【種別】
人名(通称)


【初出】
新約 とある魔術の禁書目録SS
(rainbow spectrum:notes 灰村キヨタカ画集2収録)

【解説】
「セクメトの巫女」と呼ばれるエジプトの魔術師。故人。
厳しい人ではあったが、幼い子供の鳴き声を聞いてしまうと、
損得を放り出して戦場へ向かってしまうような人物。
いつものように戦場に向かい、誰にもその思いを語らず死亡したという。

同じくエジプトの魔術師であるリープからは姉のように慕われていた。
リープからの憧れには気付いていたが、
自身をそのような感情を受けるような価値のある人間ではないと考えており、
弟子を取るようなことをしなかった。
そういった経緯から、付き合いのあったリープ以外に実際の彼女を知る者は少なく、
記録に残された「セクメト」は、無慈悲で冷酷な流血と殺戮の女神そのものとしか思われていない。

リープは残された彼女の人物像に納得がいかず、
望まないと分かっていてもその歩んだ道や思いを知りたいと願い、
インデックスに『死者の書』を組み上げさせる事で目的を果たそうとした。
インデックスが組み上げた『死者の書』によれば、
リープが自分とは違う「バステトの巫女」としての力を得た事を喜んでおり、
血まみれの道を辿ることしかできなかった自分をすでに超えている、と祝福していた。

最終更新:2017年09月14日 23:02