【種別】
魔術概念

【元ネタ】
Magick(セレマ) - wikipedia
アレイスター・クロウリーの〈テレマ〉における魔術体系。
クロウリーは奇術や古い〈アイオーン〉の魔術と区別するため、スペルに「k」を付け足した。
曰く「魔術(Magick)とは、〈意志〉によって変化する〈科学〉にして〈業〉である」。
ケネス・グラントによると、「k」はクロウリーの体系で重要な11を象徴する文字であり、
それは〈大いなる魔力〉の流れの性質を表現しているという。

【初出】
七巻

【解説】
magick系魔術と呼ばれるアレイスター=クロウリーの魔術体系。
クロウリーの弟子や後継者によるmagick系魔術の対策のために、クロウリー専門の調査機関も存在する。

七巻のステイル=マグヌスの発言から、
「(クロウリーは)娘のリリスが死んだときも顔色一つ変えずにmagickの理論構築を行っていた」
と後世に伝わっていた様子。
もっとも、新約十八巻で判明したクロウリーの原動力からして、これが正確な情報かは疑問が残る。

コロンゾンが使ったmagickであるフレイミングソード(燃える剣)は、
「クロウリーの対応表」における燃える剣の関門を元にしている。

新約二十二巻リバースのあとがきによれば、
アレイスターの死亡まではmagickが作中世界の基幹となる法則だったが、
新約二十二巻リバースを境に薔薇十字(ローゼンクロイツ)が大きく関わる別の法則が基幹となった。

【備考】
元ネタ的には薬物を併用した非日常的な魔術儀式のみならず、
意志〉のもとに行われた全ての意図的な行為もこの体系の魔術儀式となる。
後期GD系魔術師のダイアン・フォーチュンは、クロウリー系の11が〈クリフォト〉の数であり、
初級修練者にとっては陥りやすい「罠」であると警鐘を鳴らしている。


最終更新:2020年01月15日 23:46