【種別】
技術

【初出】
新約十六巻

【解説】
大熱波に襲われる学園都市で生み出された移動方法。
エレメント』の襲来と猛暑によるコンクリートの過熱で通常の道を通ることができなくなった結果、
ビルの屋上を飛び交うように渡る方法が考案された。

その実態はワイヤー式の滑り台。
様々な太さのワイヤーをビルからビルへとピンと張り、
そこにガレージで大型の工具を吊るす太いS字の金具を少し折り曲げてから、
ローラースケートやスケボーなどの小さな車輪のホイールを取り付けた『滑車』をかけて、
ぶら下がる格好でワイヤー伝いに下り道を一直線に滑り降りる。
ハンドメイドのために安全基準も何もなく、命の保証もない。
だが、それでも不安定な脚立を使ったり棒高跳びに挑戦するよりは安心できる、ということで採用されている。

しかし、行き交いがないところには当然ワイヤーが架かっていないし、
素材が乏しければ高品位のワイヤーが用意できず、最悪移動中にワイヤーが断裂して空中に放り出される可能性も付きまとう。
実際に上条当麻達が利用したワイヤーは移動中に断裂し、
上条と吹寄制理は路上に落下した上、『エレメント』に襲撃されることになった。

最終更新:2016年09月06日 23:52