【初出】
とある科学の一方通行29話
【解説】
ローゼンタール家が目標としている存在。
完全な魂魄と完全な肉体を持つ、すなわち神と同等の存在、ケテルを目指すというもの。
通常の魔術で使われる
ゴーレムは「神が土から人間を創造した」という
十字教の伝承を基に人が不完全な意思なき土人形として再現するものだが、こちらのゴレムはただの土人形ではなく、神が作り出した魂を持つ存在、つまり人間を指す。
土で作られた最初の人間であるアダムは、知恵の実を食べたことでエデンの園から追放されたが、これはもう一つの
生命の樹の実を食べることで、
永遠の命を持つ神に等しい存在になることを恐れたからとされる。
そのため人間は死に、あの世に行くというのが十字教、ユダヤ教等の思想だが、初代の
オベド=ローゼンタール(未編集)は人間の死体に擬似魂魄を植え付ける
死霊術を使い、人間の脳を持つゴレムを作成し、単純労働しか出来ないゴレムに高い知性を獲得させた。
そのためローゼンタール家は異端とされ、東洋に追放された。
最終更新:2018年03月12日 12:55