クロイトゥーネによって破壊された。

最終更新:2018年04月06日 01:40