【種別】
人名

【初出】
新約十三巻

【解説】
とある中高一貫校(名称は不明)の中等部に在籍する女子中学生。
僧正が倒壊させたビルの中で父が設計した金庫の扉が壊れ、母がプロジェクトに関わっている液体ダイヤが盗まれる寸前だと気づき、
両親の経歴の汚点になるのを恐れ、液体ダイヤを守りながら乾山ら三人組から逃走劇を繰り広げる。

秋川は気づいていないが、この液体ダイヤは僧正による被害者数を制御するために木原脳幹(きはらのうかん)が用意したカバーストーリーである。
秋川の母が液体ダイヤに執着していないのはその事に薄々気づいていたからとも解釈できる描写になっている。

乾山らに迫られ液体ダイヤが奪われたと思った矢先、幸運にも僧正と鬼ごっこを繰り広げていた上条美琴がアクロバイクで近くを通過。
騒ぎに便乗した連中から秋川を守るため、アクロバイクに乗ったまま突撃。
便乗犯はアクロバイクに続けて僧正にも轢かれて吹き飛ばされ、秋川は事無きを得た。
事情を全く知らない彼女が抱いたのは、
パワフルなおじいちゃんに助けてもらっちゃった」と、色々とねじ曲がった感想だった。

新約十五巻で再登場。
僧正の一件で学舎が半壊したとある高校から来た生徒達と交流する。
昼食をとっていた上条・上里ビクビクウサギが会話をしていた際に、
ビクビクウサギの泣き言に呼応するように現れた。
自身を救ってもらった上条を見るとすぐに「覚えて、ますか?」と問いかけたが、
上条はその事を覚えておらず「誰だっけ?」と返されてうなだれることになった。

生徒会ではビクビクウサギの代理として活動することが多い。
が、その代理の範囲が広すぎるために実際は彼女がほとんど生徒会を運営するまでになっている。
上条・上里二人は「異能バトルモノでは地味だが現実に居れば濃すぎる」と秋川に軽い驚嘆を抱いた。
秋川がいないと昼のお弁当1つも満足に食べられなかったりと、事実上ビクビクウサギを支配している。

上条・上里が去鳴を巡り衝突した日、放課後の焼却炉で彼女にブラフをはった。
それにより元々感じていた違和感を決定的なものと再確認するも、その脅威の格の違いを認識し逃走する。
脅威に対抗できる人材として上条と去鳴と接触。
二人から青髪ピアスらが本物のビクビクウサギが閉じ込められているかもしれない焼却炉を使おうとしていると、三人は焼却炉に急行した。
しかし去鳴が焼却炉を破壊したもののその中には誰もいなかった。

その後現れた上里達にこの行為の真意を問い詰めるも、そこで上里らの意見に食い違いがあることに気づいて共に状況を整理。
生徒会長は偽物だが上里達は手を出してはいない。なら、一体生徒会長に成り済ましているのはだれなのか?という問題に突き当たる。

そしてその直後にビクビクウサギに成り済ましていたモノが上里の右手を切断。
例え偽物だと確信していても、自分にとって大切な人が知り合いの右手を切断するシーンはショックは大きく、上条らの戦いを目視できず失神した。

新約十六巻では本物のビクビクウサギが戻ってきたことでショックから回復し、大熱波の混乱をメガネやビクビクウサギ、上条らの高校生らと共に立ち向かった。
冬のプールの耐性菌を相手に四苦八苦する生徒会の話を聞いても「試している内容は素人に毛の生えた程度」と言い切っており、
捨てる時はバッサリ捨てるという印象を上条に与えた。
生徒会室での話し合いや深夜の出撃前の会話など、上条と生徒会、ひいてはとある中高一貫校を結び付ける貴重なパイプとなっている。


最終更新:2020年04月22日 09:36