【種別】
魔術

【初出】
新約十二巻

【解説】
真の『グレムリン』の一柱、ブードゥのゾンビが生み出した術式。
隠世』を破壊され、現世で行動せざるを得なくなった『魔神』達のために用意された。

あまりに大きすぎて世界を壊してしまう『魔神』の力を無限に等分することで、
意図して弱体化を促し、世界が許容可能なギリギリのレベルに自己を留めるための術式。
言わば、魔神達が手足を振り回しても世界が壊れないようにするためのもの。
これによって魔神達は無限の力を失うが、
「現世を壊さないギリギリに制限した力を無限に持つ」状態に変容する。
彼らを完全に殺すには永遠に等しい戦闘を繰り返す必要があり、実質的には不死の状態は維持されるため、
弱体化とは名ばかりで『魔神』としての強大な力はほとんど揺らいでいない。
ただし、魔神の象徴である位相操作の力はこの術式を適用すると失われるようだ(ネフテュスを除く)。

ゾンビの他、僧正ネフテュス娘々ら全ての魔神達がこの術式を用い、
学園都市へ降り立つこととなった。
術式が体に馴染むまでアレイスター=クロウリーサンジェルマンの行動を傍観していたが、
行動を始めようとしたところにアレイスターが現れる。
先日の邂逅からアレイスターを完全に見下していた魔神達に対して、
アレイスターは木原脳幹によってゾンビを撃破させ、『鏡合わせの分割』を解析しており、
油断しきっていた僧正ら魔神達はこの術式を逆利用され、
改変したパラメータを埋め込まれたために可殺状態に追い込まれてしまった。


最終更新:2018年05月23日 21:32