運搬着(パワーリフター) - とある魔術の禁書目録 Index

【種別】
特殊重機

【初出】
新約十二巻

【解説】
人型に近づけることで動作の自由度を高めた特殊重機。
民生品ではあるがマイナーな存在で、学園都市内でもほとんど普及していない。
金属製の大きなリュックと、そこから伸びる巨腕、姿勢制御用のひとまわり小さな脚部で構成されており、
腕は脚に比べて極端に大きく、だらりと伸ばすと地面につきそうになるほど。
軍用の駆動鎧(パワードスーツ)と違って全身を装甲板で覆ったりしていないのは、
合理性というよりは民生品のレギュレーションの問題と思われる。
操作はケーブルで繋がった左右二本の有線操縦桿と、
脚部と連結する足裏の先で踏み込むフットペダルが主格であり、
こういったところもアナクロで『乗り物』といった印象を与えている。
なお、手はもちろんのこと脚先でも物を掴むことが可能。

機体情報等の表示にAUD方式を採用することでモニターを搭載せず省スペース化しているが、
AUDに用いる冷風・温風の関係で装着者が目の乾きに悩まされる点にはあまり配慮されていない。
この辺が「しょせん試作品」と言われる所以である。

テレビオービットへの荷物搬送の依頼を受けたステファニー＝ゴージャスパレスが用意し、
浜面仕上とともに向かったダイヤノイドで利用された。
その際にサンジェルマンによるダイヤノイド襲撃事件に巻き込まれたため、
ステファニー・浜面によってそのまま運用された。
ステファニー機は滝壺理后達を庇った際にダメージを受けて動作不良に陥ったが、
内部のパーツからPDW(携行式防衛火器)を取り出した上で乗り捨てられている。

なお、浜面機には『ドラゴンライダー』の制御ソフトであった『アネリ』が移植されており、
詰め込みで操縦方法を覚えさせられた浜面をフォローしている。

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