【種別】
人名(通称)・幽霊

【初出】
新約十五巻
名字は新約十七巻

【解説】
上里勢力後衛担当。ネットを介した群集心理の操作を得意とする。
人工霧発生装置で浮かぶ白装束の幽霊少女。額の三角布をハート型に切り込んである。
自分の名前や死因を思い出せない地縛霊であり、御霊冥亜という名前も本名ではない。
まともに立つと自分の足元が見えなくなるほどの長身と胸なので、普段は猫背。
府蘭の目視確認によれば、下着は付けていないらしい。

幽霊の為食事や睡眠は必要ないが、匂いで存在を維持する為に、野菜や果実を常食している。
また、彼女に「触れた感覚」も感じ取れるらしい。
パソコンに触れられることから分かる通り、幽霊でありながら現世に物理的に干渉できる。

人間が幽霊を見るメカニズムには諸説あるが、一説には低周波や匂い等の、明確には意識できない知覚情報が脳に与える作用だという。
冥亞の周囲に浮かぶヒトダマのような発光の正体は『香炉』と呼ばれる小型ドローンであり、ここから匂い等を発して生前の姿や自我を維持している。
また、飲食物によって体臭を調整するのにも同様の効果がある。
生前の記憶はだいぶ薄れており、不安だったところに上里に優しくされ、慕うようになった。

匂いの配合を変化させれば巨大化も可能。
この状態のときは『香炉』を必要としない半永久機関と化し、
彼女に対するあらゆる干渉を無効化して一方的に攻撃できるほぼ無敵状態となる。
ただしあくまで「匂い」を調整して維持しているため、
大量の匂い成分をぶつけられて匂いの配分を乱されると解除されてしまう。

ビルを砕きながら上条ら一行を追うが、
至近で香料工場の壁を破壊する攻撃で匂いの配合を乱され、倒された。


最終更新:2018年11月27日 21:19