【初出】
新約十四巻
一般に知られる
『黄金』系タロットは神の子の誕生から処刑、復活までを描く事で、
その力の一端を引き出そうとする意味合いが強く、
タロットの「愚者」から「宇宙」までの大アルカナ22枚は
セフィロトの樹を繋ぐ22本のパスと同期していて、
人の身で神の領域に踏み込む術を獲得しようとする意味を持つ。
つまりあくまで、これらは
十字教で説明できる範囲内の奇跡であるという。
しかし、トートタロットは同じ樹を基盤にしながら少し事情が違う。
こちらは十字教の誕生からその壊滅、(つまりハルマゲドンの到来)
そして
十字教壊滅後に現れる『次なる時代』の謳歌までを記した特殊な配列らしい。
つまりは神の領域に届くのではなく、神の領域たる『閉塞した天井』を破壊し、
さらにその上のステージへ人間を押し上げるためのカードセットであるという。
ネフテュス曰く「教皇庁からすれば恐るべき不遜といった所」との事。
【備考】
「人の身で神の領域」「さらにその上のステージへ人間を押し上げる」などなど、
学園都市の
SYSTEMや
神上を彷彿とさせるものがある。
最終更新:2018年10月13日 17:51