【種別】
霊装

【元ネタ】
作中の説明によれば、アーサー王に関する珍説の一つ。
「盾」の元ネタはプリトウェン(Prytwen)の盾か?
なお、アーサー王伝説に関する初期の文献『ブリタニア列王史』には
「ユーサー・ペンドラゴンと王妃イグレインにはアーサーの他に『アンナ』という娘がいて、
後にロット王と結婚しガウェインとモードレッドを産んだ」という旨の記述がある。
後の文献ではアンナの名前は消えて存在自体がなかったことになっており、
現在ではロット王の妻はモルゴースであるというのがメジャーな伝説である。

【初出】
新約十二巻

【解説】
聖剣エクスカリバーとセットで存在していたとされる霊装。
伝説の中にも登場しないので正式名称は無く、アーサー王の双子の妹(とされる)アンの名前が仮称となっている。

エクスカリバーを覇権や領土拡大といった能動的な国家運営の象徴とするならば、こちらは領土防衛といった受動的な国家運営の象徴。
かざすだけで最大200万人の敵を材質を問わずにストロー大の極小の光で射抜く、究極の防御用霊装。
幻想殺しをも処理落ちで削り殺すことが可能。
エクスカリバーと同じく特定の遺伝情報に反応してセーフティーが解除される仕組みになっており、その遺伝子の持ち主が藍花である。

....というのは嘘で、サンジェルマンが「論理の可逆」を利用し、それっぽく見えるように作った紛い物。
しかし何らかの魔術効果はあり、能力開発を受けた人間が使えば競合現象でダメージを受ける(最悪その場で死ぬ可能性もある)のは確実である。
上条の眼前で藍花を害し「上条当麻の性質」を歪めるのが目的だったが、藍花が盾を捨てたので計画は失敗した。


最終更新:2020年01月07日 20:24