【種別】
超能力

【元ネタ】
volcanic ball = 「噴出する球体」

【初出】
とある科学の一方通行第44話
名称の初出は第46話

【解説】
飛緒ゆみ、まみ姉妹が所持する能力。
レベル不明。かつてはどちらも同じ強さだったが、現在はまみの方が強い。

空力使い(エアロハンド)から派生した能力で、空気の流れを球状に閉じ込めて圧縮・強化し、解き放つことができる。
球体は掌からのみ生成できる模様。つまり一度に作れる上限は合わせて2つ。

一見すると単純だが、実際には非常に応用性と出力が高く、
空気を噴射しての高速移動や、細かく噴射することで空を自由に飛行したり、球体を直接当てることで物体を抉り取ったり、球体内部に入ることでの全方位防御など、戦闘においてはかなりの万能性を誇る。
風の量や速度に応じて球体の大きさは変更できるようで、掌サイズから数m規模の球体まで確認されている。
当然球体が大きくなればなるほど、威力は高くなる。

ゆみは両手に秒速2000mにまで内部加速させた巨大な球体を生成し、それを掛け合わせることで莫大な推進力を加えて射出する「エアードリル」という技を編み出しており、高層ビルを何棟にも渡って抉り取る程の破壊力を持つ。

しかし強大な効果を持つ分燃費は悪いらしく、噴出球体を生成できる数には限りがある。
また、噴射での移動は肉体に負荷がかかったり、「エアードリル」は両手を骨折してしまうリスクがあったりと、強力さ相応の反動も見受けられる。

なお、圧縮空気の球体をそのまま引っ張ってきている訳ではなく、
まず流れを固定化した「起点の風」を生み出し、それを作成した「加速球体」の中に入れるというプロセスを踏んで発動している。
前述の回数制限は、起点の風を生み出せなくなることを指している。

そのため回数制限があるといっても、内部に起点の風を含まない「空の球体」を作り出すことは可能で、
そこに制御下における風を取り込めれば噴出球体として機能する。

最終更新:2018年10月24日 00:13