【初出】
とある科学の一方通行 第2話
【解説】
死者の肉体、魂を操る魔術。使用者の総称は死霊術師(ネクロマンサー)。
エステル=ローゼンタールによると、
脳内の残留思念をキーとして体に疑似魂魄を進入させ、肉体を掌握するもの。
制御下に無い残留思念は「地縛霊」と呼ばれ、下手に触れると非常に危険らしい。
一口に死霊術といっても神話伝承などで方式は様々だが、
ローゼンタール家が使う死霊術はかなり特殊。
ローゼンタール家はもともとカバラのゴレムを研究していた家系で、
完全なるゴレムの作成を悲願としていたが、
その手法を探求する中で死体に疑似魂魄を植え付ける方法を編み出した。
人の脳を使うことで知性を劇的に高めたが、異端として追放され、東洋にたどり着いた経緯を持つ。
東洋に逃げた後も研究を続けていたようで、
四代目当主・
イサク=ローゼンタールが跳尸術(キョンシー)の技術を取り込み、
現在のローゼンタール流とも言うべき術法が確立された。
基本的に疑似魂魄は術者の命に従うが、
仮に暴走・反逆した場合のため「
舜帝の剣」という擬似魂魄を死者から強制的に分離させる
霊装が存在する。
最終更新:2020年02月17日 03:22