【種別】
人名
【初出】
新約 とある魔術の禁書目録SS
(rainbow spectrum:notes 灰村キヨタカ画集2収録)
【解説】
『
死者の書』を求めて
インデックスを襲撃した、
「バテストの巫女」と呼ばれるエジプトの
魔術師。
インデックスと似た年頃の浅黒い肌に長い黒髪の少女。
丈の長さだけで言えば足首近くまであるのに、
あまりにも生地が薄すぎるせいで全身が丸ごと透けてしまいそうな、
ピンク色のキャミソールのワンピースを着用し、
その上からシルエット全体を覆って隠すフード付きの黒マントを羽織る。
信仰する神の特徴から意匠された、
縦に裂けた奇妙な瞳孔と、フードの頭部から伸びる猫の耳が印象的。
インデックスに必要な情報を読み取らせ、脳内で『死者の書』を組み上げさせることで、
既に亡くなった
セクメトと呼ばれた姉のような魔術師の記憶・記録を得ようとしていた。
『死者の書』は
スフィンクスの目を通して盗み見ようとしていたが、
インデックスに看破されて失敗し、姿を現す。
戦闘においては自己トランスによる意識の覚醒を用い、
肉体を一時的に変質させて獅子の膂力を得る事で近接戦闘を行う。
爪も獣のように変質し、人間を超えた速度での戦闘を可能にする。
なお、この時は「セクメトの巫女」を名乗っていたため獅子の膂力とされているが、
本来は「バステトの巫女」であるため、実際には獅子ではなく猫の力と思われる。
スフィンクスの視線を盗む力もバステト由来のもので、
インデックスには「バステトの巫女」であることを見破られている。
強硬手段でインデックスの頭の中の『死者の書』を奪おうと襲いかかるが、
インデックスに虚を突かれて術式の制御に失敗して敗北。
戦闘には敗れたが、インデックスが脳内で組み上げた『死者の書』に記されたセクメトの思いを語り聞かせ、
納得を得て意識を失った。
なお、インデックスは事件があった事を
上条当麻に語らなかったため、
彼女の襲撃事件の存在を知るのはインデックスただ一人となった。
最終更新:2015年12月10日 01:12