【種別】
魔術理論・魔術

【元ネタ】
Wikipedia-類感呪術

【初出】
新約十七巻
原理自体は一巻から登場している。

【解説】
「形の似たもの同士はお互いに影響し合う」という発想に則った魔術。
自分の体の動きを相手の体の動きとリンクさせ、相手の有り様を自分に再現する手法。
魔術を『感染』と『類感』という大雑把に二つの分類に区切ったときの片割れで、言うなれば究極のごっこ遊び。

魔術業界では基本中の基本のような技術で、作中でもインデックスステイル五和など多く..というよりほぼ全ての魔術師が何らかの形で使用している。
アレイスターレベルの達人にもなると、 動きを完璧にリンクさせ、相手が使用している霊装を再現することすら出来るらしい。

また、逆に相手を自分にリンクさせ、自分の有り様を相手に再現させることも可能であり、
例として「丑の刻参り」や「呪いの人形」などが挙げられている。
どちらも人の形を模したモノ=人の体に影響を与えるという発想がベースになっている。

現実の世界でも広く浸透した考えであり、現代においても
「髪の毛を模した海藻類を食べることで髪が黒くなる」
「お日さまを模したてるてる坊主を吊るすことで本物の太陽を呼び、雨を晴らす」
「人間の脳と似た形の胡桃を摂取すると脳の病に効く」
等々、枚挙に暇がない。

作中でよく使われる偶像の理論は、この理論を言い換えたものである。



最終更新:2018年10月09日 12:02