【種別】
人名

【初出】
とある科学の超電磁砲第四十話
本編では新約七巻
本名・能力の初出はアストラル・バディ第一話
なお、キャラクターデザインは冬川氏による

【CV】
津田 美波


【解説】

食蜂操祈派閥のナンバー2に位置する少女。
常盤台中学三年生で、実は美琴や食蜂よりも年上。大能力者(レベル4)

とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ』では主人公を務め、同作品一話にて本名・能力が明らかになった。

【人物】

縦ロールに巻いたプラチナブロンドの長髪が特徴。
アニメでは髪が紫色に近く描かれているが、これは各メディアごとに「プラチナブロンド」の解釈が異なっているため( 出典 )。

食蜂に対しては年下であるにもかかわらず「女王」と呼ぶなど完全に心酔しており、
自由奔放・放任主義な食蜂に代わって、実質的には帆風や口囃子ら主要メンバーが派閥を管理・運営している。
そのため食蜂本人よりも派閥の面々と接する機会が多く、食蜂より彼女の方を慕う者もいる。

淑やかで上品な立ち振る舞いの典型的なお嬢様だが、やや天然な面もある。
箱入り育ちのためか今時珍しいくらい純情で、BLAUの語っていた「あっち方面」の知識を理解できていない様子を見せた。
同様に恋愛にも疎く、同性から恋愛感情を向けられた際、それを理解するまでに長い時間を必要とした。
帆風本人は食蜂に心酔しているが、それは純粋な敬慕からくるもので、特に同性愛者というわけではない。

食蜂に「100パーセント私欲のために操るから、駒になる覚悟のある者だけ来い」と言われた時も、
その他多数のメンバーと共に平然とやってくるなど、その忠誠心は凄まじい。
メイドとして食蜂にこきつかわれる夢を「良い夢」と感じているなど、少々M気質な面もある。
なお食蜂にしょっちゅう記憶を改竄されているようだが、本人は全く気付いていない。

その一方で食蜂の食べ過ぎを諌めるなど派閥のなかでは彼女に意見できる数少ない人物でもあるが、
注意された腹いせに食蜂に大食いチャレンジさせられる(本人に記憶はない)ことがあり、
食事制限をしているのになぜか体重が増えることを気にしている。
(ただし食蜂としては彼女がどれだけ食べさせても細いままなのを気にしての善意の行動のつもりであり、
体重が増える件は「おっぱいに全部栄養が行ってるのかしら?」と述べている。
やり過ぎなことに変わりはないが)

実は重度のゲコラーで、美琴と同じラヴリーミトンの携帯(ピョン子モデル)を使用。
美琴とゲコ太トークで盛り上がれるだけでなく、
ご当地シリーズに対してリスペクトが足りないと批判したり、
Mフェス限定版を観賞用と保存用に2個確保するためPCで3時間粘る、
ハンディアンテナサービスの契約特典ストラップ情報についてもいち早く美琴に相談に行くなど、かなり濃いファンである。
そのため美琴がゲコラーであることに以前から気づいており、
同好の士ゆえか食蜂派閥のなかでも特に美琴に友好的。
たびたび美琴と食蜂の親睦を深めようとして場を設けているが、毎度アクシデントが発生しうまくいっていない。

食蜂同様、才人工房に在籍していた過去がある。
異能力者(レベル2)からわずか二か月で大能力者(レベル4)に成長し、「出力だけなら超能力者(レベル5)級」とまで称されたものの、
無茶な能力開発によって脳血管が異常拡張され、慢性的な群発頭痛と能力暴走の危険に24時間苦しみ続けていた。
見かねた食蜂に能力で頭痛を和らげてもらったことがあるが、
当時の帆風は食蜂のことを知らなかったため、中学入学以前に食蜂と接点を持っていたことに今も気づいていない。

現在はお互い「女王」「帆風」と呼び合っている帆風と食蜂だが、
食蜂派閥が立ち上がる以前は、「操祈さん」「潤子さん」と名前で呼び合っていた。

【能力・スキル】

能力は大能力(レベル4)の『天衣装着』で、
自身の体細胞中の電気信号を操作し、筋力やスピード・五感・動体視力などの身体能力を劇的に向上させる。

この能力を最大限生かすために、書物や動画で武術やヨガなどを学んでいる。
書物で得た武術の知識を活かせるのか?と思うかもしれないが、そこは高位能力者なだけあって、
高い演算からくる優秀な頭脳と本人の持つ天性の運動センスにより、学びを現実に反映させる高い実現力を持っている。

武術書だけでなくマンガも幅広く読んでおり、少女マンガ風な絵を描くのが上手い。
愛読書は『エースをねらえ!』らしい。

【余談】

春先までは縦ロールではなく二つに分けた三つ編みだったが、毛先を整えるために入った坂島道端の美容院で縦ロールにされてしまった。
(坂島は縦ロールという髪型に凝っていた時期があり、その時に来店したと思われる。)
帆風はすぐに元に戻すつもりだったが、美容院の帰りに食蜂に髪を褒められた
(実際は「愉快力の高いヘアスタイル」と面白がられただけ)ためそのままにする事にしたらしい。

本名が判明するまでは、その特徴的な髪型から「縦ロール」と非公式に通称されていた。
禁書関連の二次創作や掲示板などで「縦ロール」と呼ばれているキャラクターがいたら、それは帆風のことを指していると考えてよい。
アニメ『超電磁砲S』でのエンドクレジットでも「縦ロール」と表記されている。
(『アストラル・バディ』連載後に放送されたアニメ第三期『超電磁砲T』では帆風潤子表記)。

初登場時、初めて描写された「食蜂派閥」の一段の中で、中央付近に目立つ形で描かれていたため、
「こいつが心理掌握か?」と一部読者に思わせた。
元々、あえて「こいつが心理掌握か?」とミスリードさせることを狙ったデザインをされたようである( 出典 )。

最終更新:2024年01月15日 11:32